オーストラリアで冒険を楽しむ

マウントバッファロー(Mt Buffalo)、ヴィクトリアズ·ハイカントリー、ビクトリア。

オーストラリアで冒険を楽しむ

快適な生活には別れを告げましょう。オーストラリアの広大な砂漠、雪におおわれた山々、侵食によって生まれた海岸線、そして太古の雨林の中では生きているということを実感するはずです。シドニーからメルボルンまでハーレーで疾走したり、ビクトリア州の雪におおわれた山間をヘリコプターで飛ぶのもいいでしょう。シンプソン砂漠でラクダに揺られたり、キャンベラ上空を熱気球で飛行することもできます。荒々しい南洋に沿ったグレート・オーシャン・ウォークのハイキングや、マーガレット・リバーの石灰石の洞窟探検もおすすめです。ハイキング、オートバイ、乗馬、ハンググライダーも楽しめます。山肌を集中力と太いロープだけで下る経験だってできます。オーストラリアでは冒険にチャンレンジしないなんてできっこありません。

世界遺産ブルーマウンテンズのメガロン渓谷(Megalong Valley)で馬上のアドベンチャーを楽しみながら、オーストラリアの大自然の香りを満喫しましょう。2,000エーカー以上の土地を行くコースとあらゆるレベルの乗り手に応じた馬が用意されているので、手綱を握り締めて疾走することも、ゆったりとしたペースで進むことも可能です。渓谷の尾根までの景色のよい2時間のコース、コックス・リバー(Cox’s River)までの半日ツアー、雄大な大自然の中を進む1泊コースなどがあります。本格的な「ブッシュ」体験をしたいなら、オーストラリア版カウボーイ「ジャカルー」修業をするジャカルー・スクールで牛追いや羊毛刈り、牧童用の鞭の使い方を習うこともできます。

ハイキング・ブーツのひもを締めて、心の準備をしましょう。オーストラリア・アルプスの尾根伝いに3つの州と4つの国立公園をまたいで歩く、長く厳しいハイキング・コースです。 総延長は65キロにおよび、ビクトリア州のワルハラ(Walhalla)からキャンベラ(Canberra)のすぐ南にあるサーワ(Tharwa)まで続いています。ビクトリア州内はバウ・バウ高原(Baw Baw Plateau)、ボゴン高地(Bogong High Plains)などの起伏に富んだ道を進みます。ニュー・サウス・ウェールズ州内はコジオスコ国立公園(Kosciuzko National Park)の険しい山々を行き、キャンベラ(Canberra)に近い岩だらけのナマジ国立公園(Namadgi National Park)を歩きます。荒野の中のキャンプ、歴史ある小屋、コース周辺にある高原のリゾートなどに泊まってください。日帰りコースを歩くか、短い区間をいくつか組み合わせてみるのもよいでしょう。   全行程を踏破すると50日から60日かかります。本当に自信のある方だけにおすすめします。

雪におおわれたマウント・ホッサムでは尽きることのない冬のスリルが待っています。 メアリーズ・スライド(Mary's Slide)、ブルー・リボン(Blue Ribbon)、ヘブンリー・バレー(Heavenly Valley)で急斜面に挑戦してみましょう。初心者向けのサミット(Summit)、ビッグDプレイグラウンド(Big D Playground)、ミルキーウェイ(Milkyway)で腕試しをしてみるのもいいでしょう。スノーボーダーには溝や窪み、障害物、コブ、雪の裂け目や開口部があって、アクロバティックな滑りが好きなスキーヤーが羨ましがることうけ合いです。たくさんあるクロスカントリー・コースを滑ってパブからパブへと渡り歩くことも、隣接するフォールズ・クリーク(Falls Creek)のスキー場までヘリコプターで移動することもできます。雪の中で過ごす爽快な1日の終わりには、山頂のスパで至福のひと時を過ごしてください。

