パースからピナクルズへ

パースからピナクルズへ

「こんな体験したことある? オーストラリアに行って、何と砂漠のまん中を悠々と歩いているエミューを見ること!」

それはジン・クイにとって、予期せぬ出会いでした。マレーシアから家族連れでやってきてナンブング国立公園(Nambung National Park)のピナクルズ(Pinnacles)を探索している時、ある野生動物と遭遇したのです。ジン・クイと母、妹、叔父、叔母、いとこの6人は、この古代から変わらないたたずまいを見せる岩峰群をもっと近くから見ようと、主要道路から離れて走っていました。景色に気をとられているうちに道がよくわからなくなってしまい、どうしようかと思っていたまさにその時、エミューの群れが堂々と車の前を横切っていったのです。

「みんなとても興奮して、口々に叫びました。運転していた叔父が車を急停車させると、叔母が近くから写真を撮ろうと駆けだしていきました。エミューは走って逃げていきましたが、今考えても楽しい旅行の一幕です」とクイ。

ピナクルズはパースからインディアン・オーシャン・フォライブ(Indian Ocean Drive)を北へ3時間ほど走ったところにあり、何千という黄色い砂岩の尖塔が立ち並び、奇観をなしている場所です。一帯はナンブング国立公園に指定されています。 尖塔群は貝殻でできていますが、これは周辺がかつて海底だった時代に堆積したものです。

「みんなすばらしい景色に圧倒されました。金色に光る砂漠の只中に何千という岩の塔が立ってるんですから。いろいろなポーズをして、たくさん写真を撮りました」とクイ。

ピナクルズの周囲にはこの奇観を近くから眺めるための専用道路も設けられていて、一行が走っていて野生のエミューと遭遇したのもその道です。奇岩群が見渡せる見晴台やビジターセンターもあり、ピナクルズがどのようにしてできたのか、一帯の生態系はどんなものか、といったことを学ぶことができます。

一行はパースから日帰りのドライブで出かけ、途中でヤンチャップ国立公園(Yanchep National Park)に寄りました。この公園はパースから45分ほどのところにあり、多種多様な動植物が生息しています。一行は家族全員でクリスタル・ケーブ(Crystal Cave)に行き、地底湖や鍾乳石の造りだす不思議な世界を楽しみました。園内にはたくさんのウォーキングコースが整備されていて、中にはアボリジニの文化とふれあうためのコースもあります。自然観察が好きな人は珍しいクロオウムやバンディクートを観察することもできますし、6月から9月までのあいだなら海岸沿いの湿地帯を歩いて、美しい野の花を眺めることもできます。

国立公園の探索は、5日間の旅行の予定のほとんどを占めていました。叔父がジン・クイと彼の母、妹のために計画してくれたものです。3人はいとこの卒業式に参加するために、パースから飛行機でやってきました。一行はパースでキングス・パーク(Kings Park)に行き、心いくまで景色を楽しんだり、スワン・リバー(Swan River)で白鳥やペリカンの餌付けも体験。さらにフリーマントル監獄(Freemantle Prison)を訪問し、「囚人の生活環境の変遷」について学びました。また市内にあるカバシャム・ワイルドライフ・パーク(Caversham Wildlife Park)にも行きました。ジン・クイはぬいぐるみのようなウォンバットや、「眠りこけている純真無垢な赤ん坊のようなコアラ」を見て、とても感動したそうです。

マレーシアに戻ったジン・クイは、もう次のパース旅行を計画しています。それが実現すれば彼の叔父さんおすすめの場所へもさらに行けることでしょう。

「小型のバスに乗って西オーストラリア州を巡るのが楽しみです。今回の旅行もみんなでそうして巡ったので」とクイ。

砂漠を闊歩する野生のエミューを見たおかげで、ジン・クイは次に西オーストラリア州を旅行した時に何が起きても、もう驚かないでしょう。



他の「イチオシ体験」を表示

自然を愛する人々の町、キャンベラ
ゴールド・コーストで過ごした夢のような休暇
ホバートのハネムーン - どこへ行っても日帰り圏内
カリジニは地質学の別天地
パースからピナクルズへ
世界遺産オペラハウスで眺める朝日
オーストラリアの冒険旅行 - レッド・センターからタスマニアまで
家族で楽しんだマーガレット・リバー
カカドゥの刻々と変化する自然

タンガルーマ、モートン島
タスマン国立公園
キンバリー、オーストラリアの感動的な思い出
バレー・オブ・ザ・ジャイアンツ
感動の連続、オーストラリア・ワーキングホリデー体験
タスマニア旅行の思い出
グレート・オーシャン・ロード沿道の楽しみ
ウェーブ・ロック、西オーストラリア州にある不思議な岩

その他の観光情報