
Cockington Green Gardens, Canberra, Australian Capital Territory © VisitCanberra
子供連れで楽しむキャンベラ
キャンベラには、子供が遊べる公園や自然保護区、キッズスペースを完備した施設などが数多くあります。
原文:ジェニファー・ピンカートン
外で元気に走り回るのが好きな子供達にとって、ここは絶好の場所です。キャンベラに住む親達に街の何が好きかを尋ねると、「子供に良い環境だから」という答えが返ってくるはずです。野外で楽しめるアクティビティがたくさんあるというのが、その理由でしょう。自然がいっぱいの遊び場が充実しているだけでなく、国営施設では子供向けの面白いプログラムが実施されています。
カリヨン地区に行く

オーストラリア首都特別地域、キャンベラ、ナショナル・カリヨン © Chris Holly, VisitCanberra
場所: アスペン島, パークス
ナショナル・カリヨンは、バーリー・グリフィン湖(Lake Burley Griffin)のほとりにあるアスペン島(Aspen Island)の高台にある音楽堂です。カリヨンはオルガンに似た楽器で、キャンベラ在住のカリヨン奏者による50分間の演奏会が1週間を通して開かれています。この島は、子供と一緒に楽しむピクニックランチの場所としても人気です。カリヨンの歩道橋を渡ったところにあるバウンドレス(Boundless)という遊び場も、同じようにのどかな雰囲気です。キャンベラ初の多目的プレイグラウンドで、キャンベラ市創設100周年を記念して造られました。毎月第一金曜日と第三日曜日には、様々な無料アクティビティを開催しています。
クエスタコン科学博物館を訪れる

オーストラリア首都特別地域、キャンベラ、クエスタコン © VisitCanberra
場所: キング・エドワード・テラス、パークス
国立科学技術センター(National Science and Technology Centre)のクエスタコン(Questacon)は、学校が休みの時期には建物の外まで行列ができるほど、あらゆる年齢層の子供たちに大人気の場所です。4階以上の高さがある全長6mのすべり台や地震体験コーナー、自分の影をキャプチャーしたり、巨大な真空トンネルにネオンカラーのスカーフを飛ばしたりするアクティビティなど、面白い体験ができます。0歳から6歳までの小さな子供は、ミニ・キュー(Mini Q)ゾーンで遊びましょう。水遊びのエリア、パン屋さん体験ができる子供サイズのベーカリー、ハイハイやすべり台のスペース、宇宙船のシミュレーターなどがあります。
コッキントン・グリーン・ガーデン(Cockington Green Gardens)を楽しむ

オーストラリア首都特別地域、キャンベラ、コッキントン・グリーン・ガーデン © VisitCanberra
場所: 11ゴールドクリーク通り、ニコルズ
ユニークで楽しい コッキントン・グリーン・ガーデンの美しく手入れされた庭園を散策しましょう。緻密に手作りされた世界中のミニチュア建築物が展示されており、子供たちを魅了します。イギリスのコッキントンという街をモチーフにしたオリジナル展示と、世界のランドマークとなる建物を集めたインターナショナル展示が展開されています。スター・ウォーズのキャラクターや、トイレで新聞を読んでいる男性など、メインの展示物に見られるちょっとしたシャレを探してみるのも、年長の子供にはおすすめです。また、ミニチュアの蒸気機関車に乗ったり、34室のドールハウスを探索したりするのも楽しみのひとつです。
バーガーハイティーで腹ごしらえ

オーストラリア首都特別地域、キャンベラ、バーガーハイティー、ビーフ & バーリィ(Beef & Barley) © Beef & Barley
場所: キングストン・フォアショアとエア・ストリート、キングストン
キングストン・フォアショアを背景に、ビーフ & バーリィでの食事を楽しみましょう。バーガーハイティーには、ひと口チキン、ポーク&ビーフ スライダー、ビール入りの衣をつけたチップス、スイーツの盛り合わせなど、子供に人気のメニューが盛り付けられています。水辺の景色を眺めながら、大人はビールや発泡酒を楽しむことができる、家族向けの風光明媚なレストランです。
国立恐竜博物館(National Dinosaur Museum)で太古の体験を

オーストラリア首都特別地域、キャンベラ、ゴールド・クリーク・ビレッジ、国立恐竜博物館 © Tourism Australia
場所:ゴールド・クリーク。ロード 6、ニコルズ
オーストラリア最大の恐竜と先史時代の化石資料を常設展示している国立恐竜博物館は、巨大な動物に興味のある小さな子供を魅了します。 このインタラクティブな博物館には、生き生きとした恐竜の標本、完全な骨格、頭蓋骨、ロボットの恐竜などが展示されています。外の敷地に配置された巨大な恐竜の標本を散策して、本物のジュラシック・パークを歩いているような気分を味わうことから始めましょう。
コリン・フォレスト(Corin Forest)で雪と戯れる