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グレート・オーシャン・ウォーク

グレート・オーシャン・ウォークを歩く、ビクトリア州

グレート・オーシャン・ロード(Great Ocean Road)沿いで本物の冒険がしたい方は、まずはハイキングシューズを用意してください。グレート・オーシャン・ウォークはアポロ・ベイ(Appolo Bay)から海上に浮かぶ奇岩群12人の使徒(Twelve Apostles)近くまでの90キロにおよぶコースで、目を見張る景観の海岸線を歩きます。オーストラリアで最も標高の高い岸壁に立ち、森の中や砂浜や沿岸の荒野を歩き、カンガルー、コアラ、イルカやクジラと出会ってみてください。コースに沿って、時には離れてみて数時間、1日、1泊でウォーキングをするか、あるいは一週間かけて全コースの踏破に挑戦することもできます。地元の宿泊施設で一夜を過ごしてもいいですし、眺望のいいキャンプ場を予約するのもいいでしょう。

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ゴールド・コースト・ヒンターランドで

ゴールド・コースト・ヒンターランドでハンググライダーに挑戦、クイーンズランド州

ゴールド・コーストの内陸側、カナングラ(Canungra)で2人乗りのハンググライダーかパラグライダーに乗って、夢のように大空を舞ってみましょう。飛び立つ山や眼下に見下ろす谷の美しい景観が楽しめ、オーストラリアで最も人気のある飛行スポットです。20分間のフライトでは、ゴールドコーストの高層ビルやまぶしい砂浜、ゴンドワナ多雨林(Gondwanan rainforest)、グレート・ディヴァイディング山脈(Great Dividing Range)、ボーダー山脈(Border Ranges)やブリスベンの上空を飛ぶことができます。地上からは3,000フィート、タンボリン山(Mt Tamborine)の山頂からは1,000フィートの高さから実に爽快な経験ができます。

世界遺産のデインツリー熱帯雨林(Daintree Rainforest)は世界最古の熱帯雨林で、恐竜の生きていた時代から変わらない木々が茂っています。この力強い太古の光景についてもっと知りたければ、地域の伝統的土地所有者、アボリジニのクク・ヤランジ族(Kuku Yalanji)が同行するツアーに参加しましょう。モスマン渓谷(Mossman Gorge)に沿ったアボリジニの伝統的な道を、ガイドの案内で歩くことができます。クク・ヤランジ族が9,000年以上にわたって食料や薬、寝るための岩陰、精神の拠り所としてこの森をどうやって利用してきたかがわかります。また、バラマンディを釣ったり、ヒーリングパワーを持つとされる神聖な滝を訪れたり、クク・ヤランジ族が区別する5つの季節とはどのようなものなのかを学んでください。アボリジニ・アートのレッスンや、緑豊かな熱帯雨林を眺めながらドリームタイムと呼ばれる彼らの伝説に耳を傾けることもできます。

マーガレット・リバーのワイン産地からほど近いルーウィン・ナチュラリステ(Leeuwin-Naturaliste)には、太古の石灰岩の地下洞窟網があります。観光客のほとんどは遊歩道を歩いて一般公開されている洞窟を見学しますが、地元の専門ツアー会社を利用すれば、もっとスリルある体験も可能です。森の中からロープを使って降りるしか手段のないワイルドな洞窟を探検してみましょう。ランプ付きのヘルメットをかぶって、狭いトンネルや洞窟を進むこともできます。中でもいちばん勇気が必要なのは、カルガーダップ洞窟(Calgardup Canal)の中のリバーシング・カナル(Rebirthing Canal)と呼ばれている部分でしょう。

キンバリー地方を横断する660kmのコースを走って、オーストラリア最高峰の4WDのドライブコース走破に挑戦しましょう。ウィンジャナ渓谷国立公園(Windjana Gorge National Park)では淡水に住むクロコダイルの観察、レナード渓谷(Lennard Gorge)やベル渓谷(Bell Gorge)では水泳やブッシュウォーキング、キャンプがおすすめです。遊覧飛行で空の上からミッチェル・フォールズ(Mitchell Falls)やミッチェル高原(Mitchell Plateau)の景観を満喫するのもいいでしょう。また、100万エーカーという広大な敷地面積を誇るエル・クエストロ・ウィルダネス・パーク(El Questro Wilderness Park)での宿泊を体験してみてはいかがでしょうか。ここを起点にして馬に乗ってトレッキングに出かけたり、キンバリー地方の野生動物を間近に眺めたり、切り立った崖や先住民族アボリジニの女神ワンジナを描いた岩絵を眺めながらチェンバーレイン渓谷(Chamberlain Gorge)をカヌーで漕ぎ下ることもできます。さらにマウンテン・バイクに乗ってブリスベン・トゥ・ブルーム・チャリティ・バイク・ライド(Brisbane to Broome Charity Bike Ride)に参加しながら、あちこちの景色を楽しむことも可能です。アウトバックではどんなアドベンチャーに挑戦するにせよ、あらかじめプランをきちんと立てることをお忘れなく。

