

ノーフォーク島ガイド
小さなノーフォーク島(Norfolk Island)の地元の人々が、なぜここが地球上で最高の場所であると呼んでいるのか、その理由を見つけてみましょう。
原文:リー・アトキンソン
世界遺産の建物、崇高な風景、そして興味深い歴史を持つ独特の文化が融合しており、オーストラリアとニュージーランドのほぼ中間にあるノーフォーク島はオーストラリアの最も魅力的な目的地のひとつです。タヒチ語と18世紀の英語を混ぜ合わせた多言語を話す人々の子孫たちが入植した場所で、通り過ぎるすべての人に必ず手を振り、牛が道を行く権利を持っており、誰もが知り合いのフレンドリーな場所です。ブック・アンド・ビン(Book and Bing)、ディドルズ(Diddles)、ピンキー(Pinky)、スパッド(Spud)、レタス・リーフ(Lettuce Leaf)、スラグス(Slugs)など、電話帳にニックネームで人々が掲載されている唯一の場所です。地元の人々がここを「Da Bass Side Orn Earth」(地球上で最高の場所)だと考えても不思議はありません。
必ずやっておきたいこと
- 南半球で最も手付かずの流刑囚集落の1つを探索する
- 世界で最も歴史のあるコースの1つでゴルフを楽しむ
- サンゴ礁でシュノーケリング、カヤックで海の洞窟を探索
行き方
ニュージーランド航空が、シドニー(月曜日と金曜日)とブリスベン(火曜日と土曜日)からノーフォーク島へ、そして日曜日にはオークランドからも飛んでいます。飛行時間は約2時間半です。
ノーフォーク島での人気アクティビティと見どころ

Emily Bay, Norfolk Island © Rose Evans (Norfolk Island Tourism)
穏やかで澄んだ水で泳ぐ
アンソン・ベイは島で最も美しい人里離れたビーチの1つです。エミリー・ベイ・ラグーンは、金色の砂が見事に湾曲した三日月形に広がり、背後には広大な芝生が生えており、壮大なノーフォークマツに覆われています。サンゴ礁に保護されたこの水は完全に澄んでいて、波はほとんどなく、サンゴと色とりどりの魚がたくさんいます。水泳やシュノーケリングに最適です。

ノーフォーク島、キングストン収容所遺跡 © Scott Portelli
収容所遺跡を探索する
ノーフォーク島の住民はその歴史を非常に誇りにしており、島の主要な見どころのひとつです。1774年にジェームズクックによって「発見」されたこの島は、最初は流刑囚が入植者として定住しました。ビクトリア女王は、1855年に近代史の中で最も有名な海軍の反逆者、フレッチャー・クリスチャンが率いるバウンティの反乱に加わった者の一人の子孫に島を与えました。流刑囚が建てたキングストンの美しい石造りの建物の周りを歩き回ってみてください。そこは幻想的で、夜にはゴーストツアーやライブパフォーマンスで本当に輝いています。これには1時間のサウンドとライトショー(Sound and Light Show)が含まれます。そして、流刑囚の入植当時まで時間を遡るバス旅行にあなたをお連れします。巧妙なライティングと効果音と俳優が、遠い過去を生き生きと魅力的に表現してくれます。

ノーフォーク島、ノーフォーク・アイランド・ゴルフ・クラブ © Norfolk Island Tourism
世界遺産でゴルフを楽しむ
世界で唯一世界遺産に登録されている場所にあるゴルフコースで、本格的な景色を眺めながらゴルフを楽しめます。キングストンとアーサーズ・ヴェールの歴史地区は、2010年にユネスコから世界遺産に登録されたオーストラリアの11の囚人遺跡群のうち最も古いものです。この歴史地区内にある9ホールのリンクコースでは、グリーンが岩肌に隠れている悪名高い4番のホールを含む、あらゆるホールからの素晴らしい景色を眺めることができます。クラブハウスにも歴史があります。建てられたのは1843年で、流刑囚の入植当時それは准治安判事の本拠地でした。必ず予約が必要です。

ノーフォーク島、国立公園、ピット山 © Bare Kiwi
絵画のように美しい松の木を縫ってハイキング
ノーフォーク島は小さいですが、島の大部分は国立公園に指定されています。島の北端にある保護された国立公園に向かい、8キロメートル(4.9マイル)の遊歩道を探索してください。美しい周辺のパノラマの景色を望むピット山の上に立ってみましょう。