オーストラリア首都特別地域、コリン・フォレスト・マウンテンリゾート © VisitCanberra
アドバイス
将来の宇宙飛行士は、宇宙探査におけるオーストラリアの役割を学ぶことができる キャンベラ宇宙センター(Canberra Space Centre)(コリン・フォレスト から車で20分)に行くことをおすすめします。
場所:キャンベラ市内中心部から45分、ティドビンビラ山脈内
コリン・フォレスト(Corin Forest)は、冬にはキャンベラで唯一の雪が体験でき、夏にはエキサイティングなアウトドア・アドベンチャーを楽しめる、年間を通して楽しめる山岳地帯です。初心者はスキーやスノーボードを習い、家族の皆さんでトボガニングや雪だるま、雪合戦などの雪遊びを堪能できます。雪が溶けても、このエリアはアウトドアの遊びに最適な場所です。BBQやピクニックの施設もあり、近隣のスクエア・ロック(Square Rock)やジブラルタル・フォールズ(Gibraltar Falls)を訪れることもできます。森の中を1.2Km下る、爽快なアルパイン・スライド(Alpine Slide)もぜひ体験してください。
ティドビンビラ自然保護区を探索する

オーストラリア首都特別地域、キャンベラ、ティドビンビラ自然保護区 © VisitCanberra
場所:市街地から南西に50Km
自然の中で歩き回る野生動物を見ながらかくれんぼを楽しむ・・・そんな体験を可能にしてくれるのが、ティドビンビラ自然保護区(Tidbinbilla Nature Reserve)です。ティドビンビラは「少年が男性になる場所」という意味の先住民アボリジニの言葉で、イニシエーションの儀式のことです。ここでは、ティドビンビラ山(Tidbinbilla Mountain)とジブラルタル山脈(Gibraltar Range)に囲まれた壮大な谷床が目の前に広がります。特に円形の巨石を望むジブラルタル山脈は、絵画のように美しい景色です。保護区では、水面から顔を出すカモノハシ、ブッシュランドを跳ね回るカンガルー、頭上で甲高い鳴き声を上げるコカトゥー、木の上で休むコアラなどを見ることができ、遊歩道を歩くと水鳥やカエルの声が響いています。
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オーストラリアでできる人生を変える子供時代の体験
国立樹木園のポッド・プレイグラウンドで遊ぶ
場所: フォレスト・ドライブ、モロングロ・バレー
国立樹木園(National Arboretum)のポッド・プレイグラウンド(Pod Playground)には、シルバーの階段と梯子で繋がったドングリ型の小屋があります。ステップを踏むごとに違う音が鳴るミュージカルブリッジや、砂が敷きつめられたバンクシャ(オーストラリアの原産の植物)の実の形をした小屋では幼児も遊ぶことができます。ここは街で一番センスの良い遊び場で、保護者がひと休みできるビレッジ・センターのカフェはその魅力の1つです。ビレッジ・センターには、国立盆栽美術館(National Bonsai Collection)や、創造性を養う子供用ギフト専門店ザ・キュラトリアム(The Curatoreum)もあります。
ヤラルムラ・プレイ・ステーションで大はしゃぎ

オーストラリア首都特別地域、キャンベラ、ヤラルムラ・プレイ・ステーション © VisitCanberra
場所: プレスコット・レーン 9、ヤラルムラ
オーストラリア総督府のほか、数多くの外国大使館があるヤラルムラ(Yarralumla)地域には、2つの遊び場、2つのカフェ、そして有料エンターテイメント施設のヤラルムラ・プレイ・ステーション(Yarralumla Play Station)を備えたウェストン・パーク(Weston Park)があります。都心から車で景色の良いアレクサンドリア・ドライブ(Alexandrina Drive)を走り、ウェストン・パークにのんびり暮らすカンガルーたちを通り過ぎたら、まずプレイ・ステーションに立ち寄りましょう。ここでは、動物と触れ合うことができる動物園やミニチュア列車、ミニゴルフなどが楽しめます。その後、ヤラルムラ・ギャラリーやオークス・ブラッセリーに行き、木の下で食事をしてエネルギーをチャージしましょう。食後はカロリー燃焼のため、背景のブラック・マウンテンを見渡しながら、オークの木や池が連なる湖畔を探索するのがおすすめです。