健康と安全

オーストラリアは概して安全な旅行先で、観光客は個人的な安全や危険の少なさという点では特に障害なく旅行をすることができます。 政治機構が安定し、道路がよく整備され、犯罪発生率が低く、医療の水準も非常に高いので、安全かつ容易に国内をご旅行いただけます。
 
常識を持って行動すれば、広大なアウトバックや荒々しいビーチ、太古から変わらない原生地など、オーストラリアの独特な景観を安全に楽しむことができます。 ただし旅行というものは行き先が自分のよく知っている場所であろうとなかろうと、自分の安全と所有物両方に対して注意を払っておく必要があります。

ここでは、利用可能な医療機関およびサービスに関する役立つ情報と、詳細な情報を掲載するWebサイトのリンクをご紹介します。

旅行保険と医療サービス

旅行前に、盗難、紛失、事故、疾病を保障対象とする旅行保険に加入しておかれることを強くおすすめします。 スキューバ・ダイビング、ブッシュウォーキング、遠隔地域の旅行などのアドベンチャー・アクティビティをご計画の場合は、それらのアクティビティが保障の対象になっていることをご確認ください。  また、詳細を記載した保険証券と緊急連絡先の電話番号を記したメモを忘れずに携行してください。

オーストラリアの医療保険制度はメディケア(Medicare)と呼ばれます。オーストラリアの病院には、ワールドクラスの医療設備が備わっており、高い医療水準の治療を受けることができます。 オーストラリア政府は一部の国との間で、オーストラリア滞在中に必要になった医療に関する相互医療契約を交わしています。とはいえ、ご出発前に医療の受診資格があることを確認し、オーストラリアの滞在期間を対象とする適切な旅行保険に加入するようおすすめします。

ワクチン接種と薬品

黄熱病の感染の恐れがある国や地域から渡航したり、到着前6日以内にそれらの地域を訪れていない限り、オーストラリアの入国に際して予防接種やワクチン接種は必要ありません。 ただし、規制や医療上の勧告は突然変更される場合があります。したがって、ご出発前にかかりつけの医師にご相談いただくか、関連するオーストラリア政府のWebサイトをご確認ください。

個人的な使用に供するために薬品をオーストラリアに持ち込む場合は、管理を行うため到着時に申告する必要があります。 このため、病状や治療方法を明記した医師の書簡や処方箋を持参されることをおすすめします。 オーストラリア滞在中に薬品の処方を受ける場合は、オーストラリア在住の医師によって発行された処方箋が必要です。

障害をお持ちの方々へ

障害をお持ちの方々がオーストラリア旅行を満喫できるように、近年ではさまざまな取り組みがなされています。 医療上の配慮や特別な対応を必要とされる方に、豊富なサービスが用意されています。 ご出発の前に旅行代理店にご要望をお伝えいただくか、以下のWebサイトをご覧になり、ご旅行の準備にお役立てください。

紫外線予防

オーストラリアの日射しは非常に強く、夏期では15分という短時間で日焼けによる炎症を引き起こします。したがって、曇りの日でも一年中日射しから身を守ることが重要です。

過去数十年にわたり、オーストラリア政府は皮膚ガンの主な原因となる太陽の紫外線(UV)を浴びすぎないよう注意する啓発活動に取り組んできました。皮膚ガンは、オーストラリアで最も多く診断されているガンです。

現在では、オーストラリアの子供たちは日焼け止めを塗り、つば広の帽子をかぶって登校しています。また、多くの水着が紫外線予防の素材で作られています。

オーストラリアを旅行する際は、次のような「サン・スマート(太陽と賢く付き合うこと)」を心がけましょう。 スイミング中を含め、できるだけ皮膚を覆う衣類を着用して日焼けを防ぐ。定期的に効果の高い耐水性の日焼け止めを塗る。帽子とサングラスを着用し、顔、鼻、首、耳、目を守る。直射日光が当たる場所ではなく日陰で過ごす。

UVが最も強くなる日中は特に注意が必要です。脱水症を避けるため十分な水分を摂取してください。

オーストラリア政府のサン・スマートUVアラート(SunSmart UV Alert)では、一日で最も注意すべき時間帯を確認できます。この情報は、大部分の新聞の天気予報欄や気象局Webサイトに掲載されています。

オーストラリア・ガン評議会は、高品質で安価な多数の紫外線予防商品を開発しています。これには、サングラス、UV予防素材の衣類、日焼け止め、帽子、サン・シェルター、水泳用ゴーグル、イベント用テント、日傘、化粧品などが含まれます。これらの商品は、オンラインで入手することも、州およびテリトリーのガン評議会ショップ、デパート、薬局、全国の小売店で入手することもできます。

水辺の安全対策

オーストラリアの人口は沿岸部に集中しており、ビーチはオーストラリアの人々にとってアイデンティティとも言える特別な場所となってきました。 オーストラリアの人たちは水辺が大好きで、毎日幾千人もの人々がスイミングやサーフィンを楽しんだり、くつろいだりするために沿岸部に集います。 しかし、オーストラリアの美しいビーチには、慣れていない人にとって、強い潮の流れや突然変わる海辺の状況など、隠れた危険が潜んでいる場合があります。

