観察したい春の野生動物の暮らし8選

忘れられない海洋体験がしたいなら、西オーストラリア州のニンガルーリーフ（Ningaloo Reef）でザトウクジラと一緒に泳ぐスイムツアーに参加しましょう。8月から10月にかけて、この魅惑の生き物とダイビングを楽しめます。ですが、ザトウクジラの赤ちゃんと一緒に泳ぐことのできる春の時期は、特にエキサイティングです。毎年数千頭のザトウクジラがニンガルー海洋公園（Ningaloo Marine Park）を回遊するこの季節は、野生のザトウクジラが子育てする姿を目撃できる絶好のチャンスです。

野鳥愛好家なら、ダーウィン（Darwin）から車で3時間のカカドゥ国立公園（Kakadu National Park）でのバードウォッチングに感動すること間違いないでしょう。この地域には、カワセミ、セイタカコウ（black-necked stork）、カザリリュウキュウガモ（plumed whistling duck）をはじめ、オーストラリアに生息する鳥類の3分の1以上が暮らしています。9月下旬のカカドゥ・バード・ウィーク（Kakadu Bird Week）の時期に訪れたなら、専門家のレクチャーやカルチャーイベントに参加できます。  

パースから車で3時間ほど南下すると、ダンズボロー（Dunsborough）に到着します。ここはオーストラリアで人気のホエール・ウォッチング場所のひとつです。ここでは、絶滅の危機に瀕しているミナミセミクジラの群れが、春のあいだ海岸沿いを回遊する様子を目撃するチャンスがあります。この時期には、運が良ければクジラが赤ちゃんにブリーチングや尾を海面に叩きつけるやり方を教える様子を見ることができます。ナチュラリステ・チャーターズ（Naturaliste Charters）のホエール・ウォッチング・ツアーを予約して、確実にクジラを見つけましょう。 

グレート・バリア・リーフ（Great Barrier Reef）へのナイト・トリップは珍しい体験ですが、毎年繰り広げられる目を見張るような光景は、まさに必見です。毎年春になると、サンゴ礁のサンゴは一斉に産卵（繁殖）を行います。満月が来ると、サンゴは何百万個もの卵を放出します。卵はやがてサンゴ礁に着床し、そこで成長していきます。ダイバーズ・デン（Divers Den）では自然愛好家のために、このイベントを間近で見られるツアーを開催しています。