クイーンズランド州、ウィットサンデー諸島、ソルティー・ドッグ・アドベンチャー・ツアーズ © Tourism and Events Queensland
オーストラリアの島でスローライフを体験
オーストラリアには、テイラー・スウィフトのヒット曲「トゥデイ・ワズ・ア・フェアリーテール(Today Was a Fairytale)」を彷彿させるような美しい島々が各地にあります。
地元の人々からは「ロット(Rotto)」と呼ばれているロットネスト島(Rottnest Island)は、パースからフェリーですぐのところにある、まさにサンクチュアリ(聖域)です。透明な青い海、岩崖の海岸線、人懐っこい野生動物が、自然や動物の愛好家にとっての理想の島を作っています。自家用車は一台も走っていません。徒歩や自転車で63か所のビーチを探索して、このスローペースな旅先を満喫しましょう。旅のハイライトは間違いなく地元のクオッカでしょう。クオッカは、ロットネスト島にしか生息しない小型の有袋類で、その人懐っこい性格と絶えず微笑んでいる特徴的な顔で知られています。
グレート・バリア・リーフ(Great Barrier Reef)に浮かぶ、ウィットサンデー諸島(Whitsunday Islands)には、74の島々が点在し、この国で最も美しい大自然の数々を誇っています。ハミルトン島(Hamilton Island)、デイドリーム島(Daydream Island)、ロング・アイランド(Long Island)に滞在して贅沢なトロピカル・エスケープを楽しんだり、セーリングでこの地域を巡りながら開放感を味わったりしましょう。数日間のツアーに参加することも、自分のチャーター・ボートを借りることもできます。さらに見晴らしの良いところからに行きたい方は、プライベートの水上飛行機ツアーはいかがでしょう。ウィットサンデー諸島や有名なハート・リーフ(Heart Reef)の上空からの絶景を楽しめます。
カンガルー島(Kangaroo Island)は、南オーストラリア州(South Australia)の沖合に位置し、忘れることのできない野生動物体験、驚きの自然の見どころ、グルメな食事とオーストラリアの味わい深いお酒が織りなす感動の場所です。フリンダース・チェイス国立公園(Flinders Chase National Park)でリマーカブル・ロックス(Remarkable Rocks)に目を見張ったり、シール・ベイ自然保護公園(Seal Bay Conservation Park)で絶滅の危機にあるオーストラリアアシカの間を歩いたり、遊び好きのイルカと一緒に泳いだりして楽しみましょう。新鮮なカキ、ジン、地元の蜂蜜、オリーブなど、カンガルー島の上質な味を堪能できる日帰りツアーもあります。
以前はフレーザー島(Fraser Island)と呼ばれていたガリ(K’gari)には、野生のディンゴや海面に浮上するクジラのほか、道路を兼ねているビーチなどの見どころがあります。ブリスベン(Brisbane)から車で約6時間北上した場所にあるガリは、自由に歩き回るのが好きな人にもってこいの場所です。ちょっとした冒険を楽しみたい場合は、クジラの回遊の季節(8月から10月)に訪問し、ホエール・ウォッチング・クルーズ(whale watching cruise)で巨大なザトウクジラを見つけましょう。また、ガリ・グレート・ウォーク(K'gari Great Walk)に参加すると、海岸沿いのつづら折りの道を歩きながら自然と一体になれます。
一度に400人の観光客しか受け入れないロード・ハウ島(Lord Howe Island)は、日常の悩み事とは無縁の世界を堪能できる場所です。シドニーから短いフライトに飛び乗るだけで、生物多様性に富んだ海岸線と内陸部の山々が出迎えるロード・ハウ島に到着します。定評あるウォーキング・コースで、海も山も楽しめます。優雅なカペラ・ロッジ(Capella Lodge)で、グルメとラグジュアリーな宿泊施設を堪能しましょう。午後は、ロード・ハウ島海洋公園(Lord Howe Island Marine Park)に出かけて、ラグーンのシュノーケルや海中洞窟のダイビングを楽しむのはいかがでしょう。
パースから短時間のフライトで行く、インド洋ののどかなココス(キーリング)諸島(Cocos (Keeling) Islands)は、まばゆいばかりの白い砂浜、ワールドクラスのダイビングスポット、そして27の島々の独特の文化の融合が自慢です。初心者ダイバーから熟練ダイバーまでココス・ダイブ(Cocos Dive)の案内でサンゴ礁と難破船を見に行くことができます。歴史に興味がある人は、ガイド付きツアーに参加して地元のココス・マレー人(Cocos Malay people)について学んでみましょう。冒険好きな人は、アウトリガー・カヌー・サファリ(canoe safari)で手付かずの南の島を訪れてみませんか。
