サラマンカ・プレース、ホバート

サラマンカ・マーケット(Salamanca Market)、サラマンカ・プレース(Salamanca Place)、ホバート(Hobart)、タスマニア州。

サラマンカ・プレース、ホバート

ホバートに行ったら、サリバンズ・コーブ(Sullivans Cove)にあるサラマンカ・プレース(Salamanca Place)に行くのを忘れないようにしてください。この街のウォーターフロントの中心地で、最もにぎやかスポットです。1830年代は典型的な産業の街でしたが、石畳みの広場は今日では食事やショッピングを楽しみ、アートや音楽を鑑賞する人気の場所になっています。ギャラリーをめぐったり、パラソルの陰でくつろいだり。サラマンカ・マーケット(Salamanca Markets)でタスマニア産の良質な工芸品を買ったり、サラマンカ・アート・センター(Salamanca Arts Centre)の中庭で音楽に合わせて踊ることもできます。

この街の魅力の一端は文化だけでなく、豊かな歴史にもあります。サラマンカ・プレースに並ぶ典型的なジョージア王朝様式の倉庫は1830年代に穀物や羊毛、鯨油、輸入品などを貯蔵するために建てられたもので、現在は改装されて、ギャラリーや劇場、カフェ、バー、レストランなどに生まれ変わっています。宝飾品や服、小物を売っているブティックを見てまわったり、地下にある書店で本を探したりしてみてください。かつて船乗りや捕鯨船員、人夫たちが重い体をひきずりながらくぐった石造りのアーチを見上げながら、食事やお茶を楽しむことだってできます。

また、サラマンカ・アート・センターも必見の場所です。7軒の古い倉庫の中に、ギャラリーやアート・スペースがひしめきあっています。人気のピーコック・シアター(Peacock Theatre)で劇を観賞したり、地元の画家が自分のアトリエで制作にいそしむのを眺めたり、展示会をのぞいたりしましょう。中庭では毎週金曜の夜になると、ジプシー音楽やモダン・ジャズ、スイング・ジャズの音が響き渡ります。にぎやかな夜のひとときを心ゆくまで楽しんでください。一年を通じてどんな季節でも楽しめます。

さらに毎週土曜日になると、誰もが楽しみにしているホバートの名物サラマンカ・マーケットが開かれ、海辺の広場はひと際にぎわいを増します。地元のガラス職人や陶芸家、木工作家、画家が作る世界にひとつだけの作品を買ったり、弦楽四重奏団の路上演奏に耳を傾けたり、農家の人から有機栽培のリンゴの話を聞いたりしてください。タスマニア産の新鮮な食材や興味深い美術工芸品、さらにはすばらしいデザインの服、アンティーク、ちょっとしたがらくたまで、あらゆるものが売られています。居心地のよいざわめきの中に溶け込んで買い物を楽しむことも、背の高いプラタナスの木の陰で市場に集まった人たちの様子を眺めることもできます。

歴史を感じさせるサラマンカ・プレースのすぐ裏には、現代的な装いのサラマンカ・スクエア(Salamanca Square)があります。まずは噴水のそばに腰を下ろして、道行く人々を眺めてください。もちろんカフェでゆっくりとくつろいだり、ファッション・ブティックを見てまわったり、食材を安売りする店で地元産のおいしいチーズを買うこともできます。広場の中央にある手入れの行き届いた芝生は、ゆっくりとランチを楽しんだあと、腰をおろしてのんびり過ごすのにぴったりの場所です。

サラマンカ・プレースからは、隣接する埠頭の方まで歩いて行くことができます。かつてイギリスから連れて来られた囚人たちがよろめきながら上陸し、捕鯨船員たちが荷車を引いて通った場所です。桟橋の周囲には今ではシーフード・レストランが立ち並び、ヨットや漁船が波に揺れています。コンスティテューション・ドック(Constitution Dock)には巨大な豪華客船が停泊していることがあり、12月ならシドニー・トゥー・ホバート・ヨット・レースで先頭を切ってゴールインする日焼けした海の男たちを応援することもできます。

歴史ゆかしいウォーターフロントは、テイスト・オブ・タスマニア・フェスティバル(Taste of Tasmania Festival)の会場でもあります。タスマニア産の料理とワインを楽しみながら新年を祝う、一週間のイベントです。獲れたてのオイスターやみずみずしいサーモンを味わったり、地元産のワインで喉を潤したり、サリバンズ・コーブ上空に打ち上がる新年の花火を眺めたりしてください。

こんな楽しみがすべて味わえるのが、ここサラマンカ・プレース。ホバートの人々の情熱が脈打つ場所です。

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