南オーストラリア州、カンガルー島
カンガルー島ガイド
自然愛好家の楽園であるカンガルー島では、多様な野生動物、印象的な沿岸の景観のほか、豊かな地元の生産物も楽しめます。
南オーストラリア州の沖合13kmにあるカンガルー島は、コアラ、カンガルー、アシカ、アザラシなどの野生動物を見るのに、オーストラリアで最適な場所の一つです。雄大でユニークな地形や、大自然が生み出す食にも恵まれているカンガルー島は、あなたに感動を与えてくれる観光スポットです。
カンガルー島には、アデレード空港(Adelaide Airport)から約30分のフライトで到着します。もしくは、アデレードから車で約1時間半のケープ・ジャービス(Cape Jervis)まで行き、そこから約45分の車両旅客フェリーに乗ってカンガルー島に向かうこともできます。
- リージョナル・エクスプレス(REX)とカンタスリンク(QantasLink)では、アデレード空港(ADL)からカンガルー島のキングスコート空港(Kingscote Airport、KGC)への直行便を運航しています。
- レンタカーは、アデレードまたはペネショー(Penneshaw)から利用できます。必ず事前に予約しておきましょう。
カンガルー島には公共交通機関やタクシーがないので、散策するにはレンタカーを借りるか、ツアーに参加するのが便利です。本土からレンタカーを借りる場合は、レンタカー会社にカンガルー島で車を運転していいか確認するようにしましょう。一部のレンタカー会社では、カンガルー島での運転が制限されている場合があります。
カンガルー島では、日中は島を探索するのに適度に暖かく、夜は地元産の赤ワインを飲みながらくつろぐのにちょうどいい涼しい気候で、秋がベストシーズンです。
人混みを避けたいなら、冬が理想的です。また、冬はホエール・ウォッチングシーズンも始まるので、寒い季節でも忘れられない体験ができるでしょう。
- 繁忙期: 秋(3月~5月)
- 閑散期:冬(6月~8月)
- 必見ポイント:アシカの赤ちゃんがシール・ベイ(Seal Bay)で遊ぶ姿や散歩をする姿を見るチャンス(5月下旬~8月)。
起伏に富んだ海岸線の探検からラグジュアリーな宿泊施設で過ごすくつろぎの時間まで、カンガルー島では訪れる方すべてが充実した体験を楽しめるよう、さまざまな取り組みが行われています。
- 到着:アデレード空港(Adelaide Airport)では、空港内の移動サポートや、一般の人々とは異なる過敏な感覚を持つ方に対応できるよう、到着時のデジタルガイドなど障がいを持つ方を対象としたサポートサービスが用意されています。ハーツ(Hertz)では車椅子対応の車両をレンタルできます。車で移動する場合、アデレード空港からケープ・ジャービス(Cape Jervis)までの所要時間は2時間ほどです。ケープ・ジャービスから車椅子対応のシーリンク(SeaLink)のフェリーで、車とともに島まで移動できます。
- 移動手段:カンガルー島を巡るには、自分のペースで自由に移動できるセルフドライブが最適です。島内でレンタカーを借りることもできますが、車椅子対応の車両が必要な場合は、アデレード空港で借りるのも良いでしょう。
- バリアフリー体験のハイライト: 車椅子対応の遊歩道から、あちこちにアシカ遊んでいるシール・ベイ(Seal Bay)や印象的な奇岩群のレマーカブル・ロックス(Remarkable Rocks)を眺めることができます。カンガルー島ワイルドライフ・パーク(Kangaroo Island Wildlife Park)は車椅子などでも自由に移動できるよう敷地全体が平坦になっているので、身体機能に制限がある方でもオーストラリア固有の可愛い動物を安心して見て回れます。また、サザン・オーシャン・ロッジ(Southern Ocean Lodge)では車椅子対応のフリンダーズ・スイート(Flinders Suite)を利用して、ラグジュアリーな宿泊を心ゆくまで楽しみましょう。
- 役に立つ参考資料:カンガルー島の国立公園のバリアフリー施設に目を通しておきましょう。またバリアフリーの宿泊施設や、南オーストラリア州のバリアフリーの旅行ガイドも合わせてご覧ください。