カナングラからカトゥーンバまでのウォーキング・コース、ニュー・サウス・ウェールズ州

カナングラ・ウォールズ(Kanangra Walls)、ブルー・マウンテンズ(Blue Mountains)、ニュー・サウス・ウェールズ州。 © Destination NSW

カナングラからカトゥーンバまでのウォーキング・コース、ニュー・サウス・ウェールズ州

45キロ、全行程4日間、短時間コース・日帰りコース

カナングラ・ボイド国立公園(Kanangra-Boyd National Park)とブルー・マウンテンズ国立公園(Blue Mountains National Park)を通る4日間のハイキングで、険しい登り下りを体験しながら4つの山頂を極めましょう。野趣にあふれ、山々の連なるこの一帯には平なところはどこにもなく、言葉では言い表せない景色が続きます。カナングラ断崖(Kanangra Wall)の山頂からこの世のものとも思えない光景を眺め、コックス・リバー(Cox’s River)を歩いて渡り、ナロー・ネック(Narrow Neck)の切通しを見上げてください。夜はハンドレッド・マン洞窟(Hundred Man Cave)に泊ったり、デックス・クリーク(Dex Creek)やモブス湿地(Mobbs Swamp)のキャンプ場でキャンプをしたり、草原にテントを張ったりして過ごしましょう。  4日かけて歩く人が大多数ですが、健脚の方で、しかもコックス・リバーの近くでキャンプをすれば、3日間、さらに2日間に縮めることも可能です。このコースは健脚・経験者向きです。また送迎サービスを手配するか、カトゥーンバ(Katoomba)に車を停めておく必要があります。

1日目:カナングラ断崖からストームブレーカー山
1日目:カナングラ断崖からストームブレーカー山

1日目:カナングラ断崖からストームブレーカー山

カナングラ断崖の駐車場を出発してプラトー・トラック(Plateau Track)まで歩きます。道は岩場の多い林間の広場を横切り、川のように枝分かれしたり合流したりしながら走っています。マーダリング渓谷(Murdering Gulley=殺人の谷)という不吉な名前の谷を渡り、淡い色のヒースの広がる高原へと進みます。  ここからはカナングラとカラング・フォールズ(Kalang Falls)や、サラット・スパイアーズ(Thurat Spires)の岩峰、クラウドメーカー山(Mt Cloudmaker)、はるか南にあるマウント・コロン(Mt Colong)などが眺められます。急な坂道を下ってから、キルパトリック側道(Kilpatrick Causeway)まで登り、さらにクラフツ断崖(Crafts Wall)のふもとの道を歩き、コトドリの声を聞いたり、青いユリを眺めながらマウント・ベリー(Mt Berry)に登ります。ゲーブス・ギャップ(Gabes Gap)までの下り道はかなりな急坂です。ここはこの日歩いた行程の中でいちばん標高の低い地点で、身も心も安らぎます。  ここから再び登って、マウント・ハイ・アンドマイティ(Mt High and Mighty)を目指しましょう。すばらしい景色に足の疲れなど吹き飛んでしまいます。木々に覆われたストームブレーカー山(Mt Stormbreaker)頂を越えて、思わず腰を落ちつけたくなるハンドレッド・マン洞窟(Hundred Man Cave)の岩陰まで歩きます。

2日目:ストームブレーカー山からカナングラ・クリーク
2日目:ストームブレーカー山からカナングラ・クリーク

2日目:ストームブレーカー山からカナングラ・クリーク

リップ(Rip)、ラック(Rack)、ロア(Roar)、ランブル(Rumble)などという名前のついた吹きっさらしの稜線を、尾根伝いに歩きます。  クラウドメーカー山(Mt Cloudmaker)頂で休憩して記念写真を撮り、登頂者名簿に名前を記入してください。   ここからは北側の道をとり、乾燥した硬葉樹林の中をデックス・クリーク(Dex Creek)まで下ります。  深いヒースの茂みの中を、道をはずれないように注意しながらキャラ・トップ(Carra Top)まで進み、さらにその続きの尾根を歩きます。さらに開けた森や、グラスツリーや鮮やかな色をしたキノコのあいだを下り、マウント・ムーリラ・マルー(Mt Moorilla Maloo)まで歩きます。山頂は岩畳になっていて、視界が北と東西の三方に開けています。ストロングレッグ尾根(Strongleg Ridge)とクリーサ・ピーク(Kullieatha Peak)を通る下り道を歩きましょう。これらの尾根にはグラスツリーが並んで生え、日光の当たり方で色が違って見えます。尾根伝いに下り、カナングラ・クリーク(Kanangra Creek)とコックス・リバー(Cox’s River)の分岐点に達したらここで水を補給し、キャンプを設営しましょう。

