カリジニ国立公園

カリジニ国立公園

カリジニ国立公園(Karijini National)に行くと、その自然の大きさに圧倒されてしまいます。西オーストラリア州のピルバラ(Pilbara)地方にあり、その風景は大地が20億年以上にわたる浸食を受けた結果できあがったものです。目もくらむような大地の裂け目や大理石にできたトンネル、冷たい水をたたえた泉や滝を見てまわりましょう。ピルバラの青く澄んだ空の下にごつごつした赤い岩のある風景が広がり、その中に無数の動植物、野鳥が生息しています。アウトバックの広大な空の下でキャンプを満喫し、環境に配慮したエコリゾートに泊まって自然の中で贅沢なひとときを過ごすのもいいでしょう。

カリジニ国立公園はハマースレー山脈(Hammersley Ranges)の中にあり、トム・プライス(Tom Price)と呼ばれる小さな町にほど近く、4WDを運転して行くのがベストです。パースから北西部に向かう長期ツアーの中には、コーラル・コースト(Coral Coast)にあるモンキー・マイア(Monkey Mia)、キンバリーにあるカナナラ(Kununurra)とあわせてここに行くものが多くあります。あるいはエクスマス(Exmouth)やカナナラ、ニューマン(Newman)、トム・プライスの近くのパラブルドゥー(Paraburdoo)、ブルーム(Broome)まで飛行機で行き、そこからツアーに参加したり4WDをレンタルして自分で運転して行くこともできます。

公園内の風雨に浸食されて風化が進んだ地形の中は意外に移動がしやすく、駐車場のすぐ先に早くも滝や青い水をたたえた泉、険しい谷の風景が広がります。ウォーキングコースも初級者向きのものから健脚向きのものまで多数整備され、いずれもすばらしい景色の中を歩くことができます。

デールス渓谷(Dales Gorge)まで1時間ほど下り道を歩くと、フォーテスキュー・フォールズ(Fortescue Falls)にたどり着きます。公園内にはたくさん滝がありますが、一年中水が絶えないのはここだけです。滝壺には湧水でできた泉があり、泳ぐことができます。また、近くにもファーン・プール(Fern Pool)という泉があり、さらに往復2時間の道を歩くと、渓谷の反対側の端にサーキュラー・プール(Circular Pool)という美しい泉があります。

印象的な景色を眺めたい方は、ジャンクション・オクサー見晴台(Junction Oxer Lookout)まで歩いてみましょう。レッド渓谷(Red gorge)、ウェアノ渓谷(Weano gorge)、ジョフル渓谷(Joffre gorge)、ハンコック渓谷(Hancock gorge)という4つの広大な渓谷が合流するすばらしい景色が眺められます。そこから険しい道を歩くと、美しいハンコック渓谷(Hancock Gorge)に行くことができます。岩でできた部屋や地下を流れる川があり、探索には地元のガイドに案内してもらうのがベストです。ウェアノ渓谷(Weano Gorge)までの道はもう少し楽で、ハンドレール・プール(Handrail Pool)という水遊びにぴったりの泉があります。

ジョフル渓谷(Joffre Gorge)とノックス渓谷(Knox Gorge)が望める見晴台までは、短時間で行くことができますが、渓谷へ行く道はもう少し健脚向きです。他にも青空に赤い岩が映えるカリミナ渓谷(Kalimina Gorge)や、天然の温水プールあるハマースレー渓谷を探索してみましょう。元気がある方には、眼下に広大なスピニフェックスの茂みが見渡せるマウント・ブルース(Mt Bruce)の登山もおすすめします。

カリジニの赤い岩で覆われた渓谷には、いたるところに珍しい植物が生えています。スピニフェックス、マルガ、ゴーストガム、イチジクなどがありますが、ここではとても書ききれません。6月から9月まで、この岩だらけの大地はロック・フィグ、レモングラス、カユプテなどの鮮やかな花で埋めつくされます。そうした野の花以外にも、イワワラビーやディンゴ、トカゲ、ゴアナ、多数の野鳥などの姿が見られます。

宿泊はキャンプをするか、豪華なエコリゾートに泊まりましょう。場所はウェアノ、ハンコック、ノックス、ジョフル各渓谷からそれほど離れていないところです。またビジター・センターに行くと、一帯の自然や文化がハイテクの展示で紹介されていて、はるか昔から変わらない土地をより深く理解することができます。

どんな方法で楽しんでも、カリジニ国立公園の大自然の圧倒的なパワーに心打たれること、請け合いです。

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