ビクトリア州のスキー場で雪遊び

ウォナンガタ国立公園(Wonnangatta National Park)、ビクトリア州。 © Tourism Australia

ビクトリア州のスキー場で雪遊び

雪の積もったオーストラリアの山々など想像もつかないという方へ。冬のビクトリア州にはスキーにぴったりのすばらしい高山が10個所もあり、何百というゲレンデが設置されています。いずれもメルボルン(Melbourne)北郊にあり、日帰りで楽しめます。ドナ・ブアン山(Mt Donna Buang)とバウ・バウ山(Mt Baw Baw)のように早起きをすれば1日で2ヵ所回れるスキー場もあります。マウント・ブラー(Mt Buller)で滑降スキーをしたり、フォールス・クリーク(Falls Creek)の粉雪コースでクロスカントリーを楽しんでみましょう。マウント・ホーサム(Mt Hotham)のハーフパイプやテレインパークでスノーボードを楽しみ、マウント・バッファロー(Mt Buffalo)の豪華なゲレンデを猛スピードで滑り降りましょう。スノーシューズを履いてバウ・バウ山からセント・グィニア山(Mt St Gwinear)まで雪上トレッキングを楽しんだり、美しいレーク山(Lake Mountain)でそり滑りを楽しみましょう。

メルボルン(Melbourne)から車で3時間のマウント・ブラー(Mt Buller)では、きわめて多様な冬のアクティビティが楽しめます。バーク・ストリート(Bourke Street)、バルディ(Baldy)、バーント・ハット・シュプール(Burnt Hut Spur)など初心者コースから、南部のフェデレーション(Federation)のような息もつけない上級者コースまで、あらゆる技量に応じたゲレンデがあります。またスノーボード向けには大型専用ゲレンデが3ヵ所にあり、その他にスターリング山(Mt Stirling)とザ・ブラフ(the Bluff=断崖)を見上げる9キロの厳しいクロスカントリーコースもあります。7月から9月中旬までは、星空の下でスキーやスノーボードが楽しめます。スノーシューズを履いてマウント・ブラーの頂上まで登ったり、ゴムチューブの上に乗って山を滑り降りたり、「フィッグル」と呼ばれる短いスキーを履いて楽に滑走するのもよいでしょう。すぐ隣には、まだ開発の進んでいないスターリング山のリゾートがあります。ここには雲のようなスロープを横切って進む60キロに及ぶクロスカントリーとフリーヒールのスキーコースがあります。

フォールス・クリークはメルボルンから車で4時間半、美しいボゴン高地のアルパイン国立公園(Alpine National Park)内にあります。ここでもあらゆる楽しみが待っています。90のコースと20のクロスカントリーコースがあり、決して退屈することがありません。マウント・マッカイ(Mt McKay)の急勾配の上級者用スロープを滑り降りたり、ロッキー・ノブス(Rocky Knobs)とダム(Dam)の深い粉雪に挑戦してみましょう。ここはオーストラリアのクロスカントリースキーの中心地として有名で、スノーガムの木々の間を縫ってオーストラリア代表チームと同じコースをジグザグに滑降できます。山では8月にカンガルー・ホペット(Kangaroo Hoppet)雪上スポーツ大会が開催されます。あまり競争はしたくないと思われる方は、童心にかえって雪だるまをつくったり、雪上トランポリンで跳びはねたり、ゴムチューブかそりで滑り降りることもできます。ノルディック・スノーシューズを履いてスノーモービルに乗ったり、オーストラリア初のスノーバイクのコースを走って、奥地を探検しましょう。1,800メートルの山頂から夕日を眺めたり、ヘリコプターでマウント・マッカイやマウント・フェザートップ(Mt Feathertop)を横目にマウント・ホーサムまで飛行を楽しんでください。

