
インディアン・オーシャン・ドライブを巡る5日間
インディアン・オーシャン・ドライブを巡る、色彩豊かなロードドリップに出かけましょう。オーストラリアで最も奇妙な風景のひとつ、ピナクルズ砂漠からスタートして、カルバリ国立公園の太古の渓谷にある究極の冒険遊び場まで行く旅です。
この旅行は年間を通していつでも計画できますが、ワイルドフラワーのシーズンとなる6月から10月が最もおすすめです。
見どころ
- ピナクルズ砂漠で別世界のような奇岩を見る
- チャーターボートに乗って珍しいオーストラリア・アシカに挨拶をしに行く
- サンゴ礁に囲まれた122島からなるアブロホス諸島で釣り、シュノーケリング、ダイビングを満喫する
基本データ
- 日数:4日間
- 距離:897km
- 移動手段:車
- 最寄りの主要都市:パース
- 料金:$$
1日目:パースからナンブング国立公園経由でセルバンテスへ

西オーストラリア州、ナンブング国立公園、ピナクルズ © Richard Rossiter
パースからワネルー・ロード(Wanneroo Road)を北に行くと、ウィンドサーフィンとサンドボーディングで有名なランセリン(Lancelin)の町でインディアン・オーシャン・ドライブ(Indian Ocean Drive)にぶつかります。ナンブング国立公園(Nambung National Park)のピナクルズ砂漠(Pinnacles Desert)に直接つながる道です。ピナクルズ砂漠に入る道路は舗装されています。ドライビングトレイルかウォーキングトラックを進み、何百万年もそこに立つ、何千もの金色に輝く石灰岩の尖塔の中を抜け、ピナクルズ・ディスカバリー・センター(Pinnacles Discovery Centre)に行きます。ここで、この月面のような景観についてもっと詳しく知りましょう。
別世界のような体験をもっとしたいなら、テティス湖(Lake Thetis)(ハンセン・ベイ・ロード(Hansen Bay Road)を降りたところにあります)にも行きましょう。驚くばかりの地球上最古の生きた化石、ストロマトライトを鑑賞しましょう。
イセエビ漁が盛んなセルバンテス(Cervantes)に到着したら、ハングオーバー・ベイ(Hangover Bay)やサースティ・ポイント(Thirsty Point)でひと泳ぎしてのんびりしてください。そして、町のイセエビ工場を紹介するツアーに行ってみましょう。地元のレストランやカフェで本日のおすすめ料理を楽しんだら、ホステル、モーテル、ホリデーコテージ、キャンプ場、キャラバン・パークなどから、お好きな宿泊施設を選んでください。
2日目:セルバンテスからジュリエン・ベイ経由でドンガラへ

西オーストラリア州、ジュリエン・ベイ(Jurien Bay)、アシカと泳ぐ © Britz
北へ向かう途中、インド洋を背景に野生のブッシュランドのパノラマビューを見るため、まずはモーラー・ヒル(Molah Hill)展望台とグリッグソン(Grigson)展望台に行きましょう。900種以上ものワイルドフラワーがルシュー国立公園(Lesueur National Park)を彩る春には、特に素晴らしい景色が広がります。
ジュリエン・ベイ(Jurien Bay)(セルバンテスから北へ25分ほど)に着いたら、多様な生物が生息するジュリエン・ベイ・マリン・パーク(Jurien Bay Marine Park)でシュノーケリングをして、お昼までの時間を楽しんでください。あるいは、飛行機からビーチに降りるスカイダイビングで、全く別の視点からサンゴ礁の海を見てみるのもいいでしょう。ジュリエン・ベイでは、ターコイズ・サファリ(Turquoise Safaris)のアシカを見るチャーター船に乗って、オーストラリアで最も珍しい遊び好きな海の生物に会いに行きましょう。
北に向かい、ドンガラ・デニソン(Dongara-Denison)でストックヤード・ガリー国立公園(Stockyard Gully National Park)へと続く4WD専用の道に入ります。洞窟好きな人やあまり詳しくなくても好奇心の強い人なら、驚きや挑戦、野生動物との出会いを体験することができるでしょう。
2WDでの旅行なら、午後はドンガラ(Dongara)の町を探索して過ごしましょう。モートン・テラス(Moreton Terrace)のイチジクの木の下でコーヒーを飲み、1.6kmのウォーキングトレイルに沿って遺産登録の建物が並ぶ魅力的な街並みを見て、ディナーにはまた新鮮なシーフードを堪能しましょう。
ホステル、モーテル、ホテル、キャンプ場、キャラバン・パークから選んで今夜はドンガラに一泊してください。
3日目:ドンガラからジェラルトン経由でアブロホス諸島へ

