
オーストラリアで最も美しい島
オーストラリアには、外洋にも海岸部にも世界が憧れる島々があり、アイランド体験を楽しめます。
オーストラリアは見事な島々に囲まれています。楽園に豪華さ、冒険、ワイルドさ、辺境の地を求めているそれぞれの人たちに合った島が必ず見つかります。
オーストラリアで最も美しい島をご紹介します。
パース近郊の島

ロットネスト島
ロットネスト島(Rottnest Island)はパースからフェリーですぐで、世界中どこを探してもない小さな魅力があります。クオッカというとても小さい有袋動物はフレンドリーなことで知られており、写真家が被写体として賞賛しています。この島は真の保護区です。というのも自家用車を乗り入れられないので、ほとんどの観光客はシュノーケルを片手に63か所のビーチを徒歩か自転車で探索しています。家族連れの観光客はジャスト・フォー・ファン・アクア・パーク(Just 4 Fun Aqua Park)を気に入ることでしょう。スキューバ・ダイビングに最高の場所もあります。島全体を見てみたいという人には、途中で乗り降りできるアイランド・エクスプローラー(Island Explorer)・バスがおすすめです。砂丘の裏側にある豪華なエコ・テントに宿泊してみましょう。
ココス(キーリング)諸島
27つの島が浮かぶこののどかなインド洋は、目がくらむような白砂のビーチ、世界トップクラスのダイビング、他では見られない文化の融合を誇ります。しかしオーストラリア西海岸にある人里離れた場所であるためか、ここを訪れる観光客は毎年そう多くありません。パースからクリスマス島(Christmas Island)経由でここまで旅してくる人には素晴らしいご褒美が待っています。ココス・ダイブ(Cocos Dive)の案内でサンゴ礁と難破船を訪れる初級から上級のダイバーは、いずれももれなく驚嘆します。好奇心いっぱいの歴史家は、ガイド付きツアーに参加して地元のココス島のマレー人(Cocos Malay people)について学ぶことができます。冒険好きな人は、アウトリガー・カヌー・サファリ(outrigger canoe safari)でこのテリトリーの手付かずの南の島に向かいましょう。ディレクション島(Direction Island)の穏やかなコシーズ・ビーチ(Cossies Beach)は、オーストラリアのベスト・ビーチと呼ばれているので必見です。
クリスマス島
未知の世界と言えるほど人里離れた島を体験してみたいという人は、クリスマス島(Christmas Island)をやることリストに入れてください。パースから飛行機で行くクリスマス(Christmas)島(Island)は、コシオレガニの大移動が有名なだけでなく、手つかずの雨林、活気のあるサンゴ礁、ラグジュアリーなリトリートも見どころです。毎年10月か11月には、4千万匹のコシオレガニが大移動し、島に真っ赤な絨毯が敷かれたようになります。シュノーケリングやスキューバ・ダイビングは、年間を通して60か所で楽しめます。島のほぼ3分の2は国立公園で、たくさんの崖、岩のプール、ビーチを探索できます。最高の息抜きの場所を探している人には、スウェル・ロッジ(Swell Lodge)があります。前面が1枚のガラス張りになっているエコ・シャレーからは、周辺の原生地域を眺められます。
ダーウィン近郊の島

テイウィ諸島
ティウィ諸島(Tiwi Islands)は、ダーウィンの北100kmにある文化、芸術、美しさにあふれた場所です。AAT Kingsが開催するツアーに参加してスモーキング・セレモニーの歓迎を受けましょう。そのあとはティウィ島の女性がバスケットを編むのを見たり、ピュークマニ(Pukamani:埋葬の儀式)の複雑な儀式について学びましょう。熱狂的な釣り人には、40種類以上の魚を釣ることができるティウィ・アイランド・アドベンチャーズ(Tiwi Island Adventures)のガイド付きスポーツ・フィッシングがおすすめです。この島が最も情熱を注ぐオーストラリアのルールによるサッカーの試合は見逃せません。10月から3月にかけて7チームが対戦し、優勝決定戦が毎年盛大に祝われます。
アデレード近郊の島

カンガルー島
南オーストラリア州の海岸沖にあるカンガルー島(Kangaroo Island)には、ユニークな冒険に必要なものがすべてそろっています。野生動物、自然界のアトラクション、グルメな食材、そして美酒のすべてがその存在をアピールしています。島の西側にあるフリンダース・チェイス国立公園(Flinders Chase National Park)には、オレンジ色の地衣類に覆われた巨大な玉石があります。一度訪れたら、これらの石がリマーカブル・ロックス(Remarkable Rocks)と呼ばれる理由がわかるでしょう。絶滅危惧種のオーストラリア・アシカと一緒に散歩を楽しめるシール・ベイ自然保護公園(Seal Bay Conservation Park)は必見ポイントです。2時間ほどプラティパス・ウォーターホールズ・ウォーク(Platypus Waterholes Walk)を歩くと、神出鬼没のオーストラリアのカモノハシを見つけられるかもしれません。島のクリエイティブなグルメを堪能したいなら、ペニーズ・レストラン(Penny’s Restaurant)、カンガルー・アイランド・スピリッツ(Kangaroo Island Spirits)、ダドリー・ワイン(Dudley Wines)に行ってみましょう。
ブリスベン近郊の島

