オーストラリアには1994年に世界遺産に登録された二つの哺乳類化石地域があります。それらは2,000km(1,242マイル)も離れた場所にあり、その一方が南オーストラリア州ナラコート哺乳類化石地域です。ナラコート哺乳類化石地域は300ヘクタール(741エーカー)の平坦な土地にあり、行き場を失った海岸砂丘が幾筋も連なって現在の海岸線と並行に走っている様子が特徴となっています。もう一方はクイーンズランド州北西部、グレゴリー川流域に位置するリバースレー哺乳類化石地域であり10,000ヘクタール(24,710エーカー)の広さです。 2つの化石地域はそれぞれ独立しており、世界で最も隔離された大陸における動物の重要な進化の過程を見ることができます。近代オーストラリアの哺乳類の系統史は、これらの化石の堆積から明らかとなり、その結果、生きた哺乳類やその生息環境の保存状況についても詳しく知ることができるようになりました。現在のところ、リバースレー哺乳類化石地域への旅行者の立ち入りは禁止されていますが、ナラコート哺乳類化石地域へはバスか車で行くことができます。ここでは、旅行者向けの洞窟ツアーが用意されており、隣接するキャンプ場にはキャンプ用の施設が用意されています。
16の世界遺産トップページに戻る