
アデレードのリーズナブルで美味しい店トップ7
パスタの屋台からアメリカンスタイルのダイナー、ユダヤ人カフェまで、アデレードにはお財布も胃袋も満足できるリーズナブルで美味しいお店が山ほどあります。
ノース・アデレード(North Adelaide)、フライング・フィグ・デリ(The Flying Fig Deli)
フライング・フィグ・デリ(The Flying Fig Deli)はアデレードにユダヤ料理の美味しさを認識させた店です。このデリでは、スタッフが自家製ベーグルを茹で、自家栽培のディルで自家製ピクルスを作っており、肉やサーモンの薫製も自家製です。朝食にはその自家製ベーグルや、オーガニックのサワードウライ麦パンに載せた卵料理ビーツのレムラード添えなどがあります。ぜひイスラエル風の朝食「キブツ」で満腹になりましょう。目玉焼き、自家製ピクルスサーディン、タブーリ、ペルシャ風フェタチーズ、オレンジとフェンネルのラブナ(水切りヨーグルト)、ライ麦黒パンがセットになったものです。ライ麦パンのパストラミのせ、人参とホースラディッシュ添えのランチは、ニューヨーク出身者には涙モノで、シェアするのに十分な量です。古い石造りの建物で、朝食からランチタイムまで営業しています。
市内中心部、バーガー・セオリー(Burger Theory)
アデレードには、コロンビアのソーセージからハンガリーのチムニーケーキまで、あらゆるお料理のトラック屋台が走っています。そのひとつ、バーガー・セオリー(Burger Theory)は、2013年に土地開発となるまで、中心街のユニオン・ストリートの空き地で2種類のアメリカンスタイルのハンバーガーを販売していました。今では1ブロック離れたオフィス街でダイナーとして営業しています。一番人気のバーガーはブリオッシュのバンズにレタス、トマト、アメリカン・チーズをはさんだものです。ベジタリアンなら、クリスピーなひよこ豆のパテ、トマト、レタスと辛いマヨが挟まったファラフェル・バーガーを気に入るはずです。
市内中心部、シット・ロー(Sit Lo)
ハーブとお肉が入ったベトナムの麺スープ、うまみたっぷりの蒸したフォーが食べたかったら、シット・ロー(Sit Lo)へどうぞ。人口の40%を外国人が占めるアデレードの北部郊外には、多くのベトナム人が住んでいます。このベトナム料理店の木で覆われた壁には車輪が飾ってあり、かつてはハノイからホーチミン市まで一般的だったつつましやかな三輪自転車タクシーへ敬意を表しています。アツアツのバオバンを1個か2個食べてみましょう。中身がソフトシェルクラブのものが最高です。豚ばら肉に人参や大根のピクルスを入れたベトナム風サンドイッチのバインミーも食べてみたい絶品メニューです。込み合っている時には、パリパリのれんこんチップスでしのぎましょう。
市内中心部、ルチアズ(Lucia's)
アデレード中央市場(Adelaide Central Market)は、活気溢れる食の殿堂です。ベーカリー、パティスリー、カフェ、食料品店、グルメ屋台が並び、ローストナッツから地産のチーズまでありとあらゆるものが手に入ります。1870年の設立以来アデレードの魂であり続け、オーストラリアで最も雰囲気のあるマーケットと多くの人々に言われています。年間800万人が訪れ、南オーストラリア州で最も集客数の高い場所でもあります。業者や食いしん坊たちが行き交う、カラフルでにぎやかなマーケットです。1957年以来同じ家族が経営しているアデレード名物のルチアズ(Lucia's)で、地元っ子と一緒に朝食、ブランチ、ランチ(金曜日はディナーも営業)を楽しみましょう。ここはイタリア系の店なので、素晴らしいコーヒーが飲めます。ポーチドエッグ、トマト、マッシュルームを職人手作りのパンの上に乗せた料理で胃袋も心も大満足します。スパゲッティ・カルボナーラ、スパゲッティ・ボンゴレも特に評判が高いです。
市内中心部、クッチ・デリ・パルワナ(Kutchi Deli Parwana)
香ばしいスパイスの香りが食欲をそそるクッチ・デリ・パルワナ(Kutchi Deli Parwana)は、ランチタイム営業をしているこだわりのアフガン料理の飲食店で、席はカウンター席のみ、限られたスペースの小さな店です。アデレードの主なデパート、さまざまなショップ、大道芸人、風変わりな銅像(実物大の豚の銅像など)が並ぶショッピング街ランドル・ストリート(Rundle Street)から少し入ったエベニーザー・プレイス(Ebenezer Place)にあります。クッチ・デリ・パルワナは、より規模の大きなパルワナ・アフガン・キッチン(Parwana Afghan Kitchen)の姉妹店で、同じ家族が経営しています。ラムのひき肉とスプリット・ピーソースがかかったリークの揚げ団子を食べてみましょう。チキンのヨーグルトとアフガン風スパイスマリネもおすすめです。焼きつくような激辛のラムカレーのあと、アフガンチャイティーでクールダウンするのも良いでしょう。太っ腹な量にもかかわらず、テーブルの回転は速いです。
市内中心部、チャイナタウンでの食事
アデレードのチャイナタウン(Chinatown)はグーガー・ストリート(Gouger Street)付近からアデレード中央市場付近までですが、多様なレストラン、カフェ、ワインバー、パブ、フードコートが並び、大いに賑わっています。お手頃価格の中華料理レストランが軒を連ね、インド料理、マレーシア料理、和食、タイ料理、ベトナム料理、ネパール料理などの店もあります。伝統的な中国の大門や龍などがあるアデレードのチャイナタウンですが、実際はアジア各国からの移民が1970年代に入ってきたことで賑わったのです。イン・チョウ・チャイニーズレストラン(Ying Chow Chinese Restaurant)では、紅茶のスモーク・ダックや赤ワインビネガーリブなどを楽しめます。伝統的なベトナム料理を食べたいときはバインミー・ベトナミーズ・ロールズ(Bánh Mì Vietnamese Rolls)に向かいましょう。他にはチャイナタウン・カフェ(Chinatown Café)も人気のお店です。メニューは種類豊富で、シーフード・ラクサ、ホッキエン焼きそば、チキンとライスのカリー風味など、中華料理、シンガポール料理、マレーシア料理が揃っています。
市内中心部、スター・オブ・サイアム(Star of Siam)
オーストラリアではタイ料理がとても愛されていて、最近の人気度で言えば、古き良きサイアム(タイの旧国名)料理が中華料理と互角の人気を集めています。受賞歴を誇るスター・オブ・サイアム(Star of Siam)は、本格的な味がリーズナブルな値段で楽しめる店です。この店はグルメのホットスポットともいうべきグーガー・ストリート(Gouger Street)にあります。この通りの名前は1834年に南オーストラリア州の植民地の設立を支えた男性の一人であるロバート・グーガー(Robert Gouger)にちなんで名付けられたものです。スター・オブ・サイアムは気取らない食堂で、訪れればマネージャーから暖かい歓迎を受けるはず。ランチタイムからディナータイムまで営業しています。エビか鶏肉入りのトムヤムスープを前菜に、酸っぱくて辛い美味しさを召し上がれ。そのあとのメインには、鴨肉のレッドカレーのライチとパイナップル添えや、大エビとピーナッツ、豆腐、あさつきが入った伝統的パッタイ・ヌードルを堪能しましょう。