ニュー・サウス・ウェールズ州、ジャービス・ベイ、ダイブ・ジャービス・ベイ、ザトウクジラ © Dive Jervis Bay

ニュー・サウス・ウェールズ州、ジャービス・ベイ、ザトウクジラ © Dive Jervis Bay

オーストラリアの海でのシュノーケリングで野生動物と泳ごう

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虹のように美しい魚たちの間で泳ぐ
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虹のように美しい魚たちの間で泳ぐ
時期:一年中

オーストラリアのサンゴ礁には色鮮やかな魚がたくさん泳いでおり、シュノーケルをすれば、ほぼ間違いなくかなりの数の魚を見ることができます。グレート・バリア・リーフ(Great Barrier Reef)周辺でダイビングをすれば、美しいサンゴ礁の中を色とりどりの魚の群れが素早く泳いでいく姿が見られます。挑戦する気になったら、このサンゴ礁に生息するグレート・エイト(Great Eight)と呼ばれる生き物をすべて探してみませんか。

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クロコダイルのいる囲いの中に入る
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クロコダイルのいる囲いの中に入る
時期:一年中

イリエワニはオーストラリアの海に生息する肉食動物の中でも最も興味をそそられるものの一つでしょう。イリエワニは地上最大のは虫類です。嬉しいことに、ダーウィンにあるクロコザウルス・コーブ(Crocosaurus Cove)では、この巨大な生き物のすぐ近くまで安全に接近し、スリルを存分に味わうことができます。これはガラス製のケースに入り、シュノーケルを装着して、イリエワニのいる水中に沈められるという体験です。その巨大さと俊敏さには本当に驚かされます。

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ウミガメと一緒に泳ぐ
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ウミガメと一緒に泳ぐ
時期:一年中

色とりどりの魚たちほど気安く寄ってくるわけではありませんが、ウミガメはクイーンズランド州西オーストラリア州の浅くて温かいサンゴ礁ではごく普通に目にすることができます。この美しい生き物が潮の流れに乗ってゆっくりと泳ぐ姿を眺めていると、まるで瞑想をしているような気分になれます。シュノーケル・ツアーに参加して、運に恵まれればウミガメに出会えるかもしれません。また1月から3月にかけての時季にMon Repos(モン・レポス)へ行けば、ウミガメの赤ちゃんが卵から孵化し、海に向かって駆けて行く様子を見ることができます。

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人なつっこいアシカと一緒に遊ぶ
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人なつっこいアシカと一緒に遊ぶ
時期:9月~6月

人懐っこいアシカは親しみを込めて「海の子犬」と呼ばれ、オーストラリアで最も親しまれている海洋生物の一つです。オーストラリアのアシカは、西オーストラリア州や南オーストラリア州の海の中で遊んでいるか、岩の上で日光浴をしている様子がよく見られますが、その中でもエア半島(Eyre Peninsula)はアシカとの触れ合いを楽しめる格好の場所です。ツアーボートに乗り込んで、アシカがいる場所に向かいましょう。到着すると、まるで挨拶をするようにアシカの方から次々と近づいてきてくれます。その様子には思わず笑みがこぼれます。

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野生のイルカと泳ぐ
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野生のイルカと泳ぐ
時期:10月~4月

イルカと一緒に泳ぐのは、是非とも挑戦してみたいことの一つ。それには多くの、そしてもっともな理由があります。海の中で好奇心いっぱいのイルカたちに混じると、彼らはすぐに自分たちの仲間として受け入れてくれます。ポート・スティーブンス(Port Stephens)は、自然の中でバンドウイルカと一緒に泳ぐのにぴったりの場所の一つです。ツアーを予約して、海へ出発しましょう。ボートが動いている間は、しっかりとしがみついていてください。やがて海の中からイルカが現れて、船の横を泳ぎ、一緒に旅をしてくれます。

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ケージダイビングでサメに大接近
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ケージダイビングでサメに大接近
時期:一年中

自然美が豊かな南オーストラリア州のエア半島(Eyre Peninsula)。その沖合にあるネプチューン島(Neptune Islands)では、スリリングな水中体験ができます。ここにはホホジロザメ(グレート・ホワイト・シャーク)が餌を食べるためにやってきます。そのため、安全性にきちんと配慮した水中ケージの中に入って、生態系の頂点に立つ捕食者を至近距離で安全に見るチャンスがあるのです。海の中に入り、最高のスリルを味わう瞬間に向けて心の準備をしましょう。ホホジロザメとのケージダイビングでは、この畏敬の念すら覚える巨大なサメを全く新しい視点から見つめることができます。

