西オーストラリア州、ロットネスト島、カメラに笑顔を向けるクオッカ © Tourism Western Australia

西オーストラリア州、ロットネスト島 © Tourism Western Australia

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責任のある野生動物体験を選びましょう

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責任のある野生動物体験を選びましょう

愛らしい動物が数多く生息するオーストラリアでは、簡単に野生動物を見つけることができます。ただし、他では味わうことのできない倫理的な体験は、経験豊富なガイドと一緒のツアーに参加する場合にのみ実現します。オーストラリアン・ワイルドライフ・ジャーニーズ(Australian Wildlife Journeys)のツアーに申し込んで、オーストラリアで最も希少な環境を巡りましょう。現地の生態系と、そこに生息する動物たちに情熱を注ぐガイドとペアを組めば、できる限り近くで観察できるよう案内してくれます。さらに、このツアーは自然保護活動を支援しています。 

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野生動物に干渉しない

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野生動物に干渉しない

人間と同じように、動物にも自分だけの空間が必要です。野生動物に近づいて、じっくり観察したり、最高の写真を撮影することは魅力的なことかもしれませんが、人間が近づくことで動物たちの自然な行動が妨げられる場合があることを忘れないでください。動物が出す合図を受け取ってください。動物の挙動が変化した場合は、後退して距離を取りましょう。野生動物がリラックスして過ごしていることを確認してください。それが観察する側にとって楽しい体験を作り出す最善の方法です。

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触りたい気持ちを抑える

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触りたい気持ちを抑える

ふわふわした毛皮や羽毛を持つ動物がかわいいのはよくわかりますが、野生動物に触ろうという衝動は抑えてください。好奇心旺盛な動物が近づいてきて、接触したがっている様子でも(ハロー、クオッカ!)、相手は野生動物であり、ひっかかれたり噛みつかれ、怪我を負う可能性があることを忘れてはなりません。また、知らないうちに人間から動物に病気をうつすおそれもあるので、接触を避けることが極めて重要なのです。

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野生動物の赤ちゃんの周囲には特に注意しよう

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野生動物の赤ちゃんの周囲には特に注意しよう

赤ちゃんを連れた動物を見つけることは、野生動物の観察体験でも最も貴重なひとときです。ただし、そういった状況では慎重に行動することも重要です。親になりたてのときは人間にでも当てはまることですが、動物も自分の子に近づこうとする見知らぬ相手には神経をとがらせます。動物がストレスを感じると、攻撃的な行動に出たり、子どもを捨てるなど、悪い方向に物事が進む場合があるので、必ず距離を取りましょう。

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動物の生息地に配慮を示そう

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動物の生息地に配慮を示そう

オーストラリアの野生動物を保護する最善の方法のひとつは、それら動物の生息地に配慮することです。ここは野生動物の棲み処であり、食料を調達し、避難場所であるため、敬意をもって扱われるべきです。動物の生息地を移動する際は、専用のウォーキング・コースから外れないように注意し、道中で気づいたゴミは拾ってください。つまり、これらの地域は、見つけたままの状態にしておくことが最善です。

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野生動物にエサを与えないでください

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野生動物にエサを与えないでください

オーストラリアには、隙あらば食べ物を奪おうとするずる賢い動物も生息していますが(カモメよ、君たちのことだ)、だからといって人間の食べ物は、野生動物にとって良くはありません。動物には、自分たちの体に良い自然の中で見つかる、専用の食物があるため、動物が自ら餌を見つけられるようにするのが一番良いのです。動物たちは自分の餌を見つけることができますし、あなたも気にせずに自分の食事を気にせず楽しむことができます。

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道路から目を離さない

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道路から目を離さない

オーストラリアの広大な大地をドライブするのは、オーストラリアの美しい風景を堪能する絶好の方法です。運転中は、道路を横切ろうとする野生動物に注意してください。カンガルー、ウォンバット、コアラなどの動物は、夜明けや夕暮れに活発に活動し、路上にさまよい出ることがよくあります。運転中に、怪我を負った動物に出くわした場合は、現地の野生動物保護団体に連絡してサポートを求めてください。

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夜行性の動物に配慮しよう

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夜行性の動物に配慮しよう

オーストラリアには、ポッサム、フクロウ、ウォンバットなど、夜行性の動物が多数生息しています。夜間に野生動物を観察したいとお考えなら、それらの動物は明るい光に敏感で、カメラのフラッシュを浴びると不快に感じる可能性があることを忘れないでください。動物にストレスを与えないために、赤色フィルター付きの懐中電灯をご使用いただくか、ガイド付きのナイトツアーに参加すると、野生動物を驚かせずに観察できるでしょう。