タスマニア州、ホバート
ホバートガイド
アボリジナルピープルが用いる名称: ニパルナ
ホバートでは、世界的に評価されているアートの観賞、獲れたてのシーフードグルメ、山登りを、一日ですべて体験できます。
タスマニア州の州都ホバートは、あらゆる点において期待を上回る体験ができるダイナミックな街です。オーストラリアの州都で最南端に位置するこの街は、歴史の面影を残す一方で(MONAをはじめとする)創造性溢れる風景にも満ちています。レストランのすぐ近くにある農場から届けられる地元の食材を取り入れた素晴らしいグルメとワインを楽しめるホバートは、壮大な原生地域に囲まれています。
ホバートが「ホバート」と名付けられる遙か以前から、この地に太古から暮らすムウィニナの人々とパラワの人々は、タスマニア州のこの地を「ニパルナ」と呼んでいました。彼らの言語「パラワ・カニ(palawa kani - 伝統的な言語)」では、地名も含めてあらゆる名称に大文字は一切使用しません。
ホバートのファースト・ネーションの歴史に興味がある方は、タカラ・ニパルナ(takara nipaluna) – 「ウォーキング・ホバート」アボリジナル・ツアーにぜひ参加してみましょう。この特別ツアーは、パラワ/ワルピリの女性、ヌナミ・スカルソープ-グリーン氏(Nunami Sculthorpe-Green)が運営しており、パラワの人々の生き方について理解を深められる内容となっています。
- 伝統的な名称:ニパルナ(実際は「ニップ-アー-ルーナ」に近い発音です)
- 先住民:ムウィニナの人々とパラワの人々
- 伝統的な言語:パラワ・カニ語
- パラワ・カニ語の「グッダイ(G'day)」:ヤー(ya)
ホバートを訪れる際は、空路が最も簡単です。オーストラリア国内の数都市から、一日数便が乗り入れています。
- ホバート空港(HBA)は市内から18km離れた場所にあり、国際線と国内線が乗り入れています
- レンタカーやライドシェアサービス、タクシーは、旅客ターミナルから利用できます
- ホバート市中心部へ向かうスカイバス(SkyBus)シャトルサービスは、30分おきに出発しています
ホバートは比較的小規模なので、市内での移動は簡単です。きれいで安全な公共バス網が整備されており、水辺の美術館「MONA」に行く際は専用フェリーを利用できます。多くの見どころに徒歩で行くことができ、遠方へロードトリップに出かける際はレンタカーを利用できます。ホバート観光について、さらに詳しく調べてみましょう。
ホバートには一年を通してはっきりと分かれる季節が4つあり、それぞれに固有の美しさがあります。幸いなことに、ホバートの天気は比較的予測しやすいので、旅行の計画は簡単に立てられます。オーストラリア国内の他の州都と比較して、ホバートの気温は年間を通して全体的に低めであることを想定しておきましょう。
- 繁忙期: 夏(12月~2月)と冬(6月~8月)
- 閑散期:春(9月~11月)
- 必見ポイント: シドニー・トゥー・ホバート・ヨットレース(Sydney to Hobart Yacht Race)(12月)
ホバート市内の至るところに、バリアフリーに対応した宿泊施設や見どころがあります。
- 到着:ホバート空港(Hobart Airport)には障がい(隠れた障がいを含む)を持つお客様をサポートする施設が整っており、スタッフが待機しています。
- 移動手段:ホバート中心部の公共バスはすべて、車椅子で利用することができます。ホバート中心部以外のバス路線については、トリップ・プランナー(Trip Planner)ツールの「Wheelchair accessible routes only(車椅子対応ルートのみ)」のオプションをご利用ください。
- バリアフリー体験のハイライト:人気のクナニ/ウェリントン山エクスプローラー・バス(kunanyi/Mt Wellington Explorer Bus)は車椅子に対応しており、ミュージアム・オブ・オールド&ニュー・アート(Museum of Old and New Art)には、読み上げ機能やスクリーンリーダー機能に対応したアプリへの対応など、さまざまなバリーフリーの設備が整っています。
- 役に立つ参考資料:目の不自由な方は、ヴェイケイット・アプリ(Vacayit app)を使用すると、ホバートに関するさまざまな没入型の音声ガイドを利用できます。ホバート市によるモビリティ・マップ(mobility map)には、足の不自由な方のための便利な情報が掲載されています。