絵のようなマウント・ホーサムまで行くには、グレート・アルパイン・ウェイをドライブするか、シドニーやメルボルンからホーサム空港まで飛行機で行くのが昔から一般的な方法です。着いたらまず山頂の幅広で緩やかなスロープやビッグD・プレーグラウンド(Big D Playground)で腕を試したあと、ミルキーウェイ(Milky Way)を滑り降りましょう。上級者はメリースライド(Mary’s Slide)周辺の急斜面やブルーリボン(Blue Ribbon)のコブを飛び越えたり、ヘブンリー・バレー(Heavenly Valley)まで上級者用の急斜面を滑り降りたりしましょう。ホーサム(Hotham)には溝や窪み、障害物、コブ、雪の避け目、開口部があり、アクロバチックな滑りが好きなスキーヤーたちが割り込んでくることがあります。スノーボードをされる方はご注意ください。ホーサムの粉雪に覆われた手つかずの奥地ではクロスカントリースキーが楽しめます。マウント・ホーサムにあるゼネラル・ストア(General Store)からディナー・プレイン・ホテル(Dinner Plain Hotel)までの「はしご」コースなど、たくさんのコースが揃っています。ディナー・プレイン(Dinner Plain)の小じんまりした村で一夜を過ごし、翌日は初心者に優しいスロープで腕試しをしましょう。

並木道のあるすてきな町、ブライト(Bright)を過ぎ、さらにグレート・アルパイン・ロード(Great Alpine Rd)を進むと、マウント・バッファローが見えてきます。この小じんまりとして楽しく、物価も安い村の裏手には、柔らかい雪に覆われた印象的な花崗岩の風景が広がっています。標識の整備された14キロのコースか、人里は離れた標識未整備のコースでクロスカントリースキーを楽しんだり、地図を持参して自分なりのコースを設定しながら、奥地のスキーを楽しみましょう。

バウ・バウ山まではメルボルンから車で2時間半しかかかりません。それでも都市の空気を忘れることのできる、澄みきって爽やかな山の空気を胸一杯に吸い込むことができます。ラトローブ・バレー(Latrobe Valley)やモーニントン半島(Mornington Peninsula)を眼下に眺めながら、絵のように美しい村を探索しましょう。そのあと7本のリフトで結ばれた、30ヘクタールにわたるなだらかな丘を滑り下りましょう。ここで脇道にそれ、10キロにおよぶ整備された雪道を、バウ・バウ高原、セント・グィニア山、セント・フィラック山(Mt St Phillack)、アルパイン・ウォーキング・トレイル(Alpine Walking Trail)までクロスカントリーを楽しんでもよいでしょう。のどかなセント・グィニア山は、それ自体が目的地になり得ます。20キロのクロスカントリー・スキーコース、2本のそり用ゲレンデ、スノーシュー着用者向けの道が整備されています。

まるでナルニア国のように白い世界に聳えるレーク山(Lake Mountain)までは、メルボルンから2時間もかかりません。ここではスキーをはいたままで移動することができ、雪遊びはまさに生活の一部です。初心者向けのスキー教室があり、自信のある方にはおよそ40キロのクロスカントリー・スキーコースもあります。技術を磨くよりすぐに楽しみたいという方は、そりに乗ったり、ライフセーバーの使うサーフボードのような巨大なゴムチューブを使って、猛スピードで山を滑り降りる楽しみもあります。村の中を通る簡単なコースから始めて、コアラ・クリーク(Koala Creek)のコブのある斜面に挑んだり、アーノルズ・ギャップ(Arnolds Gap)を猛スピードで滑り降りたりしてみましょう。そのあとサンタクロース気分の味わえる原動機付きそりに乗ったり、雪像コンテストに参加して創造力を発揮してみましょう。過去にはイルカや自動車、ウォンバット、雪国の人々の群像などが出品されたことがあります。

雪合戦やそりすべり、ウォンバット・コースのむこう側までのトレッキングも楽しめ、ドナ・ブアン山で21メートルの展望塔に登ってみることもできます。メルボルンから1時間少々で行くことができ、気軽に雪の中の休暇を過ごすにはもってこいの場所です。
オーストラリアには雪がないと思っておられる方は、ビクトリア州の雪のある地方に行けばきっと納得がいくことでしょう。

 

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