モートン島
砂だけでできているモートン島(Moreton Island)はゆったりとしたビーチで、息抜きに最適な環境です。タンガルーマ・アイランド・リゾート(Tangalooma Island Resort)に宿泊して、モートン・ベイ(Moreton Bay)とグラス・ハウス・マウンテンズ(Glass House Mountains)の見事な景色を自分のものにしてしまいしょう。ここでは野生のイルカに餌やりもできます。人為的に作られたダイビングスポット、タンガルーマ・レックス(Tangalooma Wrecks)の沈没船は、今では魚、イルカ、ジュゴンの棲みかとなっていて、シュノーケリングを楽しめます。砂の島まで来て砂を利用したアドベンチャーを楽しまない手はありません。デザート・サファリ・ツアー(Desert Safari tour)の小型のそりに乗って黄金の砂丘の航海に出ましょう。ウォーキングやハイキングのトレイルは楽なブルー・ラグーン(Blue Lagoon)からもっと大変なものまでありますが、達成感が得られるのはマウント・テンペスト展望台(Mount Tempest Lookout)のウォーキングでしょう。
ノース・ストラドブローク島
野生のカンガルー、白砂のビーチ、ザトウクジラが一同に集まってノース・ストラドブローク島(North Stradbroke Island)(地元民の愛称は「ストラディ」島)の素敵なアドベンチャーを繰り広げています。この島にはブリスベンからフェリーまたは水上タクシーで簡単に来て、日光や荒々しい豊かな自然を一日中楽しむことができます。砂でできた長い海岸を楽しみたいなら、シリンダー・ビーチ(Cylinder Beach)、フリンダース・ビーチ(Flinders Beach)、フレンチマンズ・ビーチ(Frenchmans Beach)に向かいましょう。5月下旬から10月上旬には双眼鏡を持ってポイント展望台(Point Lookout)に昇り、クジラを探してみましょう。クアンダムーカ族(Quandamooka)にとって特別な文化的意義のあるブルー・レイク(Blue Lake)とブラウン・レイク(Brown Lake)までハイキングしに行ってみませんか。宿泊は星空の下の快適なミンジェリバのグランピング・テント(Minjerribah glamping tents)にどうぞ。
フレーザー島
フレーザー島(Fraser Island)では野生のディンゴや海面に浮上するクジラを見ることができ、道路の代わりとして使えるビーチがあります。ブリスベンから車で約6時間北上した場所にあるフレーザー島は、自由に歩き回るのが好きな人にもってこいの場所です。あなたを歓迎するこの島内のマッケンジー湖(Lake McKenzie)とワビー湖(Lake Wabby)に行ったら、のんびりと泳ぎたくて仕方がなくなることでしょう。素晴らしいビーチ沿いのドライブは、フレーザー島の生き方そのものです。オージー・トラックス・フォー・ダブリュー・ディ・ハイヤー(Aussie Trax 4WD Hire)で車を借り、砂まみれの高速道路の運転についてクイック・レッスンを受けましょう。回遊の季節(8月から10月)に訪問し、ホエール・ウォッチング・クルーズ(whale watching cruise)で巨大なザトウクジラを見てみましょう。夕暮れ時には、ビーチのキャンプサイトやリゾートの宿泊施設でゆっくりする前に、地元のガイドと野生のディンゴを見つけることができるか試しに出かけてみてください。フレーザー島で過ごせる時間が数日あるのなら、フレーザー島グレート・ウォーク(Fraser Island Great Walk)のトレッキングはいかがでしょう。海岸沿いのつづら折りの道を歩きながら自然と一体になれます。
ケアンズ近郊の島

