
ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバー
シドニー・ハーバー(Sydney Harbour)の明かりの下で行われる驚愕の野外オペラ公演を見に行きましょう。
原文:エリー・シュナイダー、ジョリーン・ブース
「オペラ」といっても、これは今までに見たことがないショーです。ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバー(Handa Opera on Sydney Harbour)では、きらめくシドニー・ハーバーを背景に、歌やダンス、花火などのショーが繰り広げられ、心に残る一夜となるでしょう。
基本データ
- 場所:シドニー
- 開催日:2021年開催日は公開予定
- 上演時間:約2時間30分
- 料金:$$
行き方
会場への最も魅惑的なアクセス方法は断然、水上タクシーです。シャトル・サービスが、サーキュラー・キー・イースト埠頭(Circular Quay East wharf)、サーキュラー・キー・ウエスト埠頭(Circular Quay West wharf)、パーク・ハイアット・シドニー(Park Hyatt Sydney)近くの埠頭、シドニー・オペラ・ハウス(Sydney Opera House)近くのマン・オー・ウォー桟橋(Man O’ War Jetty)から運行しています。電車の最寄り駅は、サーキュラー・キーです。均一料金が適用され、予約が必要です。
ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバーの楽しみ方

ニュー・サウス・ウェールズ州、シドニー、シドニー・ハーバー国立公園、ミセス・マッコーリーズ・ポイント © Jamie Williams, Opera Australia
世界で最も愛されているオペラとショーを体験
ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバーは、オーストラリアで最も人気の高い文化イベントのひとつ。2020年には椿姫(La Traviata)が象徴的な水上舞台で上演されます。ムーラン・ルージュ(Moulin Rouge)にインスピレーションを与えたこの物語を観て、ヴァイオレッタの愛と究極の自己犠牲に、喜びと悲嘆を体感してみませんか。座席には限りがあり、このイベントを目指して多くの観客が世界中からシドニーにやってきます。

ニュー・サウス・ウェールズ州、シドニー、ミセス・マッコーリーズ・ポイント、HOSH、カルメン © Jamie Williams, Opera Australia
ユニークな視点でシドニー・ハーバーを眺める
ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバーは、王立植物園(Royal Botanic Gardens)の先端にあるミセス・マッコーリーズ・ポイント(Mrs Macquaries Point)で開催されます。シドニー・ハーバーに浮かぶ舞台の背景には、シドニー・オペラ・ハウス(Sydney Opera House)、ハーバー・ブリッジ(Harbour Bridge)、高層ビル群が織りなす壮大な景色が広がります。野外劇場の設計で最も称賛すべき点は、オーストラリアン・オペラ・アンド・バレエ・オーケストラ(Australian Opera and Ballet Orchestra)のオーケストラ・ピットをステージの下に置いたこと。これによりオーケストラは完全な音の「シェル」となり、数百の隠れたスピーカーを通して音楽が観客に届けられます。

ニュー・サウス・ウェールズ州、シドニー国立公園、HOSH、ダイニング © Jamie Williams, Opera Australia
スタイリッシュに飲んで食べる
期間限定のオペラハウスなので、ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバーにはショーの前に食事ができるバーやレストランがあります。リーズナブルに楽しめるものから高級な食事まで揃っています。早めに会場入りして、シャンパングラス片手にハーバーのサンセットを眺めましょう。開場は午後5時です。

ニュー・サウス・ウェールズ州、シドニー、ミスター・ウォン © Merivale
一晩中楽しむ
公演の後は、植物園からタクシーを拾って中心街にあるエレガントなレストランやバーで引き続き夜を楽しみましょう。夜12時までは、ミスター・ウォン(Mr. Wong)のフランス植民地時代風の店内でモダンな広東料理をどうぞ。続いてお隣のパーマー&コー(Palmer & Co)へ。1920年代スタイルのバーは、蒸留酒と特製カクテルの幅広いメニューを提供しています。バーテンダーにマンハッタン・クーラー(熟成ラム酒のハバナ・クラブ、レモンシャーベット、ライム、赤ワインを混ぜたカクテル)を注文しましょう。まだお腹が空いているなら、ハムやソーセージなどのおつまみや軽食メニューも充実しています。