ザ・ガン号の旅

ザ・ガン号(The Ghan)、ノーザン・テリトリー。 © Tourism NT

アデレード~アリス・スプリングス~ダーウィンの3日間 列車

世界最高級の列車の旅でオーストラリアを横断する準備はできましたか?  アデレードからザ・ガン号(the Ghan)に乗って、南オーストラリア州の緑の丘陵地帯が荒涼としたアウトバックから赤さび色のレッド・センター、そしてトップ・エンド(Top End)のトロピカルな輝きへと変化する様子を車窓から眺めましょう。反対にダーウィンから列車に乗り、景色が逆に変化するのを見てみるのも一興です。途中何度か停車して行われるツアーに参加して、有名なアウトバックの町、アリス・スプリングスとキャサリン(Katherine)を探索してみましょう。アリス・スプリングス周辺の神聖なアボリジニの史跡を訪れたり、シンプソンズ・ギャップ(Simpsons Gap)の上空を飛ぶヘリコプターから景色を眺めることもできます。キャサリン渓谷でのクルーズ、キャサリン川でのカヌーをはじめとする数々のアドベンチャーに参加して、ザ・ガン号の旅をいっそう楽しいものにしましょう。

普通座席に座っても豪華なキャビンを予約しても、他に類を見ない最高のオーストラリア旅行となるでしょう。その上、鉄道の旅は運転をする必要がありません。お洒落なレストラン車両で食事をとることも、24時間利用できるメニューから注文することもできます。淹れたてのコーヒーの香りで目覚め、アウトバックの暗い夜が深まる頃にはリネンのシーツの上でお休みください。

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アデレード~アリス・スプリングス

1日目 – アデレード~アリス・スプリングス

昼ごろアデレードから乗車します
キャビンか座席に落ち着いたら、オーストラリアでもっとも人里離れ、美しい地域を通過する24時間の列車の旅の準備をします。砂漠のように、赤い砂の尾根と低木の茂みが現れては消え、乗客はこの国の広大さを理解し始めます。

スペンサー湾(Spencer Gulf)と雄大なフリンダース山脈(Flinders Ranges)の間に位置する、海岸線のクーネミア(Coonamia)とポート・オーガスタ(Port Augusta)を通過します。その後、風変わりな地下鉱山の町、クーバー・ペディ(Coober Pedy)からそう遠くないマンガリ(Manguri)を通過し、世界最長のフェンス、ドッグ・フェンス(Dog Fence)を横切ります。ペインテッド・デザート(Painted Desert)への入り口、カドニー・ホームステッド(Cadney Homestead)を疾走し、小さなさびれた鉄道の町、ピンバ(Pimba)、キングーニャ(Kingoonya)、タークーラ(Tarcoola)も通過します。アボリジニの暮らす広大な大地を一望してみましょ。ここはアボリジニの人々が土地との強い絆を何千年もの間守り続けてきた場所です。

翌日はノーザン・テリトリー(Northern Territory)の州境を越え、小さなブッシュタウン、クルジェラ(Kulgera)を通り抜け、赤味を帯びた丘陵、紫色の草原、砂色のフィンケ川(Finke River)を越えて進みます。アリス・スプリングス到着を前に、朝の紅茶を飲みながら景色が色を変えてゆく様子を眺めます。 

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アリス・スプリングス~キャサリン

第2日 – アリス・スプリングス(Alice Springs)~キャサリン(Katherine)

正午ごろアリス・スプリングス(Alice Springs)に到着
アウトバックを象徴する町アリス・スプリングスのツアーに参加、ロイヤル・フライング・ドクター・サービス(Royal Flying Doctor Service)、国立女性開拓者名誉殿堂(Pioneer Women’s Hall of Fame)、電報局などでアウトバックの人々の生き様に思いをめぐらせましょう。アランテ族(Arrernte)のガイドからアボリジニの歴史を学ぶのもよいでしょう。ドリームタイムのイェペレニェ(Yeperenye=イモ虫)に関する物語を聞いたり、聖地を訪問したり、ブッシュ・タッカー(アボリジニの食事)について学び、地元のアボリジニ・アーティストの作品を鑑賞しましょう。キャメル・ファームや、アリス・スプリングス砂漠公園(Alice Springs Desert Park)での鳥や野生動物の観察、トッドモール(Todd Mall)でのアボリジニ・アートの買い物など、楽しみを選ぶことができます。シンプソン・ギャップ(Simpson’s Gap)、険しいヘビトゥリー稜線(Heavitree Ridgeline)やララピンタ・トレイル(Larapinta Trail)をヘリコプターで空から眺めてみてはいかがでしょうか。砂漠を横切り、ノーザン・テリトリーで最も歴史ある牧場に行く四輪バイクツアーに参加することもできます。自分のペースで見て回りたいなら、経験豊かなガイド付のシャトルバスに乗り、主なスポットで希望に応じて降りる方法もあります

宵の口に再び列車に乗り、離れてゆくアリス・スプリングスの風景を食堂車や個室から眺めましょう。地平線が夕闇に覆われる前に、輝くばかりの日没を見ることができます。列車は朝には金鉱山の町テナント・クリーク(Tennant Creek)を走り抜け、歴史ある開拓者の町キャサリン(Katherine)に到着します。

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キャサリン~ダーウィン

第3日 – キャサリン(Katherine)~ダーウィン(Darwin)

朝キャサリンに到着します。
朝食後キャサリン駅で下車し、半日ツアーに参加します。キャサリン渓谷(Katherine Gorge)では素晴らしい砂岩の絶壁を見ながら船で川を下ったり、ヘリコプターで渓谷の合流地点の壮大な景観を見ることができます。キャサリン川(Katherine River)を下る自然観察クルーズやカヌーの川下りをしてブッシュ・タッカーを味わい、ニトミルク国立公園(Nitmiluk National Park)に棲息する鳥や動物を間近に眺めましょう。渓谷の景色が見たいだけなら、短いバラウェイ(Barrawei)のウォーキング・コースを歩きます。町の観光が目的なら、シャトルバスに乗りこみ、鉄道博物館(Railway Museum)、歴史あるスプリングヴェール開拓農場(Springvale Homestead)、地元のアボリジニのアート・ギャラリーなどのスポットで降りましょう。

午後早めにキャサリン(Katherine)を出発
旅は最終行程に入り、車窓からキャサリン(Katherine)の峻険な太古の景観が列車の音と共に過ぎ去ってゆきます。列車は大陸横断電信線(Overland Telegraph Line)敷設のための掘削作業中に金鉱が発見されたパイン・クリーク(Pine Creek)や、第二次世界大戦の戦跡として有名な町アデレード・リバー(Adelaide River)を通ります。この町は日本軍がダーウィンを爆撃していたころ軍の重要な拠点となった町で、国内唯一のオーストラリア軍人墓地があります。現在は博物館となっている昔の駅が見えるかもしれません。 

午後ダーウィン着
州都ダーウィン(Darwin)が近づくにつれて埃っぽい平原は熱帯林へと変ってゆきます。ザ・ガン号の旅はここで終わりますが、引き続き市内の公園、港、史跡、野外フェスティバル、マーケットを探索しましょう。ダーウィンはリッチフィールド国立公園(Litchfield National Park)の滝やロック・プール、さらにティウィ島(Tiwi Islands)の色彩に富むコミュニティへの入り口でもあります。

地図

 

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