ブルーニー島、タスマニア州

ブルーニー島、タスマニア州

手つかずの自然が残るブルーニー島で、心に新しい風を吹き込みましょう。ダントルカストー海峡(D'Entrecasteaux Channel)にあり、ホバートから車で少し走り、フェリーに乗れば行くことができます。ウォーキングを楽しみながら、岩の多い磯や静かなビーチ、背の高い森、打ち寄せる波、なだらかな緑の丘の景色を眺めてください。野生動物も多く、ツアーやエコ・クルーズに参加すると、ウォンバットやワラビー、フェアリーペンギンなどの姿も見られます。島の歴史に思いをはせ、地元のおいしい食材を買い込み、原生地の中のおシャレな宿泊施設で一夜を過ごすのもいいでしょう。

ホバートから車で南へおよそ30分走ると、静かな海辺の町ケタリング(Kettering)があり、ブルーニー島行きのフェリーの定期便はここから出ています。ブルーニー島は実は2つの島から形成され、その間の狭い海峡は「ザ・ネック」と呼ばれています。北ブルーニー島には緑の草原が広がり、羊たちがのんびりと草を食んでいます。南ブルーニー島はもう少し山が多く、海岸にそそり立つ崖やシダ植物に覆われた森、海辺に広がるヒースの茂みなどがあります。どちらの島も景色がすばらしく、それを楽しむためのウォーキングコースも整備されています。自然のままの砂浜もあり、海水浴やボート、カヤック、サーフィン、釣りなどが楽しめます。

ザ・ネックを望む見晴台まで登って眼前に広がる絶景を眺めたり、サウス・ブルーニー国立公園(South Bruny National Park)の美しい海岸に感動したりしてみてください。ルナワナ(Lunawanna)という小さな町からハイキングをしてアドベンチャー湾(Adventure Bay)まで行くのもいいでしょう。ここはアベル・タスマンが1642年にタスマニアを発見した時に初めて来たところです。ここから海沿いの道を歩くと、ペンギン島(Penguin Island)やフルーテッド・ケープ(Fluted Cape)に行くことができます。クラウディ湾(Cloudy Bay)沿いの白砂のビーチもぜひ歩いてみてください。毎年1月にはブルーニー・アイランド・クラシック(Bruny Island Classic)というサーフィンの大会が開催される場所です。近くのクラウディ・ラグーン(Cloudy Lagoon)ではシュノーケリングも楽しめます。この辺りの海は水が澄みきっています。この他、公園南端にあるラビラルディエラ半島(Labillardiere Peninsula)周辺を巡る周回ウォーキングコースを1日かけて楽しむのもいいでしょう。

ウォーキングをすると、島内に多数生息する野鳥や野生動物の姿を見ることができます。近くから観察するなら、ツアーやエコ・クルーズもおすすめです。9月から翌2月にかけて、ザ・ネック鳥獣保護区(The Neck Game Reserve)では夕暮れ時によちよちと家路につくフェアリーペンギンや、ハシボソ・ミズナギドリの姿が見られます。また遊覧船に乗ってフライア・ロックス(Friar Rocks)に行くと、回遊中のクジラやオーストラリア・オットセイの巨大なコロニーを見ることができます。ベネッツ・ワラビーやアカハラ・ヤブワラビー、ハリモグラ、ウォンバット、大空を舞う海鳥たちの姿を見ながら歩くのもいいでしょう。ホワイトガムの林の中には、絶滅危惧種のミドリホウセキドリ(forty spotted pardalote)が生息。また、夜にグラッシー・ポイント(Grassy Point)に行く道を歩くと、体の色が白い珍しいワラビーが遊んでいることがあります。

アドベンチャー湾の博物館に行くと、アボリジニや船乗り、捕鯨船員、探検家たちがどのようにしてブルーニー島の歴史を形づくってきたのかがよくわかります。展示ではこの島の名前の元になったブルーニー・ダントルカストー船長やウイリアム・ブライ船長の逸話が紹介されています。ブライ船長は1788年にアドベンチャー湾(Adventure Bay)にタスマニア初のリンゴの木を植えた人物です。博物館の見学が終わったら、島の灯台を見に行ってください。1836年から1838年にかけて、囚人労働者の手で建てられた灯台です。

この島の楽しみは歴史や景色だけではありません。家庭風料理やワインにもすばらしいものがあります。タスマニアで最も南にあるパブや、最南端にあるワイナリーに行ったり、食材店やおシャレなカフェで地元産のおいしいワインや生ガキ、チョコレート菓子、チーズを味わったりしてみてください。宿泊施設も多種多様です。ベッド・アンド・ブレックファースト(B&B)やスパ、コテージ、太陽光発電設備を備えたエコリゾートマンションや、森の中のロッジで1日の疲れを癒しましょう。クラウディ湾の近くにあるクラウディ・コーナー(Cloudy Corner)やジェッティー・ビーチ(Jetty Beach)には、景色のよいキャンプ場もあります。

ぜひブルーニー島を観光して、大自然の中のアドベンチャーを楽しんでください。

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