4WDがあればフリンダース山脈の起伏に富んだ景観を間近で楽しむことができます。フリンダース南部にあるウィルミントン(Wilmington)周辺の険しい道や、北部にあるアーカルーラ(Arkaroola)の赤い花崗岩の山々、金色に輝くスピニフェクスにおおわれた丘陵を探検してみてください。4WDのオープンカーのツアーでリッジトップ・トラック(Ridgetop Track)を走ってアーカルーラの先史時代の地質について学んだり、エコーキャンプ・バック・トラック(Echo Camp Back Track)をドライブして泉や、かつての金鉱、銅鉱を訪ねることもできます。4WDの冒険と、山脈の中央に位置する巨大な円形競技場のような形をしたウィルピナ・パウンド(Wilpena Pound)上空の遊覧飛行を組み合わせてみるのもいいでしょう。この場所は空から眺めると、まるで恐竜の声が聞こえてきそうな、忘れられた古代の世界を思い出させてくれます。

開拓者ジョン・マクドゥオル・スチュアート(John McDouall Stuart)が切り拓いた道を、エクスプローラーズ・ハイウェイ(Explorers Highway)を通ってアデレードからダーウィンまでドライブしながらたどってみましょう。このルートは、世界に名高いワインの産地バロッサ・バレー(Barossa Valley)から荒々しいフリンダース山脈へと走っています。ウィルピナ・パウンドの外周を歩くか、遊覧飛行で空からの景観を楽しみましょう。オパール鉱山の拠点、クーバー・ピディ(Coober Pedy)で過ごす地底のホテルでの滞在、アウトバックの町アリス・スプリングズ(Alice Springs)での宿泊もおすすめです。先住民族アボリジニのガイドによる案内でウルル(Uluru)の周りを歩いたり、キングス・キャニオン(Kings Canyon)のふもとまで行ってみるのもよいでしょう。世界遺産のカカドゥ国立公園(Kakadu National Park)でアボリジニの古いロック・アートを鑑賞したら、リッチフィールド国立公園(Litchfield National Park)の澄み切った池の水でひと泳ぎしましょう。

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ラクダで歩くシンプソン砂漠、ノーザン・テリトリー

ラクダで歩くシンプソン砂漠、ノーザン・テリトリー

オーストラリアの町から遠く離れた広大な砂漠を、19世紀から20世紀初頭のアフガニスタンのラクダ騎兵のように歩いてみませんか。ラクダに揺られるだけではありません。ラクダが文句ひとつ言わず悠然と荷物を運んでくれている間、最大6時間は歩くことになります。朝晩はラクダが餌を食べている間の見張りを手伝い、ラクダ追いたちの指導を受けながら鞍や積み荷の装着を手伝います。悠久の時を刻む色鮮やかな砂漠の景観を満喫し、夜には満天の星空の下でキャンプを楽しみましょう。1週間のトレッキング、あるいは6週間のツアーで「アラビアのロレンス」をまねて「オーストラリアのロレンス」になってみてはいかがでしょうか。

カカドゥ国立公園のアボリジニの案内で行くブッシュ・タッカー・ツアーに参加して、マグパイ・グースやグリーン・アンツ、スイレン、ブッシュ・キャロットなどアボリジニが主食とする野生の味を試食してみましょう。1万種類もの昆虫、55種類もの魚類、数百種類もの鳥類、75種類もの爬虫類が生息する世界遺産の緑豊かな景観の中で味わう、文化と味覚の旅です。カカドゥのアボリジニが生き物たちの織りなすこの複雑な生態系システムの中からどのようにして食料や薬を集めたのかを学びましょう。カカドゥの透き通った滝、野生生物が多数生息する湿地、緑豊かなモンスーン雨林などの鮮やかで変化に富んだ美しい景色を眺めながら、野生のヘビやカメ、バラマンディを味わってください。

