パースの隠れた見どころ6選

原文：リア・ドビハル

地域を代表するビーチ、美しい建造物、緑豊かな公園で知られるパースには、一度は訪れたい有名な見どころがたくさんあります。少し掘り下げてみると、アート、建物の屋上の隙間で営業するバー、クリーニング屋を装った麺料理店などが並ぶ通りが見つかります。

これらの隠れた見どころを探索して、パースの新たな側面に親しみましょう。

アーバン・アート

場所：市内各地

フリーマントルにある壮大な壁画など、パースでは数々のストリート・アート作品を簡単に見つけられますが、この地でまだ知られていない作品も探してみる価値があります。美味しいフィッシュ・アンド・チップスを片手にグランドレーン（Grand Lane）を散策してみたり、パース郊外へと足を延ばしてみたりするのも一案です。賑わう近郊のリーダービルで目にすることのできるストリート・アートは日々変化し続けていますが、オックスフォード・ストリートから出発することをお勧めします。

S&R オーチャード（S&R Orchard）

場所：36 Halleendale Rd, Walliston

S&R オーチャードは、パース市中心部から約30分の場所にある、非常にユニークな果樹園です。同果樹園では、美味しい果物を栽培するだけでなく、開花する木々が見どころのイベント、トラクター体験、フルーツ狩りなどを開催しており、Instagram にピッタリのシーンが満載です。S&R オーチャードは季節営業なので、ウェブサイトをチェックして訪問を計画してください。

ドラスコズ・ホットチキン（Drasko’s Hot Chicken）

場所：148 Scarborough Beach Rd, Mount Hawthorn

本場ナッシュビル風のチキンが食べられるドラスコは、パース郊外のマウントホーソーンで大人気のスポットです。同店を立ち上げたドラスコ・ヤンコビッチとケン・クレイギーは、壁のアートからフライドチキンのカリッとした絶妙な食感に至るまで、メニューとフロアのディテールに徹底的にこだわりました。料理を注文する際は、スパイスなしから「ドラスコの仕業、激辛燃える魂（Blame Drasco ‘soul on fire’）」まで辛さのレベルを選べるので、どなたでも楽しめます。また、グルテンフリー志向の料理専用のフライヤーも備えているので、グルテンフリーが食べたい方もスパイシーチキンを楽しめます。

メカニクス・インスティテュート（Mechanics Institute）

場所：222 William St, Northbridge

メカニクス・インスティテュートは、歴史的建造物の屋根に挟まれた、市内大通りの裏手にひっそりと佇む飲食店です。ノースブリッジのジェームス・ストリートとフランシス・ストリートの間にあるレーンウェイ（裏路地）を進むと見つかりますが、入店してパースの輝く太陽の下、ルーフトップのデッキに腰を下し、頑張って探して良かったと実感できる場所です。ここで地ビールか手作りカクテルを頼んでから、近隣のレーンウェイ（裏路地）散策に出かけましょう。もしくは、ツー・フィート・アンド・ア・ハートビート（Two Feet and a Heartbeat）のエキスパートに道案内を頼むこともできます。

ロンドンコート（London Court）

場所：647 Hay St, Perth

パースのロンドンコートは実際、秘密の場所ではないのですが、エリザベス朝スタイルのレーンウェイ（裏路地）に足を踏み入れるとそのような感じを体験できます。ロンドンコートは、パース中心部のヘイ・ストリート・モールからセント・ジョージズ・テラスへと続くオープンエアのアーケードとなっており、別の時代へとタイムスリップしたような錯覚が楽しめます。曲がりくねった通りを歩き、アーチ形の入口や複雑な建造物をはじめ、ネイルサロン、宝石店、カフェなどを見つけましょう。

ラッキーチャンズ・ランドリー・アンド・ヌードルバー（Lucky Chan’s Laundry and Noodle Bar）

場所：311 William St, Northbridge

ラッキーチャンズ・ランドリー・アンド・ヌードル・バーでは、バオバン、タピオカティー・カクテル、スパイシー餃子、麺類など、あらゆるメニューが楽しめます。同店の名称はただ風変りなだけではありません。以前はクリーニング屋として経営していたため、店内には今でも洗濯機が並んでいます（ドライクリーニングや洗濯サイクルの料金表も）。店内に一歩足を踏み入れると、豊富な品ぞろえのバーや、アジア料理を作る音が聞こえるキッチンが目に入ります。