ウィットサンデー諸島
ウィットサンデー諸島(Whitsunday Islands)は、クイーンズランド州のグレート・バリア・リーフ(Great Barrier Reef)にあり、この国で最も美しい自然の数々を誇りにしています。74島からなるウィットサンデー諸島には、その淡青色の海と白砂の中で過ごせる場所がいくつかあります。ハミルトン島(Hamilton Island)にはこのサンゴ礁で最も豪華な滞在を約束するクオリア(qualia)があります。デイドリーム島(Daydream Island)には比類のない生きたサンゴ礁と息をのむほど美しい景観があり、ウォーター・アクティビティも可能です。ヘイマン島(Hayman Island)は、プライベート・アイランドの楽園です。インターコンチネンタル・ヘイマン・アイランド・リゾート(InterContinental Hayman Island Resort)には巨大プール、スイート、ヴィラがあり、水上飛行機のアドベンチャーや有名なホワイトヘブン・ビーチ(Whitehaven Beach)、ハート・リーフ(Heart Reef)へのツアーを催行していますので確認してみましょう。
マグネティック島
ヤシの並木に縁どられた楽園マグネティック島(Magnetic Island)へは、タウンズビル(Townsville)からフェリーでわずか25分で到着します。この島はグレート・バリア・リーフ海洋公園(Great Barrier Reef Marine Park)の一部ですが、巨石が点在する岩の多い景色は他に類を見ません。サンゴ礁や難破船の間をシュノーケリングやダイビングしたり、カヤックやジェット・スキー・ツアーで水上を探検してみましょう。海から上がったらバンガロー・ベイー・コアラ・ヴィレッジ(Bungalow Bay Koala Village)に向かい、コアラ公園(koala park)にいるフワフワの毛で覆われた友達を訪ねてください。ここにはなんと、コアラと一緒に朝食を食べるオプションもあります。最後に、沖合に出たボートから夕日をオーストラリア流に楽しみましょう。ビッグ・ママ・セイリング(Big Mama Sailing)とピルグリム・セイリング(Pilgrim Sailing)がサンセット・クルーズを催行しています。宿泊するには、ロータス・ハウス(Lotus House)やペッパーズ・ブルー・オン・ブルー(Peppers Blue on Blue)をはじめ、美しい場所が数えきれないほどあります。
リザード島
リザード島(Lizard Island)はグレート・バリア・リーフ(Great Barrier Reef)の青い海に浮かんでいますから、この島のアクティビティは自然とサンゴ礁とリラクゼーションになります。五つ星ホテルであるリザード・アイランド・リゾート(Lizard Island Resort)に宿泊すると、ラグジュアリーとアドベンチャーが半々の体験を魚釣りやダイビングからスパ、プライベート・ダイニングなどを通して楽しめます。サンゴ礁の中でも最も素晴らしいダイビングスポットでシュノーケリングを楽しみましょう。コッド・ホール(Cod Hole)というダイビングスポットでは、オグロメジロザメや熱帯魚の群れを横に泳ぐことができます。一日海で過ごした後は、プライベート・ピクニックや海辺の新鮮なシーフードでのんびりしましょう。島を取り囲む渦潮の見事な眺めは、歩いて4km先のクックス・ルック(Cook’s Look)でどうぞ。
シドニー近郊の島

コカトゥー島
オーストラリアには何百もの島がシティからそう遠くないところにあります。コカトゥー島(Cockatoo Island)もこれにもれず、シドニー・ハーバー(Sydney Harbour)のきらめきの中に浮かんでいます。サーキュラー・キー(Circular Quay)からフェリーが出ていて、この島に到着するとやりたいことが盛りだくさんです。この島には過去に刑務所と造船所があったというカラフルな歴史があり、これについてさまざまなツアーで詳しく知ることができます。コカトゥー島ゴーストヤード(Cockatoo Island Ghostyard)ツアーやホーンテッド・ヒストリー(Haunted History)ツアーに参加して怪談をいくつか聞いてみるのもいいですね。宿泊も可能で、ヘリテージ・ハウス、アパート、海辺のキャンプ場のテントの中から選べます。
ロード・ハウ島
青々としたロード・ハウ島(Lord Howe Island)へはシドニーやブリスベンから飛行機ですぐですが、とても遠くに感じます。ここには300人しか住んでおらず、1回に上陸できる観光客は400人に限られているから、そう感じるのかもしれません。この島の大きな魅力は、初心者とプロの両方が探索することのできる生物多様性の高い海岸線と、山々が点在する内陸部です。経験豊富な冒険家は、圧倒されるような眺めを見にゴワー山(Mount Gower)に登ったり、固有種を見に沖合の岩、ボールズ・ピラミッド(Ball’s Pyramid)付近でダイビングすることをおすすめします。もっと楽に思い出深い経験をしたい人には、ロード・ハウ・エンヴァイロメンタル・ツアーズ(Lord Howe Environmental Tours)が催行するグラス・ボトム・ボート・ツアーという選択肢もあります。島内の宿泊施設には、優雅なパインツリーズ・ロッジ(Pinetrees Lodge)から豪華なブティック・ホテル、カペラ・ロッジ(Capella Lodge)まで揃っています。
ノーフォーク島
ノーフォーク島(Norfolk Island)の起伏のある松の木に覆われた丘陵には、ドラマチックな秘密が隠されています。海に浮かぶこの小さな島は、以前はオーストラリアで最も悪名高い流刑地でした。今日では、素晴らしい風景と猛烈に誇り高い住人(その多くは犯罪者の子孫です)がいることのほうがよく知られています。もともとあった刑務所の建物は、今でもキングストンとアーサーズ・ヴェールの歴史地区(Kingston and Arthurs Vale Historic Area)にあり、昔日の冴えた表情を見せています。歴史に関するブラッシュ・アップが終わったら、世界遺産に作られた世界で唯一の眺めを楽しむゴルフ場でプレイしたり、エミリー・ベイ・ラグーン(Emily Bay Lagoon)の前にある黄金の砂浜でゆったりしたり、カヤック・ツアーでこの島に豊富にある玄武岩や砂岩の崖を見てみましょう。島内には宿泊施設もレストランの選択肢もふんだんにあり、飛行機の定期便がシドニーとブリスベンから出ています。
メルボルン付近の島

