ノーザンテリトリー、リッチフィールド国立公園、フローレンス滝 © Liam Neal
予算を抑えてオーストラリア旅行を楽しむ
オーストラリアは地域によって風景や街の様子が大きく異なるので、気になる場所に自由に行ってみましょう。このページでは、予算を抑えてオーストラリア旅行を楽しむためのヒントをご紹介します。
オーストラリア国内の移動
赤い砂の砂漠から緑が生い茂る太古の熱帯雨林まで、オーストラリアには想像を絶する大スケールの風景が広がっています。滞在中は、ぜひ複数の場所に足を延ばしてみましょう。オーストラリア国内の格安航空会社にはボンザ(Bonza)とジェットスター(Jetstar)があり、早朝や深夜の便は運賃が比較的低めです。また、ワットイフ(Wotif)などのウェブサイトからレンタカーを予約すれば、ロードトリップにいつでも出発できます。自分で運転しなくても、電車やバスといった移動手段を利用して、さまざまな都市や地方部の町に低予算で行くことができます。主要都市では、新鮮な空気を胸いっぱいに吸いながら観光を楽しめるレンタサイクルが無料または格安で利用できることがあるので、忘れずにチェックしましょう。また、市中心部では公共交通機関を無料で利用できる都市もあります。
アドバイス
ワーキングホリデー・ビザを申請して、オーストラリアで働いて収入を得ながら長期滞在を楽しみましょう。
宿泊施設
オーストラリアにはラグジュアリーなロッジやグランピング型の宿泊施設が多数ありますが、低予算で利用できる快適な宿泊施設も十分にあります。オーストラリアのホステルは、割安で楽しい雰囲気に溢れた宿泊施設です。便利な立地にあるので、出費を抑えながら見どころを巡るのに最適なオプションです。また、滞在中に他の旅行客と仲良くなれるチャンスもあります。また、オーストラリアには大自然の絶景が望める見どころが各地にあるので、キャンプも一案です。キャンプ場の多くでは、満天の星空を眺められるといえども屋外で寝ることに不安がある方のために、設備が整ったキャビンも用意されています。
食事とドリンク
オーストラリアの主要都市には、メルボルンのクイーン・ビクトリア・マーケット(Queen Victoria Market)など、日常的に営業している素晴らしいフードマーケットが数多くあります。また、ファーマーズマーケットも都市部と地方部の両方で多数開催されており、美味しいグルメをリーズナブルな価格で楽しめます。さらに、アデレードのタイ料理やキャンベラのパブメニューなど、主要都市には手頃な価格で外食できる場所がたくさんあります。ディナーを外食する際には、レストランに自分で買ったワインボトルを持参(BYO)できるかどうか確認しましょう。ボトル持ち込み可であれば、ドリンク代を抑えられます。また、ビーチ周辺の公園には無料または小銭で利用できるバーベキュースタンドがあるので、このような設備を利用して自分で調理を楽しみながら、オーストラリアのアウトドアライフを満喫しましょう。
観光
オーストラリアは、都市からアウトバックまで無料で楽しめる見どころに溢れています。国内各地にある美しいビーチは、無料で立ち入ることができます。ビーチの多くでは、夏季(12月~2月)に専門のライフセーバーがパトロールしてくれます。また、主要都市の多くでは市内を徒歩で巡る無料のウォーキングツアーが開催されているので、ぜひ申し込みましょう。ツアー以外にもオーストラリアには全国各地に遊歩道や海沿いのウォーキングコースがあるので、自分で探して自由に行ってみましょう。さらに、オーストラリアでは芸術鑑賞も格安で楽しめます。イノベーションを凝らしたアウトドアのギャラリーに足を運んでみましょう。また、国内各地の主要なアートギャラリーでの常設展はすべて無料です。
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一人旅のヒント
野生動物
オーストラリアでは、カンガルーやコアラ、イルカ、クジラなど非常に多様な野生動物に出会えます。また、入場は有料ですが素晴らしい動物園や水族館が各地にあり、世界中の動物が飼育されているシドニーのタロンガ動物園などは非常に人気のスポットです。一方、自然の中を探索すれば、ひょっとしたらオーストラリアの野生動物に出会えるかもしれません。笑顔がキュートなクオッカに出会える公園があるロットネスト島(Rottnest Island)、タスマニアン・デビル(タジー・デビル)が生息するタスマニア州にも、ぜひ足を延ばしてみましょう。また、グレート・バリア・リーフの美しい海でダイビングすれば、彩鮮やかな海洋生物を目にすることができます。
イベント
オーストラリアでは、年間を通して各地でさまざまなフェスティバルやイベントが開催されており、無料で参加・入場できるものもあります。アデレードでは毎年、アデレード・フリンジ(Adelaide Fringe)というフェスティバルが開催されています。このフェスティバルでは、ライブ演奏やコメディーショー、演劇などを無料で楽しめます。また、毎年冬にシドニーの街中が美しくライトアップされるビビッド・シドニー(Vivid Sydney)も必見のイベントです。イベント期間中はハーバー・シティが虹色にライトアップされ、街中にアート・インスタレーションが展示されます。さらに、美しい花が会場中に咲き乱れるキャンベラのフロリアード(Floriade)も、毎年恒例の人気イベントです。
追加のヒント
最後に、オーストラリア旅行で実践できる節約のヒントをもう少し紹介します。まず、オーストラリアでは、チップは必ずしも支払う必要はありません。大人数の団体で利用する場合を除き、施設でサービス料が課金されることは滅多にありません。次に、旅先で無料Wi-Fiを使用する必要が生じた場合は、博物館やショッピングセンター、電車の駅、飲食店などに行ってみましょう。これらの場所では大抵、無料でWi-Fiを使えます。さらに、公共交通機関を利用する方は、オーストラリアの主要都市では乗車の度に購入するチケットが廃止されており、再利用可能なカード(シドニーのオパールカード(Opal Card)など)しか使用できない点に注意してください
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