ケアンズで過ごす3日間

1日目：ケアンズを探索しよう

午前
1日の始まりは、裏路地にあるカフィエンド（Caffiend）で、チリエッグやフレンチトースト、水出しコーヒーやココナッツラテなど、美味しい朝食を味わいましょう。その後、近くにあるラスティーズ・マーケット（Rusty's Markets）（金曜日から日曜日まで開催）、トロピカルフルーツ、ブッシュ・タッカー、シーフード、プランテーションコーヒーや紅茶、ハンドメイドの石けん、チョコレート、工芸品などのショッピングを楽しみましょう。クロコダイルが潜む川の上をジップラインでスライドするスリリングな体験のほか、ケアンズ・ズーム・アンド・ワイルドライフ・ドーム（Cairns Zoom and Wildlife Dome）ではコアラを抱っこすることもできます。ケアンズの憩いの楽園といえるケアンズ・エスプラナード（Cairns Esplanade）の広大なラグーンでリラックスしたら、ヤヤズ・ヘレニック・キッチン（Yaya’s Hellenic Kitchen）やザ・ロー・プローン（The Raw Prawn）でオープンエアのランチを楽しみましょう。

ケアンズは、世界で最も神秘的な海洋環境であるグレート・バリア・リーフ（Great Barrier Reef）のゲートウェイとしても知られています。海のアクティビティを満喫したかったら、シュノーケリングやスキューバダイビングのツアーがおすすめ。オーシャン・スピリット（Ocean Spirit）、リーフ・マジック（Reef Magic）、グレート・アドベンチャー（Great Adventures）では、それぞれ異なるサンゴ礁や島へのセーリングを行っています。 

歴史ある水中の世界を別の角度から楽しみたい場合は、ドリームタイム・ダイブ & シュノーケル（Dreamtime Dive & Snorkel）のツアーを予約しましょう。ドリームタイム・ダイブ & シュノーケルには、古代から海洋環境と共生してきた先住民の文化をルーツに持つレンジャーがおり、グレート・バリア・リーフの成り立ちを知ることができます。2ヶ所の美しいリーフでのシュノーケリングツアーも開催しているので、人間と海洋生物の古代からのつながりについて深く理解できるでしょう。 

午後
ケアンズ植物園（Cairns Botanic Gardens）で、トロピカルガーデンや熱帯雨林、マングローブが茂る公園を散策しましょう。植物園にあるタンク・アーツ・センター（Tank Arts Centre）は、第二次世界大戦中に使用していた3つの石油貯蔵タンクを現代アートのギャラリーに改築したものです。バロン川（Barron River）の急流下り、熱気球、シュノーケリング、近くのフィッツロイ島（Fitzroy）へのシーカヤックなど、その他のアクティビティも充実しています。詳しくはフィッツロイ・アイランド・アドベンチャー（Fitzroy Island Adventures）にお問い合わせください。バンジージャンプやタンデムスカイダイビングなど、さらにスリリングなアクティビティもあります。フレーム・ツリー・バー＆ グリル（Flame Tree Bar & Grill）でブッシュ・タッカーにヒントを得た食事を楽しんだあとは、夜のジャプカイ（Tjapukai）で熱帯雨林に住むバマ族の人々から、アボリジナル文化を学びましょう。コロボリーダンスやストーリーテリングの儀式を楽しむ前に、現地の部族と通じ合うように顔にペインティングをしてくれます。（日中のプログラムは、ブーメランやディジュリドゥ、槍投げの教室、ブッシュ・タッカーの指南、ダンスパフォーマンスなどがあります。）宿泊におすすめの気品あふれるプルマン・ケアンズ・インターナショナル・ホテル（Pullman Cairns International Hotel）は、クルーズターミナルやケアンズ・エスプラナードから徒歩圏内にあります。

2日目：キュランダとポート・ダグラス

午前
早起きをしたら、熱帯雨林の村、キュランダ（Kuranda）で朝のひとときを過ごしても、あるいは、グレート・バリア・リーフの外礁にアクセスしやすい海沿いの町、ポート・ダグラス（Port Douglas）へのドライブを楽しんでも、どちらもすばらしい体験になります。

