ビクトリア州、メルボルン
メルボルンガイド
アボリジナルピープルが用いる名称: ニャーム
メルボルンにはオーストラリア各地のトレンドとグルメが集まっています。メルボルンには、洗練されたダイニングや手に汗握るスポーツ・イベント、多彩なアートシーンなど、素晴らしいアクティビティが溢れています。
趣ある文化を育てた豊かな歴史とニューエイジのトレンドが見事に溶け合うメルボルンに行ってみましょう。陽が沈むにつれ、楽しそうなダイニングシーン、イベントや展示会を街中で目にすることができます。現地の活気溢れる日常が感じられるレーンウェイ(裏路地)やトレンディな周辺地域、オシャレなグルメスポットに立ち寄りながらメルボルンに親しみましょう。
メルボルンは、かつてウルンジェリの人々が築いたクリン・ネイションの土地に育った街です。現在メルボルンとなっている場所はクリン・ネイションにとって長い歴史の中でずっと、社会・教育・スポーツ・文化を記念するイベントが開かれる重要な場所でした。各種ヘリテージ・ウォーク、文化ツアー、ギャラリーを通して、メルボルンの文化を体験しましょう。
- メルボルン中心地の伝統的な名称:ナールム(実際は「ナー-ム」に近い発音)
- メルボルン中心地の先住民:ウルンジェリの人々
- メルボルン広域の伝統的な名称:クリン・ネイション
- 伝統的な言語:ナールムには、伝統的な言語が4つあります。ブヌラン語(Bunurong)、タンガーラン語(Taungurung)、ワダーワラン語(Wathaurong)、ジャ・ジャ・ワラン語(Dja Dja Wurrung)。
- ワダーワラン語の「グッダイ(G'day)」:ウォミンジェカ(Wominjeka)
メルボルンには直行便が乗り入れている空港が2か所あり、アクセスは簡単です。
- タラマリンにあるメルボルン空港(MEL)は市内から22km離れた場所にあり、国際線と国内線が乗り入れています
- アバロン空港(Avalon Airport、AVV)は市内から55km離れた場所にあり、国際線と国内線が乗り入れています。
- どちらの空港でも、レンタカーやタクシー、ライドシェア、シャトルサービスを利用できます
メルボルンではおいしいコーヒーが簡単に見つかるだけでなく、市内を移動するのも簡単です。メルボルンには、きれいで安心かつ手ごろな料金の公共交通機関が整備されています。無料のシティ・サークル・トラム(City Circle tram)も走っており、車内では街の歴史を聞くことができます。
メルボルンには、はっきりと分かれた四季がありますが、ここの天気を予測するのは少々難しいと言われています。夏は基本的に暑くなり、冬は寒くなりますが、地元の人々は、一日の内に四季を感じる日もあると考えているようです。このような気候ですので、メルボルンに行く際は、重ね着用の衣類と傘を準備しておきましょう。
- 繁忙期:春と夏(11月~2月)
- 閑散期:冬(6月~8月)
- 必見ポイント:メルボルンで開催される世界クラスのフェスティバルとイベント
メルボルンは活気にあふれた都市で、数多くの宿泊施設、見どころ、レストラン、カフェ、ショッピングなどがバリアフリーに対応しています。
- 到着:メルボルン空港(Melbourne Airport)では、隠れた障がいを含む障がいお持ちの方のためのサポートを提供しています。
- 移動手段:メルボルンのほとんどのバスや電車がバリアフリー対応となっています。旅行の前に、パブリック・トランスポート・ビクトリア(Public Transport Victoria)のウェブサイトで公共交通機関利用に関する情報を確認しましょう。
- バリアフリー体験のハイライト:ビクトリア国立美術館(National Gallery of Victoria)やサイエンスワークス(Scienceworks)などいくつかの文化施設も、バリアフリーが必要な方や感覚特性をお持ちの方に対応しています。
- 役に立つ参考資料:トラベラーズ・エイド・オーストラリア(Travellers Aid Australia)は移動補助具のレンタルや充電ポイントのサービスを提供しているほか、メルボルン市のモビリティ・マップ(mobility map)ではバリアフリー施設の場所を簡単に確認できます。