リザード島(Lizard Island)はグレート・バリア・リーフ(Great Barrier Reef)の青い海に浮かんでいますから、この島のアクティビティは自然と海とリラクゼーションになります。サンゴ礁の中でも最も素晴らしいダイビングスポットでシュノーケルを楽しみましょう。例えばコッド・ホール(Cod Hole)というダイビングスポットでは、オグロメジロザメや熱帯魚の群れを横に泳ぐことができます。その後、4kmのコースをハイキングしてクックス・ルック(Cook’s Look)を訪れ、息をのむような絶景を堪能しましょう。じっくり時間をかけて楽しんだ後は、プライベート・ピクニックや海辺の新鮮なシーフードでのんびりしましょう。
メルボルンから南に車でわずか90分のフィリップ島(Phillip Island)は、野生動物の宝庫として有名です。動物アドベンチャーなら、まずはコアラ保護センター(Koala Conservation Centre)から始めましょう。ワイルドライフ・コースト・クルーズ(Wildlife Coast Cruises)のツアーでオーストラリアオットセイの最大の生息地に行くのもいいですね。フィリップ島のペンギン・パレード(Phillip Island Penguin Parade)もお見逃しなく。ここでは野生のペンギンが海から上がってきて、砂浜を巣穴までよちよち歩いていくのが見られます。足の不自由な方や感覚特性をお持ちの方は、ペンギン・パレードのアクセシビリティのためのサービスや設備をご利用いただけます。
ブルーニー島(Bruny Island)は、一般的な避暑地とはわけが違います。ここのハイライトは、原生地域や野生動物と格別な料理の数々のユニークな組み合わせです。ペニコット・ワイルダネス・ジャーニーズ(Pennicott Wilderness Journeys)の原生地域クルーズに参加すれば、島のワイルドな海岸線を遊覧し、この島の動物たちを目撃できます。午後はゲット・シャックド・オイスター・バー(Get Shucked Oyster Bar)で美食巡りをスタート。ブルーニー・アイランド・チーズ・カンパニー(Bruny Island Cheese Company)でチーズを試食したり、ブルーニー・アイランド・プレミアム・ワインズ(Bruny Island Premium Wines)などのセラードアを訪れたりしてお楽しみください。ハンドレッド・エーカー・ハイドアウェイ(Hundred Acre Hideaway)に宿泊すると、コテージのデッキからは、息をのむ絶景を独り占めできます。
モートン島(Moreton Island)は、アクティビティ満載のホリデーに最適な環境です。デザート・サファリ・ツアー(Desert Safari tour)では、金色の砂丘をトボガンで滑り降りたりして楽しめる一方、険しいマウント・テンペスト・ルックアウト・ウォーク(Mount Tempest Lookout walk)では素晴らしい景色を堪能できます。船を沈没させて人工的に造られた沈没船タンガルーマ号(Tangalooma Wrecks)は、今では魚、イルカ、ジュゴンが棲むダイビングスポットとなっていて、シュノーケルを楽しめます。日中はアドベンチャーを楽しみ、夜はタンガルーマ・アイランド・リゾート(Tangalooma Island Resort)でモートン・ベイ(Moreton Bay)とグラスハウス・マウンテン(Glass House Mountains)の見事な景色を見ながらリラックスして過ごしましょう。
ダーウィン(Darwin)の北100kmにあるティウィ諸島(Tiwi Islands)は、地域のアボリジナル文化、芸術、美しさにあふれた、きわめてユニークな目的地です。シーリンク(SeaLink)のティウィ・バイ・デザイン(Tiwi by Design)ツアーでは、煙を使った伝統儀式を見学したり、土地の伝統的管理者と共に島内を巡ったり、孔版画のワークショップに参加したりできます。熱狂的な釣り人には、ティウィ・アイランド・アドベンチャーズ(Tiwi Island Adventures)のガイド付きスポーツ・フィッシングがおすすめです。スポーツ好きの人は、10月から3月の間に訪れると、オーストラリアンフットボールの熱い試合を観戦できます。
ノーフォーク島(Norfolk Island)の起伏のある松の木に覆われた丘の中腹には、劇的な秘密が隠されています。この小さな島は、かつてオーストラリアで最も悪名高い流刑地でした。今日では、素晴らしい風景と猛烈に誇り高い住人(その多くは流刑者の子孫です)がいることのほうがよく知られています。キングストンとアーサーズ・ヴェールの歴史地区(Kingston and Arthurs Vale Historic Area)に行くと、流刑地としての歴史に触れることができます。滞在中は、風光明媚なゴルフを楽しんだり、カヤック・ツアーで島の玄武岩や砂岩の崖を眺めたりしましょう。