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マンタと泳ぐ
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マンタと泳ぐ
時期:6月~9月

外洋で自分の頭の上をマンタが滑らかに泳いでいく様子は実に壮大なものです。穏やかな性質であるマンタはオーストラリアのいくつかの場所で見ることができますが、中でもレディー・エリオット島(Lady Elliot Island)にはマンタがとりわけよく集まるようです。シュノーケルを付ければ、マンタがまるで翼を広げた鳥のように優雅に泳ぐ印象的な様子を観察できるチャンスがあります。海に入ってマンタを観察するなら、冬の時期(6月~8月)の方が遭遇する確率が高くなります。

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オーストラリアコウイカと一緒に海を漂う
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オーストラリアコウイカと一緒に海を漂う
時期:5月~8月

パターンと色を変えて発光するオーストラリアコウイカは、その行く場所に合わせて自身をさまざまに変化させます。アデレードの北にあるワイアラ(Whyalla)はこのイカの繁殖地で、毎年その季節には数千匹が集結し、さらにシュノーケルを楽しむ人々も集まってきます。ガイド付きツアーに参加して海の中に入ってみましょう。この神秘的で素晴らしい生き物がゆっくりと泳ぎ、周囲の状況に合わせて形や色を変え、カモフラージュする様子には思わず見とれてしまいます。

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ジンベエザメと一緒に遊ぶ
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ジンベエザメと一緒に遊ぶ
時期:3月中旬から7月中旬

思い出に残る海洋生物との出会いを体験したいなら、海の中で最も大きな魚と一緒にシュノーケルをするのはどうでしょう。ニンガルーリーフ(Ningaloo Reef)は海洋生物の観察に適した素晴らしい場所で、また毎年この時期にやってくるジンベエザメと一緒に泳げる世界でも数少ない場所の一つとされています。足ひれを付けて、ツアーボートから離れて、この巨大な魚が静かに悠然と泳ぐ様子を間近で見てみましょう。

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ザトウクジラと一緒に海の中を楽しむ
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ザトウクジラと一緒に海の中を楽しむ
時期:6月~10月

回遊するザトウクジラと一緒に泳ぐなど本当に特別な体験と言えますが、オーストラリアではいくつかの場所で挑戦することができます。クイーンズランド州のハービー・ベイ(Hervey Bay)に向かい、この巨大なクジラが南極大陸から北へ向かって回遊する姿を見に行きましょう。サステナビリティに配慮して、海の中に入るのはクジラの状態がよいときに限られています。そのため、ガイドがクジラの行動を判断している間は、この素晴らしい生き物をじっくりと観察してください。好奇心旺盛なザトウクジラに運よく出会うことができたら、急いで海の中に入りましょう。クジラが優雅に泳ぐ隣で、潮の流れに乗って静かに泳いでみてください。

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ドワーフミンククジラとひと泳ぎする
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ドワーフミンククジラとひと泳ぎする
時期:6月~8月

ケアンズから数日間の特別ツアーに参加して、ドワーフミンククジラと泳げる世界で唯一の場所を訪れてみましょう。このクジラは1981年に発見された小型のクジラで、野生では滅多に見かけることのない海洋生物の一つです。クジラを探す間は数日間シュノーケルをして過ごします。ようやくクジラを見つけたとき、気分は最高に盛り上がるでしょう。このクジラは好奇心がとても強いことで知られており、泳いでいる人に興味深そうに近づいてきてくれます。珍しいクジラが物見高そうに一緒に泳いでくれる間、海の中に潜ったり、クジラを観察したりしてみましょう。

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ジュゴンと一緒に泳ぐ
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ジュゴンと一緒に泳ぐ
時期:9月~12月

かつては実在する人魚だと考えられていたジュゴンは、穏やかでとても恥ずかしがり屋の生き物です。そのためジュゴンと遭遇するチャンスはなかなかないものの、出会えば実に心が沸き立つものです。クイーンズランド州にあるモートン島(Moreton Island)と西オーストラリア州のコーラル・コースト(Coral Coast)は、浅瀬でジュゴンが見られる場所として有名な場所です。必ずジュゴンが見られるという保証はありませんが、ワクワクしながらジュゴンを探すのも楽しく、その間にさまざまな海の生き物を目にすることができます。幸運にも隣を泳ぐジュゴンに出会えたなら、この恥ずかしがり屋の動物に出会えた喜びで胸がいっぱいになり、いつまでも思い出に残ることでしょう。