65キロのこの有名なコースをクレイドル・マウンテン(Cradle Mountain)からセントクレア湖(Lake St Clair)までトレッキングして、世界遺産に登録されたタスマニアの原生地の中心部を踏破しましょう。6日かけてオーバーランド・トラック全体を歩いても、クレイドル・マウンテン・ビジターセンター(Cradle Mountain Visitor Centre)やダブ湖(Dove Lake)を起点に短時間または日帰りのウォーキングをするのもいいでしょう。体験するにはタスマニア州のパーク・ワイルドライフ・サービス(Parks & Wildlife Service)に事前に申請して、適当なテントと暖かい寝袋を携行してください。このルートにはストーブの備わった簡単な山小屋が8棟ありますが、空いているとは限りません。コースのベストシーズンは、気候が穏和で日照時間が長い11月から翌4月までです。

ハザード山脈(Hazard Ranges)の頂上までのハイキングには1時間半かかりますが、登りきれば少しくすんだようなピンク色の山々とブルーグリーンの海、そして純白の砂浜が溶け合うワイングラス・ベイ(Wineglass Bay)の荘厳な眺めが待っています。この岩だらけの山脈は、メイン・ウォール(Main Wall)やフローストーン・ウォール(Flowstone Wall)などの巨大な岩盤から、点在する小さな岩までバラエティに富んでいるため、ロッククライミングやアブセイリングを楽しむ人たちに人気があります。上級者なら、4WDでしかアクセスできないブルーウォーター・ベイ(Bluewater Bay)の近くの海に突き出た花崗岩の断崖に挑戦することもできます。人気のあるホワイトウォーター・ウォール(Whitewater Wall)やラッシーズ・ウォール(Lassies Wall)の傾斜のきついグレーの岩山の近くには、クライマー用のキャンプもあります。

キャンベラを代表する国家関連の建築物や公園、計画に基づいて建設された整然とした町並みの上空を、熱気球で飛行してみませんか。新旧両国会議事堂や国立美術館、国立博物館、戦争記念館の上を飛ぶことができます。  政府関係の建築物のこれほど近くを気球で飛べる都市は、世界でもキャンベラ以外にはほとんどありません。ほとんどのツアーは夜明けに出発し、魔法にかけたような、この端正な街の異なった表情を垣間見せてくれます。スカイダイビングもそうですが、1時間の遊覧飛行の催行は天候次第。3月のキャンベラ・バルーン・フィエスタの期間中なら、空を彩る数々の熱気球と一緒に飛ぶことに。着陸するとシャンパン付きの朝食でキャンベラの1日が始まります。

キャンベラから気軽に行けるマランビジー川周辺地区(Murrumbidgee River Corridor)には、思わず試してみたくなるアウトドアの楽しみがたくさんあります。オーストラリア・アルプスから河口まで1,600キロに及ぶ長い流域の中でもとびきりの魅力のある地域で、ありとあらゆる大自然の魅力がそろっています。ウリアラ・クロッシング(Uriarra Crossing)かサーワ(Tharwa)周辺の短いウォーキングを楽しむか、全長27キロのマランビジー・ディスカバリー・トラック(Murrumbidgee Discovery Track)に挑戦してみてください。あるいはカスアリーナ・サンズ(Casuarina Sands)で水泳やカヤック、ピクニックを楽しんだり、コッター(Cotter)キャンプ場の木陰でトランプ遊びをすることもできます。さらにマレー・コッドを釣ったり、ブッシュの中から聞こえてくる固有種の鳥たちのさえずりに耳を傾けるのもいいでしょう。キャンベラからここだけを目的にして日帰り旅行を楽しむことも、川辺でキャンプをしながら他の観光地とあわせて楽しむこともできます。

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