
オーストラリアでギャップ・イヤーを過ごすことをおすすめする8つの理由
「ギャップ・イヤーにどこかへ出かけたほうがいいのはなぜ?」と疑問に思っている人がいたら、オーストラリアには納得のいく理由がいくつかあります。将来自分の決断に感謝することになるでしょう。
原文:アリー・メッツ
ギャップ・イヤー体験は大きな決断です。人生やキャリアの向上を一時中断して長い休暇を取るという風に考える人が多いからです。家に帰るころには人生の大きな節目を経験した友達から取り残されてしまうと考え、怖くなるかもしれません。しかしそんなことはありません。ギャップ・イヤーは経験を積んだり、自己探索をしたり、勉強やキャリアに役に立つ新しいスキルを学ぶ良いチャンスです。真に価値のある体験ができることでしょう。また、とても楽しい時を過ごせます。
ギャップ・イヤーのタイミングは、高校を卒業して大学に入学する前、在学中、または大学卒業後に就職する前の1年間とするなど、さまざまです。申請時に18歳から30歳であれば(カナダ、フランス、アイルランドの市民は18歳から35歳)、オーストラリアにはいつでもワーキングホリデービザ(Working Holiday visa)で来ることができます。
ではあなたにとっての魅力は?オーストラリアでギャップ・イヤーを過ごすことをおすすめする理由をまとめてみました。

ノーザンテリトリー、カカドゥ国立公園、ガンロム滝
オーストラリアをもっと知りたいという願望があるから
旅行中にお金を稼げると、滞在を延長したりもっと多くのことを探索することができるようになります。オーストラリアの主な観光場所だけでなく、文化に深く関わることもできます。オーストラリアにはアウトバックの見どころであるカカドゥ(Kakadu)やアーネム・ランド(Arnhem Land)がありますし、ロットネスト島(Rottnest)やレディ・エリオット島(Lady Elliot Island)などの小さい島も訪れてみたいと思うでしょう。これらの観光名所で野生動物、歴史、素晴らしい風景に心を奪われるだけでなく、お土産話もできます。しかしご注意ください。オーストラリアは見れば見るほどもっと見たくなりますよ!
若いから
若いうちにギャップ・イヤー体験をしておいたほうがいい理由はいくつもあります。まず、若いということは、家のローン、キャリア、家族といった自分の自由を奪われる義務も少ないはずです。大人としての義務に縛られる前に、自分のために時間を自由に使えます。後先考えずに忘れ難いアドベンチャーに出かけるには最高のタイミングです。今やらなかったらいつやりますか?自問自答してみてください。
年を重ねたから
大人の世界に片足を突っ込んでいても、時間を作って他の世界を覗くのに遅くはありません。仕事で燃え尽きてしまっていたり、転職を考えていたり、ただ少し休みたいだけという人にもおすすめです。少し年長になってからのギャップ・イヤー体験にも長所があります。大学や社会体験を通じて自信が生まれ、自分の時間をどのように使いたいかわかるようになっていることでしょう。向学心にもう一度火をつけたり、ハンズオン体験により他のキャリア・パスを探索したり、自分が関わる分野に携わる人たちと国際的なつながりを築くのも素晴らしいことです。

将来が見えないから
将来を左右する大きな決断を下すのは容易なことではありません。将来どんな仕事をしたいか、何を専攻したいかもわからないという人もいるでしょう。また、就職をしたり大学に入学してみたけれど、自分の選択が正しかったかわからないという人もいるかもしれません。ギャップ・イヤーの体験をすることで、今までとは違う選択肢を探索し、情熱を傾ける対象を発見したり、新しいキャリア・パスに身を任せてみましょう。
将来がはっきりと見えているから
あなたのキャリア・パスがすでに決まっていても、ギャップ・イヤー体験は専門的なスキルや個性を磨く素晴らしい機会となります。専門性に関しては、他国で自分の携わっている分野で就業体験をすることで、グローバルな視点で物事を見れるようになるチャンスです。ボランティアの仕事でも正規雇用でも、オーストラリアでのやり方を目にすることができ、より広い視野と新しいアイデアを持ち帰って共有することができます。また、業界での価値あるつながりができたり、キャリア・アップにつながる新しいスキルを身に着けることもできるでしょう。

冒険好きだから
他国への引っ越しは一つの冒険です。心地よい場所から抜け出すのは自分と向き合わなければならない、ちょっと怖い体験です。しかしこれに伴うスリルと興奮がその価値を生み出します。一生付き合える友達ができ、信じられないほど素晴らしい場所へ行ったり、自分へのチャレンジと興奮を体験できます。グレート・バリア・リーフ(Great Barrier Reef)上空のスカイダイビング、ホホジロザメ(グレート・ホワイト・シャーク)とのダイビング、または単に新しい友達を作ることなど、オーストラリアは自分自身の恐怖心を克服してあとあと自慢話となるような冒険であふれています。
あらゆる人生体験を持つ人々に会ってみたいから
旅行の醍醐味の一つに、異なる人生体験を持つ人々との出逢いがあります。異なる文化や人生体験を持つ人々と出逢うと、異なる生活様式に対する共感と理解が深まります。あなたと同じ旅行者にも会えますが、オーストラリアの多様な文化にも触れることができます。先住民アボリジニ文化(Aboriginal culture)は世界で最も古い現存する文化で、少なくとも5万年前から存在していたと考えられています。伝統や慣習を体験したり、土地とのつながりを学び、語りを聞くことは、オーストラリアの歴史に触れる素晴らしい体験となります。また、オーストラリアにはほぼ全世界から来た移民や移民の子孫がいます。地理的に近いお陰でアジアの影響を多大に受けており、ヨーロッパ各地の影響も見られます。オーストラリアに来ると、その芸術から食事、フェスティバルなどいろいろなことを通じて他国の影響を体験することができます。
雇用されるにふさわしい能力を持ちたいから
雇用されるにふさわしい能力を身に着けるとは、傑出することです。どんぐりの背比べから抜きん出るには、異国を探索する体験がものを言うでしょう。オーストラリアで忘れられない体験をした後は、好奇心、勇気、独立心があり、他の人よりも成熟していると見られることに間違いありません。チームワーク、交渉スキル、予算編成などのソフトスキルは毎日の生活を通じて学び、業種関連の実践的スキルは仕事を通じて学びます。英語が母国語でないなら、言語のスキルを磨く実体験を得られる素晴らしい機会でもあります。大学院に進むときや理想の仕事に就くときに、これらすべての体験により、あなたは傑出した人と映るでしょう。