西オーストラリア州、バタビア・コースト(Batavia Coast)、ジェラルトン、HMASシドニー・メモリアル(HMAS Sydney Memorial)© Tourism Western Australia
途中で、植民地時代の港町ジェラルトン(Geraldton)に立ち寄りましょう。美しくほ保存されているグリーノー・セントラル・ヒストリック・セトルメント(Greenough Central Historic Settlement)を訪れると、この地域の過去についてもっとよく知ることができます。ジェラルトン・ミュージアム(Geraldton Museum)や併設の先住民アボリジニのアート・ギャラリーで、バタビア(Batavia)号が難破した海岸についての歴史や文化についてさらに学んでみてください。そのあとは、ジェラルトンのにぎやかな海辺でランチをとりましょう。
素晴らしい風と波に恵まれるジェラルトンは、オーストラリアのウィンドサーフィンのメッカ。122島からなるサンゴ礁に囲まれたアブロホス諸島(Abrolhos Islands)は、ウォータースポーツにふけることのできる最高の遊び場です。
もう1日滞在を延ばして、釣りやダイビング、チャーター船のシュノーケリング、あるいは島々やバタビア・コースト(Batavia Coast)を巡る短い遊覧飛行を楽しんでみてはいかがでしょう。宿泊は、ジェラルトンにあるホテル、モーテル、キッチン付きの住宅やマンション、キャラバン・パーク、B&Bから選んでください。
4日目:ジェラルトンからカルバリへ

西オーストラリア州、カルバリ国立公園(Kalbarri National Park)、ネイチャーズ・ウィンドウ(Nature's Window)© Tourism Western Australia
インディアン・オーシャン・ドライブの終点はジェラルトンですが、海岸線の冒険はまだ続きます。
ノース・ウェスト・コースタル・ハイウェイ(North West Coastal Highway)を北に向かい、ポート・グレゴリー・ロード&ジョージ・グレゴリー・ドライブ(Port Gregory Road/George Grey Drive)を曲がりましょう。海岸沿いのドラマチックな石岩層や、4億年前の川の渓谷、壮大なハット・ラグーン(Hutt Lagoon)(別名、ピンク・レイク(Pink Lake))、カルバリ国立公園を彩る輝くような春のワイルドフラワーを見に行きます。6月から11月の間にここを訪れるなら、ザトウクジラが回遊する様子や、子供たちを連れて南極海の餌場に旅する様子をぜひ見てみましょう。
カルバリの町から出発する、リバー・クルーズ、沿岸での釣りや海釣り、ブッシュウォーキング、カヤッキング、アブセイリング、ロッククライミング、乗馬、4輪駆動バイクなどが体験できます。あるいは、国立公園の象徴でもあるネイチャーズ・ウィンドウ(Nature’s Window)などの見晴らし台から景色を眺めるだけでも素晴らしい体験です。地元のツアー、ダイニング、宿泊施設のタイプは、様々な選択肢から選ぶことができます。
5日目:カルバリからパース

西オーストラリア州、コーラル・コースト、スリー・スプリングス(Three Springs)© Tourism Western Australia
午前中はカルバリの町の中心部や近郊を探索して楽しんでください。
そのあとは、ブランド・ハイウェイ(ルート1)に乗って、6時間半ほどのドライブでパースに戻ります。ただし、7月から10月の間なら、内陸部に進路を変え、ジェラルトンから注目のワイルドフラワー・スポットのマレワ(Mullewa)、スリー・スプリングス(Three Springs)、カーナマー(Carnamah)に寄り道をすることをぜひ検討してみてください。