ザ・ビバルマン・トラック(The Bibbulmun Track)、西オーストラリア州

ビバルマン・トラック(Bibbulmun Track)、アルバニー(Albany)、西オーストラリア州。 © Tourism Western Australia

ザ・ビバルマン・トラック(The Bibbulmun Track)、西オーストラリア州

965キロ、最大60日、日帰りまたは要宿泊コース
西オーストラリア州南西部を通る受賞歴のあるウォーキング・コースで、そびえ立つ森やのどかな農地、手つかずの砂浜を見つけてください。  コースの目印である金のヘビの描かれた看板は、パース(Perth)の岡からサウス・コーストにあるアルバニー(Albany)まで、延々1,000キロにわたって続きます。ダーリング山脈(Darling Range)の中にあるマウント・クック(Mt Cooke)に登り、ダーリング・リバー(Darling River)の河岸に広がる深い森を歩いて我を忘れましょう。ブラックウッド・バレー(Blackwood Valley)でブドウ園を訪れたあと、ビーデラップ国立公園(Beedelup National Park)内の滝やワイルドフラワーを見にいき、ピンガラプ・プレインズ(Pingerup Plains)の花崗岩の巨石によじ登りましょう。バレー・オブ・ザ・ジャイアンツ(Valley of the Giants)の天に届きそうなカリーの木の間を通り抜け、ピースフル・ベイ(Peaceful Bay)で泳ぎ、アルバニーから回遊中のクジラを眺めましょう。時間の都合や見たい景色、気力次第で一部行程だけを歩くのもよし、様々な日程を組んで数日間のトレッキングを楽しむのもよいでしょう。ヘビのマークのある道をすべて歩き通すと2か月近くかかりますので、ご承知おきください。1日で歩ける距離ごとに休憩所やキャンプ場が備えられており、コースはよく整備されています。 

カラマンダ(Kalamunda)からドゥエリンガプ(Dwellingup)
カラマンダ(Kalamunda)からドゥエリンガプ(Dwellingup)

行程1:カラマンダ(Kalamunda)からドゥエリンガプ(Dwellingup)

カラマンダを出てカラマンダ国立公園(Kalamunda National Park)を通り、下り道を歩きます。マリー、ワンドゥー、ジャラーなどのユーカリの森にはカンガルー、ハリモグラ、バンディクートや色とりどりの固有種の鳥が生息しています。マンズ・ガリー(Mann’s Gully)を通り抜けて、ヘレナ峡谷(Helena River Valley)の南端に向けて登ります。マンダリン・ダム(Mundaring Weir)を渡ってください。ここには史上最長の導水管があります。  道はここから下り坂になり、ヒルズ・フォレスト・ディスカバリー・センター(Hills Forest Discovery Centre)を横目に見て進みます。ヘレナ貯水池(Helena Reservoir)の畔を歩き、ダーキン・リバー(Darkin River)に沿ってマウント・デール(Mt Dale)に向かいましょう。休憩してピクニックを楽しむか、ジャラーやワンドゥーの森の中を山頂まで登ってください。さらに行くと、道はブルックトン・ハイウェイ(Brookton Highway)をまたぎます。気軽に行けるブルックトン・キャンプ場はもうすぐです。ペーパーバークやバンクシアの木の並ぶ沼の中の曲がりくねった道をアビシニア・ロック(Abyssinia Rock)まで行くと、道はモナドノックス保護公園(Monadnocks Conservation Park)に入ります。ここからはダーリング山脈(Darling Range)の最高部、カスベルト山(Mt Cuthbert)、ビンセント山(Mt Vincent)、クック山(Mt Cooke)に登ることができます。ワンドゥーの茂る平坦部を歩き、ノース・バニスター・ロードハウス(North Bannister Roadhouse)付近でアルバニー・ハイウェイを横切ります。ブーネリング・ヒル(Boonering Hill)の巨大な花崗岩の丘や、ホワイト・ホース・ヒルズ(White Horse Hills)の低い花崗岩の頂に登りましょう。ウェルス山(Mt Wells)に登り、火災監視所からどんな景色が見えるか調べてみてください。道はここから鉄道の廃線後沿いに進み、ジャラーやマリーの森を通り抜け、小さな鉱山住宅の立ち並ぶドゥエリンガプの町に入っていきます。