3日目:カナングラ・クリークからモブス湿地
3日目:カナングラ・クリークからモブス湿地

3日目:カナングラ・クリークからモブス湿地

木陰の道をコックス・リバー沿いに進みながら、渡れる場所を探します。ちょっとした急流になっている場所より上流、イエロー・パップ・リッジ(Yellow Pup Ridge)の西側までの間には、穏やかな淀みがかなりの距離で続いています。水深はほぼ膝の深さですが、それより高い場合は浅くなるのを待つか、カナングラ断崖まで引き返す必要があります。イエロー・パップ・ポイントの開けた森を探索してから、ウォンバットやブルー・フラックス・リリー、ホワイト・フィンガー・オーキッドを眺めながらイエロー・パップ・リッジに向かいましょう。山頂までは4キロの登り道で、背の高いユーカリの木々のあいだに時々カナングラ断崖が姿を見せることがあります。  開けた森の中を歩き、岩原を歩いてマウント・ディンゴ(Mt Dingo)のふもとの平なところまで進んでください。ここからは見通しのよい道を通って山頂やスプレンダー・ロック(Splendour Rock)の見晴台まで行くことができます。どこまでも続く山並みや川、青空を眺めたり、第二次世界大戦で戦死したブッシュウォーカーたちを偲ぶために設置された記念碑を見学したりしてください。ここでキャンプをするか、山を下って、マウント・イエロー・ドッグ・トラック(Mt Yellow Dog Track)上にあるモブス湿地(Mobbs Swamp)で一夜を過ごしましょう。

4日目:スプレンダー・ロックからカトゥーンバ
4日目:スプレンダー・ロックからカトゥーンバ

4日目:スプレンダー・ロックからカトゥーンバ

スプレンダー・ロック(Splendour Rock)からワイルド・ドッグ・マウンテンズ(Wild Dog Mountains)を横切る本道を歩くか、モブス湿地から支道を歩きます。スプレンダー・ロックで尾根や谷が夜明けの光に赤く染まるのを眺めてから、北上して木々に覆われたマウント・ディンゴの頂上に向かってください。ディンゴ・ギャップ(Dingo Gap)から下界のすばらしい景色を、メリメリガル山(Mt Merrimerrigal)から木の生えていない高原の姿を眺めてから、西側の崖をワリガル・ギャップ(Warrigal Gap)まで下ります。ここから山の西斜面を下って、マウント・イエロー・ドッグ・トラックのむこうにあるモブス・ソーク(Mobbs Soak)まで行くことができます。さらにメドロウ・ギャップ(Medlow Gap)まで歩き、マウント・デバート(Mt Debert)を越え、リトル・シダー・ギャップ(Little Cedar Gap)まで下ってください。  開けた森林やグリーンフッド( greenhood)と呼ばれるラン、苔むした岩などを眺めながら、ナロー・ネック・ペニンシュラ(Narrow Neck Peninsula)まで歩きます。タローズ・ラダーズ(Tarro's Ladders)を登る時は崖に沿って登るために、専用のスパイクシューズを履きましょう。岩の裂け目や岩棚、梯子の上を這いつくばって進むと、クリア・ヒル(Clear Hill)に着きます。ここからナロー・ネック沿いの林道を進みアップダウンを繰り返しながらブッシュウォーカーズ・ヒル(Bushwalkers Hill)に行き、最後にトレイルの終着点であるゲートへ出たらこのすばらしい冒険のフィナーレです。

カナングラからカトゥーンバまでのウォーキング・コース

カナングラからカトゥーンバまでのウォーキング・コース

 

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