フィリップ島
メルボルンから南に車でわずか90分の フィリップ島(Phillip Island) は、野生動物が多くいることで有名です。動物アドベンチャーなら、まずはコアラ保護センター(Koala Conservation Reserve)から始めましょう。ここでは低木の間を散歩しながら生息環境にいるコアラを目撃できます。次は、ワイルドライフ・コースト・クルーズ(Wildlife Coast Cruises)のツアーでシール・ロックス(Seal Rocks)に行き、オーストラリアで最大級のオットセイのコロニーを見てみましょう。それでなければ、ノビーズ・センター(Nobbies Centre)を訪れてオーストラリアのオットセイを地上から無料で観察する選択肢もあります。そのあとは遊歩道を歩いてフィリップ島(Phillip Island)の荒々しい南部の海岸と潮吹き穴の絶景を堪能しましょう。フィリップ島のペンギン・パレード(Phillip Island Penguin Parade)は絶対に見逃がさないでください。ここでは野生のリトル・ペンギンが海から上がってきて、砂丘に作った巣穴までビーチをよたよた歩いていくのを見ます。
ホバート近郊の島

フリンダース島
オーストラリア本土とタスマニア州との間にあるバス海峡(Bass Strait)には、野生の緑豊かな島々、ファーノー諸島(Furneaux Group)が浮かんでいます。この中で最大のフリンダース島(Flinders Island)は最も魅力的です。フリンダース島には砂浜、ぶらぶら散歩するのにいい丘陵、ブッシュ・ランドの深い広がりがあります。タスマニアンはこの島の雰囲気と美味なシーフードが大好きで、特にフリンダース島のイセエビは有名です。ロックジョー・ツアー(Rockjaw Tour)に申し込んで、あなたもイセエビを捕まえてみてください。シュトレズレッキ国立公園(Strzelecki National Park)を散歩しながら 気分屋の花崗岩の山々を賞賛したり、ベネット・アカクビ・ワラビー、タスマニア州のアカハラ・ヤブワラビー、ポトルーなど、知名度の低いオーストラリアの有袋動物もご覧ください。一夜をソーヤーズ・ベイ・シャックス(Sawyers Bay Shacks)で過ごせば裸足を楽しむ贅沢と本物のリラクセーションが手に入ります。フリンダース島に行くにはロンセストン(Launceston)から飛行機に乗るか、またはブリッドポート(Bridport)近郊から出航するフェリーをご利用ください。
ブルーニー島
ブルーニー島(Bruny Island)は野生生物と荒れ地の安息所です。ホバート(Hobart)から車で30分、ケタリング(Kettering)からフェリーで20分移動したら、ペニコット・ウィルダネス・ジャーニーズ(Pennicott Wilderness Journeys)が催行している原生地域のクルーズ・トリップを楽しみましょう。ここでは島の荒々しい海岸線、オーストラリアのオットセイ、イルカ、さらには回遊するクジラや海鳥に会えます。午後にはゲット・シャックド・オイスター・バー(Get Shucked Oyster Bar)、 ブルーニー島チーズ・カンパニー(Bruny Island Cheese Company)、ブルーニー島プレミアム・ワイン(Bruny Island Premium Wine)、ブルーニー島ハウス・オブ・ウィスキー(Bruny Island House of Whisky)などを訪れて、この島が誇るグルメ料理を集めて楽しみましょう。忙しい一日を過ごした後は、リラックスした夕べを過ごしたいと思うことでしょう。そういう時にはハンドレッド・エーカー・ハイドアウェイ(Hundred Acre Hideaway)を予約しましょう。コテージのデッキからは、およそ404,700平方メートルの敷地に広がる低木、雨林、牧草地を見下ろせます。