クーリー・クラシック、クーランガッタ・オーシャン・スイム

クーリー・クラシック、クーランガッタ・オーシャン・スイム

太陽と波、砂、そしてスポーツ。会場となるクーランガッタ・オーシャン・スイムには、オーストラリアのビーチ・カルチャーのトレードマークともいえるこれらすべての要素がひとつ残らず備わっています。海中水泳大会はオーストラリアの各地で開催されますが、4月に開催されるこの「クーリー・クラシック」ほど有名な大会はありません。選手や観客たちは厳しいコースとビーチのお祭りの雰囲気を求めて、ゴールド・コーストに集まってきます。オーストラリアの鉄人たちに混じって2.5キロの水泳を楽しむのも、初心者用の最も短いコースを試してみるのも、あるいはビーチで応援するのでもいいでしょう。レースのあとはゴールド・コーストの街が待っています。陽光が降り注ぐビーチに寝転がったり、サーフィンの講習を受けたり、周辺のアボリジニの文化を探索しに出かけたり。ホエールウォッチング、島めぐり、多雨林に覆われた内陸部の探索も楽しめます。

レースは伝説のサーフィン・スポット、スナッパーズ・ロックス・スーパーバンク(Snapper Rocks Superbank)のあるレインボー・ビーチ(Rainbow Beach)から出発します。ここの波はサーファーのあこがれの的で、世界最長の波が来ることで知られます。海中水泳をする選手たちにとっては、うねりがどこまでも続き、泳ぐのが本当に大変な場所です。全長2.5キロのコースは最後、2回の大きな波の砕ける場所を横切ってから、キラ・ビーチ(Kirra Beach)でゴールを迎えます。そこまでは泳げそうもない、という人には年少者や初心者向けの500メートルのコースもあります。

競泳選手を横目に果敢に波に挑むのも、他の観衆といっしょにビーチから、日頃、体を鍛え上げている選手たちに声援を送るのもいいでしょう。レインボー・ビーチでスタートの号砲を聞き、キラ・ビーチでゴール前の最後の力をふりしぼる選手たちを眺めたりしてください。どんな方法でも、このオーストラリアらしいビーチ上のイベントならではの一体感を感じることができるはずです。プロの競泳選手や年配者、子どもたちに混じって、なんとアイスクリーム売りまで参加するほど!年齢や経験を問わず、すべての参加者がみな、スポーツマインドを持った大らかなオーストラリアン・スピリッツの体現者なのです。

こんな陽光あふれる夢のようなビーチへ来れば、誰もが次第に積極的になっていきます。ここにはサーフィンには、うってつけのビーチがたくさんあります。レインボー・ビーチやカランビン・アレイ(Currumbin Alley)、バーレー・ヘッズ(Burleigh Heads)でプロのサーファーたちに混じってパワフルな波にチャンレンジしてください。  スピット・ビーチ(Spit Beach)やグリーンマウント・ビーチ(Greenmount Beach)ではサーフィンの講習を受けるのもいいでしょう。どちらのビーチも波が比較的小さく、安定しています。キラ、マーメイド、クーランガッタの波静かな海で泳ぐのもいいでしょう。メイン・ビーチ沖に沈む難破船スコティッシュ・プリンス号(Scottish Prince)周辺でシュノーケリングを楽しんだり、トロピカルな魚たちとたわむれることもできます。さらにゴールド・コースト沖に潜ってアジやウミガメと出会ったり、クーランガッタ発のホエールウォッチング・クルーズに参加したりすることもできます。

沖合いすぐにあるサウス・ストラドブローク島(South Stradbroke Island)は、ブッシュウォーキングやシーカヤック、ロッククライミング、ウィンドサーフィン、ビーチ・フィッシングの拠点にうってつけです。波の来ないビーチでくつろいだり、雨林に囲まれた長さ20キロのビーチで、気に入った波のくる場所を選んでサーフィンを楽しんだりすることができます。また、島には160種もの野鳥、35種もの蝶、ゴールデン・スウォンプ・ワラビーなど、多くの固有の野生動物が生息。滞在を延ばしたいという方には、キャンプ場や自炊設備付きコンドミニアム、受賞歴のある2軒のリゾートなどがそろっています。島にはフェリーか水上タクシーで渡ることができます。

アボリジニの案内で行くカヤック・ツアーに参加すると、この島の自然や文化をより深く知ることができます。 イルカやアカエイ、爬虫類、ワラビー、野鳥、カラフルな亜熱帯の魚たちを眺めながら、カヤックをこぎ進めましょう。またアボリジニの文化を通じて、大地や海とのつながりを深めることも貴重です。サウス・ストラドブローク島で休憩して、彼らの伝統漁法やアボリジニの食材を取り入れたランチを楽しむこともできます。ガイドと一緒にはるか昔から続く自然界の食材、ブッシュ・タッカーの採集方法を教わりながら、彼らの精神性を伝えるドリームタイムの物語に耳を傾けるのもいいものです。 帰りは、そんな自分らしい文化的なアドベンチャーを追体験しながらゆっくりとパドルをこいでみるいい機会になることでしょう。

名前にはコーストという言葉が入っていますが、ゴールド・コーストの見どころは海岸沿いだけではありません。内陸部分には数億年前のゴンドワナ大陸時代の面影を残す多雨林や透き通った滝、霧に煙る切り立った渓谷など、太古の大自然がそのままの姿で残されています。世界遺産に登録されたラミントン国立公園(Lamington National Park)、スプリングブルック国立公園(Springbrook  National Park)の中に多数あるウォーキング・コースを歩くか、2つの国立公園を結ぶ所要4日間のゴールド・コースト・ヒンターランド・グレート・ウォーク(Gold Coast Hinterland Great Walk)をトレッキングしてみてください。太古から変わらない南極ブナの木々を見上げたり、色あざやかな亜熱帯の鳥たちを探したり、透き通った水をたたえる泉で泳いだり、遥か昔に活動を停止した死火山の火口の縁に立ってみたりと、さまざまな見どころがあります。大自然と触れあったら、次は周辺の小規模ワイナリーを訪ねたり、深い雨林の中の保養施設でゆったりと一夜を過ごしたりしましょう。さらに北上すると、趣のある山奥の村、マウント・タンボリン(Mount Tamborine)や大瀑布が見られることで有名なタンボリン国立公園(Tamborine National Park)へ行くことができます。

ゴールド・コーストには大自然の見どころがもりだくさんですが、都会的な楽しみもたくさんあります。デザイナーズ・ショップや屋外マーケット、広大なショッピング・モールで存分に買い物を楽しんでください。またいつ終わるともしれないナイトライフに陶酔したり、美食を味わい尽くしたり、テーマ・パークで珍しい野生動物を見たり、絶叫マシンに乗ったりするのもいいでしょう。

クーリー・クラシック(Cooly Classic)は、ゴールド・コーストに行くきっかけとしてぴったりのイベントです。オーストラリアのビーチのシンボル的ともいうべきこの祭典に、来年の4月はぜひ来てみてください。

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