
3年目のワーキングホリデービザを取得する
オーストラリアでワーキングホリデーメーカーとして2年間過ごした後も、まだこの国を去る必要はありません。ワーキングホリデービザを3年目まで延長して、忘れられない冒険をすることができます。
白砂のビーチと大きな一枚岩。オーストラリアにもう少し滞在したいと思っても不思議ではありません。嬉しいことに、ワーキングホリデーメーカー(WHM)プログラムでは、若い人たちにオーストラリアで最長3年間仕事や旅行をすることが認められました。
ここでは、3年目のビザを取得するために知っておく必要があることをまとめました。
オーストラリアのワーキングホリデーメーカービザプログラムの変更
豆知識
現在、ワーキングホリデーメーカーは、山火事からの復興支援作業への従事を「指定職種」として認められるようになっています。詳細はこちらをご覧ください。
ワーキングホリデーメーカープログラムは、オーストラリア内務省によって随時内容が変更されます。2018年11月以降は、オーストラリア国内でワーキングホリデーメーカーが働ける地域が広くなり、同一の農業雇用主の下で12か月間(以前は6か月間)滞在できるようになりました。
また2019年7月1日以降は、指定職種に6か月間就くと、3年目まで滞在を延長できるようになりました。また、カナダ、フランス、およびアイルランドの国籍保有者の場合は、ワーキングホリデービザの対象年齢が18歳以上35歳以下(以前は30歳以下)に拡大されました。

ノーザンテリトリー、レッドセンター、アウトバック・バルーニング
3年間滞在するのに必要な条件
3年目までビザを延長するには、いくつかの要件があります。一つ目の要件は、ワーキングホリデーメーカービザ(サブクラス417またはサブクラス462)を保有しているか、以前に保有していたことがあることです。もう一つの重要な条件は、2年目の滞在期間中に「指定職種」に6か月間従事することです。
指定職種とは、オーストラリア政府内務省によって概要が決められた業種や場所で行う仕事を意味します。指定職種の場所はオーストラリアの主要都市以外であるため、「農作業」または「地域作業」と呼ばれることもよくあります。2年目と3年目のビザでできる仕事で一般的なものには、果物の収獲と箱詰め、漁業、真珠採取、建設などがあります。
6か月の指定職種として認められる仕事はビザによって異なるため、内務省のウェブサイトで詳細を確認してください。

オーストラリア首都特別地域、ナマジ国立公園、ブールーンバ・ロックス
3年目のビザの申請方法
3年目のワーキングホリデーメーカービザは、オンラインのイミアカウント(ImmiAccount)から申請します。1年目、2年目のビザと同様に、パスポートなどの必要書類をすべて提出し、ビザ発給手数料として510オーストラリアドルを支払う必要があります。また、指定職種に6か月間従事したことを示す証明書も提出します。さらに給与明細(pay slip)、銀行預金残高証明書(bank statement)、雇用主との出来高払い契約書(piece rate agreement)、グループ証明書(group certificate)、支払概要(payment summary)、納税申告書(tax return)、または雇用主のリファレンス(employer reference)などの証明書を添付します。
詳しい情報はどこで得られますか?
ビザおよびワーキングホリデーメーカープログラムについての最新情報は、オーストラリア内務省のウェブサイトをご覧ください。
備考:オーストラリア政府観光局(Tourism Australia)はビザを発給する機関ではありません。ビザを発給するのは、オーストラリア内務省(Australian Government Department of Home Affairs)です。最新情報については、内務省のウェブサイト(https://immi.homeaffairs.gov.au/visas/getting-a-visa/visa-finder)をご覧ください。
このページの内容は情報を提供するものであり、法的アドバイスをするものではありません。法的アドバイスが必要な方は、オーストラリアの資格ある移民弁護士または移民エージェントにご相談ください。