ドゥエリンガプからバリンガプ(Balingup)
ドゥエリンガプからバリンガプ(Balingup)

行程2:ドゥエリンガプからバリンガプ(Balingup)

ドゥエリンガプから南下し、レーン・プール保護区(Lane Poole Reserve)に向かいます。ジャラーの深い森や長く曲がりくねったマレー川(Murray River)が保護対象になっています。道は川の東岸に沿って曲がりくねり、岩のくぼみでできたプールを横目に見ながら、メラルーカの茂みや洪水のあとにできたガム・トゥリーの森を抜けて続きます。木でできたロング・ガリー橋(Long Gully Bridge)を渡り、日帰りやオーバーナイトのハイキング客に人気のハーベイ-クィンダニング・ロード(Harvey-Quindanning Road)に向かいます。南へ向かってジャラーやマリー、ワンドゥーの森を抜け、ピクニックにぴったりのハリス川ダム(Harris River Dam)まで曲がりくねった道を歩きましょう。ここから道はコリー(Collie)の趣ある町を過ぎ、グレン・マービン・ダム(Glen Mervyn Dam)を渡り、小じんまりとしたマンバラプ(Mumballup)の開拓村に達します。農地の中をオーストラリア有数のジャラーの処女林のあるノーゲラプ保護公園(Noggerup Conservation Park)まで急坂を登りましょう。  そこからは緑濃いバリンガプ・ブルック(Balingup Brook)のサンクチュアリまで、景色のよい道です。バリンガプに着いたら、森や川、なだらかに続く丘、ブドウ園、果物のたわわに実った果樹園の中を、ブラックウッド渓谷(Blackwood Valley)まで足を伸ばしてみて下さい。  宿泊施設はよりどりみどりですし、さらに歩いて町のすぐ上にあるブラックウッド・キャンプ場まで行くのもよいでしょう。

バリンガプからペンバートン(Pemberton)
バリンガプからペンバートン(Pemberton)

行程3:バリンガプからペンバートン(Pemberton)

バリンガプの南で、道はゴールデン・バレー樹木園(Golden Valley Tree Park)を通る登り道に入ります。世界中から来た5,000種類以上の木が植えられています。眼下に点在する森や農場の展望を求めて、ブラックウッド渓谷の端に向かって歩きましょう。ブロックマン・ハイウェイ(Brockman Highway)のすぐ北、ブリッジタウン(Bridgetown)とナナップ(Nannup)の間にあるカリー・ガリー(Karri Gully)では、生まれて初めてカリーの木を目にすることができるでしょう。  ハイウェイを渡り、低く続くジャラーやカリーの森のあいだを行きつ戻りつすると、やがてコースの中間地点に到達します。歴史ある風車小屋の町、ドネリー・リバー・ビレッジ(Donnelly River Village)です。のどかなドネリー・リバー(Donnelly River)沿いにゆっくり行くと、道は東へと方向を変え、滝やワイルドフラワーが美しいビーデラプ国立公園(Beedelup National Park)に向かいます。壮大なカリーの森の中を、ペンバートンに向かう道をビッグ・ブルック・ダム(Big Brook Dam)に沿って進んでください。  金属の歯のついた靴を履いて、樹高61メートルもある「グロスターの木」など、この森の中の天まで届きそうな木の1本に登ることもできます。

ペンバートンからウォルポール(Walpole)
ペンバートンからウォルポール(Walpole)

行程4:ペンバートンからウォルポール(Walpole)

