

リッチフィールド国立公園ガイド
見事な滝、自然のプール、そしてドラマティックな風景が、訪問者をリッチフィールド国立公園に誘います。
原文:ジェニファー・エニオン
ノーザンテリトリーの見事なリッチフィールド国立公園のさわやかな滝に打たれると、心配事は解消されます。猛烈な滝や、涼しい滝壺がたくさんあるので、しばらく滞在して周囲のモンスーン林の静けさを満喫できます。周りを散策する時には、滝の遊歩道を歩き、先駆的な時代からの歴史的な遺跡を訪れたり、点在する驚くほど巨大なシロアリの塚を見てみましょう。
必ずやっておきたいこと
- 滝壺で泳ぐ
- ロスト・シティーを上空からヘリコプターで楽しむ
- 公園のハイライトの複数日ツアーに参加する
カンガルー島への行き方
ノーザンテリトリーのリッチフィールド国立公園はダーウィンから南へ車で2時間です。主要なルートは、バチェラーの小さな町を通る封印されたスチュアートハイウェイです。雨季(11月から3月)には4WDが使用する道路の多くが閉鎖されるので、訪れる際には道路状況を必ず確認してください。
リッチフィールド国立公園での人気アクティビティと見どころ

ノーザンテリトリー、リッチフィールド国立公園の大聖堂シロアリ塚
風景を観賞する
公園の東の境界から約17kmのところに、シロアリによって作られた幻想的な墓石のような、巨大なシロアリ塚を見ることができます。高さ2メートル近いシロアリの巣に驚くでしょう。次に、長年の侵食によって作られた奇妙な岩石のコレクションがあるロスト・シティーを訪れてください。それは印象的な光景ですが、険しい道を乗り越えるためには4WDが必要です。運転は地元の専門家に任せ、ツアーに登録するのがおすすめです。AATキングス(AAT Kings)は、シロアリ塚だけでなく、フローレンス、トルマー、ワンギの滝も巡る、充実のリッチフィールドの一日ツアー(昼食付)を用意しています。また、アドベンチャー・ツアーズ(Adventure Tours)は、滝や天然のプールなど、地域の主な見どころを巡る数日間のツアーを提供しています。

ノーザンテリトリー、リッチフィールド国立公園、フローレンス滝
滝の側で涼む
野生生物と一緒に展望台でピクニックランチを楽しむ前に、 フローレンス滝(Florence Falls)の下で泳ぎましょう。1.5kmのフローレンス・クリーク・ウォーク(Florence Creek Walk)を行くと、数種類の天然スパとジャクジーが楽しめるブレイ・ロックホール(Buley Rockhole)に到着します。さらに進むとトルマー滝と徒歩45分のトルマー・フォールズ・ウォーク(Tolmer Falls Walk)があります。また、モンスーンの森を行く往復一時間のワンギ・フォールズ・ウォーク(Wangi Falls Walk)のから帰路へ着く前に、リッチフィールドで最大かつ最もアクセスしやすい滝、ワンギ・フォールズの滝つぼで泳ぐことを忘れずに。ヴィエーター(Viator)とインデゴフェラ・エコ・ツアー(Indigofera Ecotours)は、ダーウィンから滝への日帰りツアーを開催してます。インデゴフェラの3日間ツアーでは、ブライス農場跡地とバンブー・クリーク錫鉱山遺跡を訪れるオプションもあります。

ノーザンテリトリー、リッチフィールド国立公園、ヘリコプター・オーバー・ザ・トップ・エンド
険しい道のりを冒険
リッチフィールド・ヘリコプターでの6分間のツアーでワンギ滝とその崖の俯瞰を見ることができます。またはチエタブ滝とトルマー滝とロスト・シティーを含む15分間のツアーだと、もう少し空中を楽しむことができます。レイノルズ川に沿って30分の飛行オプションもあり、プライベートで滝を楽しむ為滝の横に着陸することを含む1時間のオプションもあります。少し違った事を楽しみたければ、放棄されたバンブークリーク錫鉱山を訪れてみましょう。ノーザンテリトリー・インディジナス・ツアーで地元の先住民族の歴史や土地との繋がりを学んでみましょう。公園を出入りするときは、この地域で最初の蝶保護区であるバチェラー・バターフライ・ファームを訪れてください。ツアーは毎日行われています。

ノーザンテリトリー、リッチフィールド国立公園、ブライス農家
ブライス農家を訪問
1920年代初頭にさかのぼる、ブライス農家はオーストラリアの奥地での厳しい先駆的生活のすばらしい例です。ブライス農家は1960年代初頭に放棄され、この遺跡は現在廃墟となっている古い錫鉱山の場所でもありました。その後、この遠隔地での当時の生活の苦労や悲劇を伝える展示として復元されました。入場は無料ですが、ここに来るには4WDが必要です。道は11月から4月の間は閉鎖されます。

ノーザンテリトリー、ダーウィン、ミンディル・ビーチ・カジノ&リゾート
ダーウィンでの宿泊
リッチフィールドを観光するに最も簡単な方法の1つは、ダーウィンからの日帰り旅行です。5つ星のマンダレー・ラグジュアリー・ステイのトロピカルガーデンでリラックス自炊設備付きのヴィラは港と遊歩道の景色を望み、市内中心部の近くです。ミンディル・ビーチ・カジノ&リゾート(Mindil Beach Casino & Resort)は、特にビーチに行きたいカップルや家族連れに最高のオプションです。12ヘクタールに位置するこのカジノホテルは、24時間のエンターテイメント、インフィニティプールとラグーンプール、5つのレストラン、デイスパを併設しています。ダーウィン滞在中は、アジア太平洋風の料理や地元のアートワークを楽しめるミンディル・ビーチ・サンセット・マーケットをぜひ訪れましょう。マーケットは5月から10月まで毎週木曜日に開催されます。

ノーザンテリトリー、リッチフィールド国立公園、リッチフィールド・ツーリストパーク
公園で泊まる
リッチフィールド国立公園にはたくさんの見所があり、時間をかけて満喫したい方は近くに滞在すると便利です。リッチフィールド・ツーリストパークは、国立公園の北東に位置し、バチェラーから約14 kmのところにあります。ツーリストパークには、特に家族連れ、キャンピングカーやキャラバンで旅行をしている人のための、幅広い種類の宿泊施設があります。大きなグループや予算を気にしている旅行者にとって理想的な大人数を収容できる宿泊施設があります。カフェでワニ、バッファロー、またはバラマンディのハンバーガーを食べたり、観光で忙しい一日を過ごした後はプールでリラックスしましょう。ワンジ滝から約4km、公園の西端にベーシックなリッチフィールド・サファリ・キャンプもあります。設営されている基本的なテントにするか、キャンプ場にテントを張るか、自分が運転してきたキャラバンで宿泊するかを選びましょう。