人気の高いビーチでは一般的に10月~4月にかけてボランティアのライフセーバーがパトロールをしています。また、泳ぐのに安全な場所は赤と黄色の旗で表示されています。 安全に注意し、いつもこれらの旗の間で示された範囲で誰かと一緒に泳ぐようにしてください。

ダイビングを計画している場合は、旅行する地域のダイブ・オペレーターまたは州のダイビング業協会に問い合わせて、ダイビング場所の状況、安全規制、ライセンス、許可事項、ダイバー・レーティング要件に関する情報をご確認ください。

野生生物

オーストラリアの驚くべきユニークな野生生物は、多くの観光客を魅了していますが、常識に従って行動しましょう。そうすれば、危険なオーストラリアの野生生物を過度に恐れる必要はありません。

オーストラリアでは、サメに襲われることは滅多にありません。 オーストラリアのビーチに設置されているサメ用の防護柵はサメが入るのを阻止してくれますが、ライフセーバーがパトロールしているビーチで安全を示す旗の間で泳ぎ、一人で泳ぐことを避ければ、より安全に海水浴を楽しむことができます。

ワニはオーストラリア北部一帯の川や入江に生息しています。 ワニの生息地の近くを通る際は安全のための標識に注意し、川や入江、塩水河川、深い池、海岸沿いのマングローブ林では泳がないようにしてください。 また専門家にワニに関する助言を受けてから、キャンプや釣り、ボートを楽しんでください。

毒クラゲは11月から翌4月まで、熱帯の水域にしばしば姿を現します。 この期間は毒クラゲ除けの囲いの中でしか泳ぐことができません。囲いは人気の高いビーチに設置されています。 また、これらの水域で泳ぐ場合は、保護水着を着用する必要もあります。警告標識には必ず従ってください。

オーストラリアには毒ヘビおよび毒グモが生息しますが、咬まれることはほとんどありませんし、咬まれて死に至ることもまれです。 ブッシュウォーキングやハイキングを楽しむ場合は、防護用の靴を履き、常識に従って行動することで毒ヘビや毒グモに咬まれずにすみます。 もし咬まれた場合は、直ちに医師の治療を受けてください。

遠隔地への旅行

オーストラリアのアウトバック・トラックは、世界で最もエキサイティングな4WDコースですが、オーストラリアの遠隔地や原生地をドライブするには、事前の十分な準備が必要です。 ガイドなしでアウトバックの旅に出かける前に、道路の状況を確認し、車両に適切な装備が施されていることを確認してください。また、詳細な地図と予備の食料や燃料を携行し、非常の際の計画も立ててください。 関係者に到着時間を伝えておくのも忘れないでください。 オーストラリアでは、しばしば街との間が数百キロに及ぶことを念頭に置いて旅行を計画してください。 遠隔地では携帯電話が通じない場合があるので注意してください。 遠隔地で車が故障した場合は、車を離れないようにしてください。 これは遭難時に生存する最も重要な方法です。 道路によっては、車列を組んで旅行する必要があります。

ブッシュウォーキングやハイキングの際は、距離と歩くのに必要な体力の程度をチェックし、長距離や体力的に厳しいウォーキングをする場合は、地元のガイドを使うことを検討してください。 パークス・オーストラリアWebサイトで、山道の状況や危険に関する最新情報を確認してください。

自然災害

オーストラリアでは、時折ブッシュファイヤー、洪水、干ばつ、熱波、暴風雨、地震、地滑りなどの「自然災害」に見舞われます。 多くの場合、これらの自然現象はオーストラリアの国土の特性や気候サイクルが一因となって生じます。

災害時には、多数のオーストラリア政府関連機関によって活動が行われます。 健康上の緊急事態の場合は、オーストラリア政府の健康上の緊急事態Webサイトに、最新情報、重要な健康上の連絡事項、さらには健康に関する対応策が公開されます。

緊急サービス

オーストラリアでは、「000」がすべての緊急時に使う電話番号です。 この電話番号で、警察、救急車、または消防署に連絡できます。 緊急時のみ、「000」に電話してください。

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オーストラリアで安全かつ健康的に旅行するための詳しい情報については、次のリンクをご覧ください:

オーストラリア税関・国境警備局:www.customs.gov.au

オーストラリア検疫検査局:www.daff.gov.au/aqis

★オーストラリア保健・高齢化省:www.health.gov.au

オーストラリア国家安全保障会議:www.nationalsecurity.gov.au

政府医療局:www.medicareaustralia.gov.au

★健康上の緊急事態:www.healthemergency.gov.au

体の不自由な方向けの旅行情報:www.nican.com.au または www.australiaforall.com

オーストラリア国立公園および原生地:www.environment.gov.au/parks

オーストラリア気象局:www.bom.gov.au

オーストラリア緊急災害管理局:www.em.gov.au

サン・スマート:www.sunsmart.com.au

オーストラリア・ガン評議会:www.cancer.org.au

サーフ・ライフ・セービング・オーストラリア:www.sls.com.au

ダイビング業協会:www.diveindustry.com.au