ノースクリフ(Northcliffe)に近づくと、周囲の景観や植生は豊かで変化に富んだものになります。それまでのカリーの森の風景は、砂の丘やティー・トゥリーの生える平坦部、低木の茂みに変わっていきます。ノースクリフ森林公園(Northcliffe Forest Park)を探索しましょう。晩春にはツル植物が木を這い登り、色とりどりの花を咲かせます。ノースクリフで一泊し、ガードナー・リバー(Gardner River)に沿って水源のマリンガプ湖(Lake Maringup)まで歩きましょう。道は手つかずの自然の残るダントルカストー国立公園(D'Entrecasteaux National Park)の一部を通ります。7月から11月には水があふれ、膝の高さまでくることがあります。シャノン・リバー(Shannon River)を渡ってドッグ・プール(Dog Pool)に向かってください。そびえ立つカリーの木の下でテントを張ることができます。ここから景色は突然変化を見せます。まずピンガラプ平原(Pingerup Plains)にあって厳格な美しさを見せるウールベールズ・ヒルズ(Woolbales Hills)を通り、  続いて野性的なマンダレー・ビーチ(Mandalay Beach)で初めて大陸南岸に出ます。ナイツ原生地(Nuyts Wilderness)を横切ってロング・ポイント(Long Point)やポイント・ナイト(Point Nuyt)の巨大な花崗岩の崖を通り過ぎましょう。  マウント・クレア(Mount Clare)ではジャイアント・レッド・ティングル(ユーカリの一種)の木がウォルポールへの登り口の目印になっています。ノーナラプ入江(Nornalup Inlet)にある野趣あふれる町で、カリーの林や川の合流点があります。 

ウォルポールからアルバニー
ウォルポールからアルバニー

行程5:ウォルポールからアルバニー

道はヒルトップ(Hilltop)からフランクランド川(Frankland River)とノーナラプ入江(Nornalup Inlet)沿いに進み、カリーやティングルといった太古の森の中をバレー・オブ・ザ・ジャイアント(Valley of the Giants)へと向かいます。 トゥリー・トップ・ウォーク(Tree Top Walk)に参加すると、鳥の目線と同じ地上40メートルの高さまで登ることができます。そこから エンシャント・エンパイア(Ancient Empire=太古の国)と呼ばれる年老いたティングルの木の樹冠を見下ろして下さい。 ヒースの茂みや低木林、鮮やかな赤い花を咲かせたガム・トゥリーのあいだを抜けて歩きましょう。 道はやがて風の吹きぬけるコンスピキュアス・ビーチ(Conspicuous Beach)の海岸に出ます。 コンスピキュアス・クリフ(Conspicuous Cliff)に登ってすばらしい眺めを堪能し、レーム・ヘッド(Rame Head)で心地いい潮風を楽しんで下さい。 ヒースの茂みや草を食むカンガルーの間を抜け、ギャップ・ビーチ(Gap Beach)や名前とイメージがぴったりのピースフル・ベイ(Peaceful Bay)に向かって歩きましょう。 波静かな岩の多い入江、ボート・ハーバー(Boat Harbour)に向かう途中では、クォラム自然保護区(Quarram Nature Reserve)の野生動物の王国を通ります。 パリー入江(Parry Inlet)を渡り、ウィリアム湾国立公園(William Bay National Park)の長くて人気のない白砂のビーチを歩きます。 海岸や高原を一望にしたいのならば、モンキー・ロック(Monkey Rock)やハロウェル山(Mt Hallowell)へ登ってみましょう。 デンマーク(Denmark)や近くのウィルソン入江(Wilson Inlet)でひと休み、サウス・コースト(South Coast)でも最大級の入江でウィンドサーフィンや、釣り、水上スキーもいいでしょう。 さらにヌラキ半島(Nullaki Peninsula)沿いにローランズ・ビーチ(Lowlands Beach)まで歩きます。ウェスト・ケープ・ハウ国立公園(West Cape Howe National Park)の野性的な光景の中を進み、コジー・コーナー(Cosy Corner)のビーチでひと休みしたら、マトンバード島(Muttonbird Island)を横目にゴツゴツした崖の上を岩から岩へと跳ねるように進みましょう。 最後にプリンセス・ロイヤル・ハーバー(Princess Royal Harbour)にあるコース最南端の町、アルバニー(Albany)を散策してください。

ザ・ビバルマン・トラック(The Bibbulmun Track)の概要

ザ・ビバルマン・トラック(The Bibbulmun Track)の概要

ベスト・シーズン :
秋(3月から5月)と春(9月から11月)がおすすめです。

最も近い主要都市 :
パース、アルバニー

詳細はこちら :
歩く準備をされる方は、西オーストラリア州環境保護局(Western Australian Department of Environment and Conservation)ホームページをご覧ください。

 

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