
メルボルンの隠れた見どころ
一目では気づかないものがメルボルンにあります。人通りが少ない道でメルボルンを探索しながら街の隠れた見どころを発見してみましょう。
原文:アシュリー・ウィーラー
地下バー、ルーフトップカフェ、カラフルなレーンウェイ(裏路地)や壮大なインテリアのある店。メルボルンには、すべて見てまわるには何年もかかるほどのたくさんの隠れた見どころがあります。私たちはこの隠れた見どころの多い街を探検し、ガイドブックに載っていないであろう最高のスポットをすべて見つけました。
ホージア・レーン

ビクトリア州、メルボルン、ホージア・レーン © Roberto Seba
ストリートアートが大好きな人にとって、ホージア・レーン(Hosier Lane)は宝箱のような場所です。この狭い裏路地には、フリンダース・ストリート(Flinders Street)をフェデレーションスクエア(Federation Square)近くから入っていきます。この通りのありとあらゆる壁や面には、魅力的な落書き(グラフィック・アート)が乱雑にあふれています。ここの芸術は絶えず変化しているので、さまよいながら新しい作品を描いている芸術家を見つけるかもしれません。ホージア・レーンから出てくるラトレッジレーンも同様にカラフルです - この路地のゴミ箱でさえ落書きで覆われています。
ジン・パレス

ビクトリア州、ヤラ・バレー、フォー・ピラーズ © Visit Victoria
暗く狭い路地を抜けた地下室に、メルボルン産のジンが飲めるバーがあります。不気味そうに聞こえますが、この贅沢な会場は、豪華なラウンジやベルベットのドレープに囲まれながら、実に素晴らしいジンマティーニを楽しめます。毎年6月のワールド・ジン・デー(World Gin Day)には、ジン・パレス(Gin Palace)のスタッフによるお祝いのイベントが開かれます。昼間はカクテルクラスを開催し、夜はスペシャルカクテルが提供されます。取り扱うジンは200種類を超え、近郊のヤラ・バレー(Yarra Valley)のフォー・ピラーズ(Four Pillars)など地元産のものも試すことができます。ジン好きなら満足すること間違いなしです。
イージーズ

ビクトリア州、メルボルン、コリングウッド、イージーズ © Easey's
屋上に設置された廃車となった電車のシートでおなじみのオージー・フードを食べたら、いったいどんな感じがするのでしょう? イージーズ(Easey’s)ではそんな体験ができます。メニューは昔ながらのフィッシュ&チップスやハンバーガーなど。ストリートアートと、専属のDJによるヒットチャートと古典的サウンドのヒップホップであふれる店内は、アートギャラリーやライブハウスの雰囲気も楽しめます。汚れたトレンドセッターとしてのメルボルンの評判は、このコリングウッドスペースに本当に根付いています。
クープス・ショット・タワー

ビクトリア州、メルボルン、メルボルン・セントラル・ショッピング・センター © Ashlea Wheeler
近代的なショッピングセンターの中に19世紀の弾丸製造タワーがあるとは、夢にも思わないでしょう。メルボルン・セントラル(Melbourne Central)に入り、大きなガラスの円錐屋根を見上げると、1888年からこの場所にある遺産建造物が覆われていることに気づきます。ここでぜひ写真を撮りましょう。古い建造物とモダンな建築とのコントラストの背景は、素晴らしい旅の一枚となるはずです。建物の2階にある無料の博物館では、弾丸製造の歴史を学ぶことができます。
ポニーフィッシュ・アイランド

ビクトリア州、メルボルン、サウスバンク、ポニーフィッシュ・アイランド © Roberto Seba
この店は、実際にそこに行くまでわからないほど、ほとんど目立たないバーです。ヤラ川の歩道橋の下に浮かぶポニーフィッシュ・アイランド(Ponyfish Island)。メルボルン の街並みを眺めながらマイクロブリュワリービールを楽しむには最高の場所です。ビールを楽しんでいる間、川の中にポニーフィッシュ - この地域の周りの海で発見されたと噂されている神話上の生き物 - を見つけてみてください。
ナイト・マーケット

ビクトリア州、メルボルン、クイーン・ビクトリア・マーケット © ewenbell.com
クイーン・ビクトリア・マーケット(Queen Victoria Market)の屋台は一年中人気ですが、夏か冬にメルボルンを訪れるならば、ここで特別な体験ができます。11月から3月までの水曜日の夜には、夜のマーケットが開かれ、活気に満ちた夏の夜には、さまざまな屋台の食べ物や売店を散策できます。6月から8月までの水曜日の夜には、居心地の良い暖かい飲み物、激しい暖炉、そしてライブミュージックなど、冬の夜のマーケットを体験できます。
シュライン・オブ・リメンバランス

ビクトリア州、メルボルン、シュライン・オブ・リメンバランス © Roberto Seba
キングス・ドメイン(Kings Domain)の公園地帯には、第一次世界大戦の退役軍人の慰霊碑としてシュライン・オブ・リメンバランス(Shrine of Remembrance)が祀られています。一見すると素敵な建物ですが、ほとんどの人が知らないのは、最初の段階で秘密の見晴らしのいい場所からメルボルンの街の素敵な光景を見ることができます。
チャックル・パーク

ビクトリア州、メルボルン、チャックル・パーク・バー・アンド・カフェ © Tourism Australia
どこにあるのか知っていなければ、簡単に通り過ぎてしまうような路地裏のバーです。リトル・コリンズ・ストリート(Little Collins Street)脇の小さな路地にひそかに佇むチャックル・パーク(Chuckle Park)は、サングリア・カクテルとポーク・ロールが楽しめるキャラバン・カフェです。吊り下がるランタンとあふれるほどの植物の装飾が特徴的で、昼下がりに気軽な一杯を楽しみたい人たちのお気に入りのたまり場です。
バー・アメリカーノ

ビクトリア州、メルボルン、バー・アメリカーノ © Alicia Taylor
1930年代のアメリカン・イタリアンスタイルの造りになっているこの居心地の良いカフェは、一度に10人しか入ることができません。バー・アメリカーノ(Bar Americano)の、週替わりの定番カクテルは、試してみる価値ありの一杯です。プレスグレーブ・プレイスにあるこのバーの入り口は、青いタバッチ看板で示されています。