マーガレット・リバーで過ごす3日間

1日目：クラフトビール、草むらのビーチ、野外水族館

午前
パースから車で南西に2時間半ほど行ったあたりから、マーガレット・リバー地域に入ります。パース空港（Perth Airport）または市内中心部でレンタカーを借りて、最初の停車地のバッセルトン（Busselton）に向かって出発しましょう。この町には、150年前に建設された南半球最長の木造の桟橋、バッセルトン桟橋があります。1.7kmの桟橋を徒歩かミニチュア・トレインで渡りましょう。端には野外水族館の海中展望台（Underwater Observatory）があり、ツアーで回ることができます（予約は必要ありません）。窓で覆われた8mの円形ルームの下には海底が広がり、非常に暖かい暖流で育つ300種もの色とりどりのサンゴや魚、その他の海洋生物が見えます。もう少し冒険をするなら、ヘルメットをかぶって水中を歩くツアーに申し込み、海の底を歩いてみましょう。

午後
マーガレット・リバーはここで生産される絶品のワインで最も良く知られていますが、この地域にはクラフトビールの醸造所もあります。バッセルトンから西へ30kmほどのところにあるイーグル・ベイ・ブリューイング・カンパニー（Eagle Bay Brewing Co）で、窯焼きのピザやじっくり煮込んだ肉をたっぷりのクラフトビールとともに味わいましょう。ここからはなだらかな田園風景も見渡せます。さらにイーグル・ベイ（Eagle Bay）へとドライブを続け、海岸線を注意深く探して、西オーストラリア州で最も美しいいくつかのビーチに立ち寄りましょう。ミールアップ・アンド・キャッスル・ロック（Meelup and Castle Rock）は、草が砂浜にまで生い茂る地元で人気の場所。シーズン（8月から12月）には、これらの保護区域ではクジラを見ることができるかもしれません。クジラたちに出会える絶好のチャンスを探すなら、ケープ・ナチュラリステ・ロード（Cape Naturaliste Road）の終点、バンカー・ベイ（Bunker Bay）に行き、バンカーズ・ビーチ・カフェ（Bunkers Beach Café）かナチュラリステ岬灯台（Cape Naturaliste Lighthouse）で水平線を眺めましょう（あるいは、近くで見るならナチュラリステ・チャーターズ（Naturaliste Charters）を予約しましょう）。今夜の宿泊は、近くのプルマン・バンカー・ベイ・リゾート（Pullman Bunker Bay Resort）がおすすめ。夕食は館内のアザー・サイド・オブ・ザ・ムーン・レストラン（Other Side of the Moon Restaurant）でどうぞ。

2日目：洞窟探検、ワインを堪能

午前
穏やかで澄んだ海のラグーンで泳いで目を覚ますこと以上に素晴らしいことなどありません。それはまさに、静かな休暇の町、ヤリンガップ（Yallingup）で叶うことです。周辺が岩礁で守られているため、海は静かで美しく、穏やかな波が金色に輝くパウダーのような砂に打ち寄せています。一度訪れたら、ここを離れたくないと思うでしょう。でもそうも言っていられません。ニルギジ洞窟（Ngilgi Cave）もすぐそばにあるのです。まずは美しいスミスズ・ビーチ（Smiths Beach）にあるラモント（Lamont’s）で朝食を食べてエネルギーチャージ。それから6km北にドライブして、ニギルジの巨大な洞窟を探索しましょう。1899年に発見された洞窟で、イルミネーションで輝く鍾乳石と石筍が見事です。専門家と一緒に洞窟内を這って歩く、スリルある洞窟探検ツアーを事前に予約しておきましょう。

午後
マーガレット・リバー・ワイン産地のワインの生産量は、オーストラリア全体のわずか3％ですが、オーストラリアの高級ワインの輸出量に限ると全体の20％を占めます。つまり、この地域の卓越したワイナリーには絶対に訪れるべきだということです。ヴァッセ・フェリックス（Vasse Felix）のセラードアのラウンジや、ボイジャー・エステート（Voyager Estate）のバラ園、ルーウィン・エステート（Leeuwin Estate）にそびえ立つ高い木など、きっとお気に入りの場所が見つかるでしょう。いずれのワイナリーも、自分で回って見学することも、ツアーに参加することもできます。ここにはたくさんの選択肢があります。ヘイ・シェッド・ヒル（Rustico）ワイナリーのラスティコ（Rustico）では6皿からなるコースが美しい眺めとともに堪能できます。午後5時までの営業でランチメニューが終日楽しめます。予約は特に必要ありませんが、混み合っています。1日の終わりにはマーガレット・リバー・チョコレート・カンパニー（The Margaret River Chocolate Co.）のチョコレートで身も心もとろけさせ、魅力的で居心地の良いマーガレット・リバー・ゲスト・ハウス（Margaret River Guest House）で夜を過ごしてください。

3日目：ファーマーズマーケット、サーフィン

午前
もしこの日が土曜日なら、行き先は決定です。マーガレット・リバーの町のファーマーズマーケットに行き、露店を巡りましょう。早めに到着して（地元の人は午前10時前には到着しています）、スイーツや果汁たっぷりのリンゴ、採ったばかりの新鮮なクレソン、土の香りがするにんにくやオーガニックのジャガイモなど、畑や果樹園からの採れたての食材を買いましょう。ショッピングバッグがいっぱいになったら（あるいは土曜日でなかったら）、メインストリートを1～2時間ほどぶらぶらと歩いて、お店やブティック、カフェなどをのぞいてみましょう。ミラーズ・アイスクリーム・ショップ（Millers Ice Cream shop）の、近くの牧場で絞った牛乳を使ったアイスクリームをぜひ試してみてください。そして、ショッピング街の北の端にある、森に囲まれたブリューハウス・マーガレット・リバー（Brewhouse Margaret River）で、日の光をたくさん浴びてゆっくりとランチを楽しみましょう。

午後
マーガレット・リバーの町から10分ほどドライブして、岩の切り立つ西オーストラリア州の南海岸に行きます。アスファルトの道を河口まで行くと、サーフボードを積んだ車がたくさん見えてきます。ここ、サーファーズ・ポイント（Surfers Point）は、世界中のプロサーファーが大きな波をつかまえに来る場所。ボードが（あるいは勇気が）ないなら、そこから南に4キロほど行った、ナラバップ・ビーチ（Gnarabup Beach）を保護する入江の上に建つホワイト・エレファント・カフェ（White Elephant Café）に場所を移しましょう。コーヒーをテイクアウトして、ひと泳ぎしましょう。あるいは、スタンドアップ・サーフィン（Stand Up Surfing）でスタンドアップパドルボードを借りるのもいいでしょう。風景を楽しみたいなら、海辺のウォーキングトレイルや、砂浜を散歩しましょう。旅の最後は、セトラーズ・タバーン（Settlers Tavern）で締めくくります。この町一番の美味しくてリーズナブルなレストランで、ボリュームのある洗練されたパブメニューを楽しんでください。