キュランダが目的地であれば、壮大な自然を存分に楽しめることでしょう。熱帯雨林の上を移動するスカイレール・レインフォレスト・ケーブルウェイ（Skyrail Rainforest Cableway）に乗って90分ほどで、キュランダに到着します。途中停車する2つの駅では、ヤシの木や巨大なシダが茂る熱帯雨林の森の中を歩くことができます。バロン・フォールズ駅（Barron Falls Station）に到着したら、ジ・エッジ・ルックアウト（The Edge Lookout）に立ち寄りましょう。床がスチールとガラスで作られた展望台で、熱帯雨林に覆われたバロン渓谷（Barron Gorge）に落ちていく滝の流れをパノラマで鑑賞できます。ケアンズに戻る時は、所要時間2時間のキュランダ高原列車（Kuranda Scenic Railway）に乗りましょう。うっそうと茂る熱帯雨林の中を走りながら、古い歴史のある橋を越え、流れ落ちる滝や美しいバロン渓谷沿いの曲がりくねった線路を進みます。

リーフ以外にも探索したい場合は、ケアンズを早く発って、車で1時間ほどのポート・ダグラスに向かいましょう。アウター・リーフのすばらしさを体験する1日ツアーカリプソ（Calypso）、ウェーブレングス（Wavelength）、クイックシルバー（Quicksilver）の3社が、1日体験を実施しています。

午後
リーフ・クルーズを終えたら、あるいはキュランダから戻ったら、トロピカルなリラクゼーションを満喫しましょう。ニラマヤ（Niramaya）やポート・ダグラス・デイ・スパ（Port Douglas Day Spa）などのデイ・スパでは、心地よいくつろぎの時間を過ごせます。また、カフェやレストラン、ショップが立ち並ぶマクロサン・ストリート（Macrossan Street）に出かけるのもおすすめです。最後のお楽しみは、すばらしいディナーです。大人気のイタリアン、サッシ・ラ・クッチーナ（Sassi La Cucina）やコンテンポラリー・オーストラリア料理を提供するウォーターゲート（Watergate）で舌鼓を打つのもいいでしょう。 

3日目：デインツリー・レインフォレスト

午前
ポート・ダグラスでゆっくりと朝を過ごしたら、オーストラリアを代表する壮大な自然の神秘、デインツリー・レインフォレスト（Daintree Rainforest）に向かいましょう。1時間半ほどのドライブで、らせん状のツタや鮮やかな緑が生い茂る場所に到着します。この景色を見るだけでも、デインツリーには来る価値があります。ツタで覆われた風景を散策したり、代々この地を守ってきたアボリジナルガイドで森林を巡ったりするのがおすすめです。アドベンチャー・ノース・オーストラリアズ・デインツリー・ドリーミング・ツアー（Adventure North Australia’s Daintree Dreaming Tour）では、クビリ・ワラ族の兄弟、リンク・ウォーカーとブランドン・ウォーカーによるガイドの下、彼らのホームグラウンドの海でカニのモリ突きが体験できます。獲れたカニは、彼らの母の家で調理され、みんなでテーブルを囲んで食事を楽しみます。ウォークアバウト・カルチャー・アドベンチャーズ（Walkabout Cultural Adventures）では、熱帯雨林に住むアボリジナルピープル、クク・ヤランジ族の祖先の歴史をたどります。ハンターによって木の幹に巧妙に細工された方向を示すマーキングや、身近なブッシュ・メディシン（薬草）を見つけることができます。 

午後
自然とのつながりを深めたら、モスマン川（Mossman River）を臨むラグジュアリーなツリーハウスでひと休みしましょう。シルキー・オーク・ロッジ（Silky Oak Lodge）では、施設内のスパで最高のリラックス体験ができます。熱気球やヘリコプターで熱帯雨林を空から眺めるのもおすすめです。

ケインズに戻って旅を締めくくるか、または、すばらしい絶景を誇るウィットサンデー諸島（Whitsunday Islands）までクルーズして、旅を続けましょう。ここでは、オーストラリアで最も美しいリーフやビーチを目にすることができます。