
メルボルン郊外ガイド
地元の人のように、メルボルンの魅力的な郊外で食べて、飲んで、暮らしてみましょう。
原文:アンナ・ラブダラス
メルボルンの郊外には300を超える地区があり、それぞれが独自のライフスタイルを持っています。流行に敏感な若者や専門職を持った若者が選ぶごみごみした雰囲気の都心の住居から、改装された倉庫や行列に並ぶ価値があるコーヒーハウスがある絶え間なく進化する郊外まで、実に様々です。本当にメルボルンを知ろうとするなら、街の有名な路面電車に飛び乗って、街の本当の姿を見つけるためにこうした郊外を探索してください。
サウス・ヤラとプラーラン

ビクトリア州、メルボルン、プラーラン、プラーラン・マーケット © Josie Withers Photography
ファッション志向のサウス・ヤラとプラーランは、バー、軽食店、デザイナーズブティックがたくさんあり、すべてが市内中心部からわずか20分という便利な場所にあります。2つの隣接する郊外は、活気あるアクティビティが行われている象徴的なチャペル・ストリート(Chapel Street)によってつながっています。地元での滞在をご希望の場合、オルセン・ホテル(Olsen Hotel)は有名なオーストラリアの芸術家ジョン・オルセン氏を賛辞したホテルです。チャペル・ストリートの北端に位置するので、ここからプラーン方面へ下って行きます。
さらに読むフェデレーション・スクエア

ビクトリア州、メルボルン、フェデレーション・スクエア © Josie Withers Photography
フェデレーション・スクエアは、世界的なイベント、ギャラリー、レストラン、バーが多数集まっている非常に文化的な広場で、一年を通じて多様な作品を展示するクリエイティブなプログラムも行われています。メルボルンの主要公共交通機関の中心地、フリンダース・ストリート駅の向かいに位置するこの広場は、メルボルンの無料トラムゾーンの一部です。3月のメルボルン・フード・アンド・ワイン・フェスティバル(Melbourne Food and Wine Festival)、4月のメルボルン・インターナショナル・コメディ・フェスティバル、10月のメルボルン・フェスティバルなど、2,000以上のイベントが毎年ここで開催されます。パフォーマンス、ポップアップ展示会、無料のワークショップも開催されています。ほぼ毎日午前中に1時間のガイド付きウォーキングツアーが提供され、メルボルン・ビジター・センター(Melbourne Visitor Centre)から出発します。
さらに読むフィッツロイ

ビクトリア州、メルボルン、フィッツロイ、ガートルード・ストリート © Josie Withers Photography
フィッツロイはメルボルンの中心街から北東に2kmの場所にあり、オーストラリアで最もヒップなエリアのひとつです。初めて訪問するなら、毎週土曜日と日曜日に開催されている、ブランズウィック・ストリートを少しはずれたところにあるローズ・ストリート・アーティスト・マーケット(Rose Street Artists Market)にまず行ってみてください。ハンドメイドのジュエリーや小物、アート、写真など、メルボルンの新進気鋭のアーティストやデザイナーが自分の作品を販売しており、ユニークなお土産を見つけるには絶好の場所です。散策中に休憩したくなったら、隣接するヤング・ブラッズ・ダイナー(Young Bloods Diner)でコーヒーを飲みながら、ヴィンテージの服からデザイナーのファッションまであらゆるものを売る小さなブティックが並ぶガートルード・ストリート(Gertrude Street)で買い物を続けます。
さらに読むセント・キルダ

ビクトリア州、メルボルン、セント・キルダ © Roberto Seba
メルボルンで人気のビーチサイドの街セント・キルダを楽しむ方法は数々あります。メルボルンの中心街からセント・キルダへは、96番のトラムに乗って20分程度で到着します。ここでは、セント・キルダ・ピア(St Kilda Pier)までヤシの木に縁取られた遊歩道を散策して、リトル・ペンギンの群れを見ることができます。その後は、アックランド・ストリート(Acland Street)に数多くあるヨーロッパスタイルのケーキショップでスイーツを堪能してください。モナーク・ケーキ(Monarch Cakes)のクグロフ(チョコレートを垂らしたブリオッシュケーキ)や、ヨーロッパ・ケーキ・ショップ(Europa Cake Shop)のベイクドチーズケーキなどをどうぞ。ブランチを食べながら通りを行き交う人々を眺めたいなら、フィッツロイ・ストリートにある人気のGBエスプレッソが絶好の場所です。きのこのラテからビーガンエッグまで、植物をベースにした料理が好きなら、マッチャ・ミルクバー(Matcha Mylkbar)を試してください。しかし、ロケーションが一番良いのは、草木に覆われたアルバート・パーク(Albert Park)を見下ろすフィッツロイ・ストリート(Fitzroy Street)にあるフィッツロヴィア(Fitzrovia)です。明るく開放感のあるカフェでは、画期的な朝食が人気です。
さらに読むノースコート

ビクトリア州、メルボルン、ノースコート、ハイ・ストリート、パレス・ウエストガース・シネマ © Josie Withers Photography
メルボルンの人々が街の芸術と文化の中心地と考える場所ノースコートは、流行に敏感な人のパラダイスです。市内から車でわずか20分の場所にあり、ノースコートは一日かけて見たり食べたり、何かをしたりするのに十分な場所です。メニューを読むだけで健康的に感じることができるカフェ、バリー(Barry)(いや、人ではありません)でのブランチをお楽しみください。完璧に健康的な食体験をするために、カリフォルニアのスーパーフード・サラダと、ピーナッツ・バター、アーモンド・ミルク、およびカカオニブを振りかけた冷凍バナナを混ぜ合わせたパイントマグで提供されるバナナのスムージーを試してみてください。バイシクル・シーブス(Bicycle Thieves)とペニー・ファーシング・エスプレッソ(Penny Farthing Espresso)も同様に美味しいブランチを提供しています。ランチはウェルカム・トゥー・ソーンブリー(Welcome to Thornbury)がおすすめです。メルボルンで最初の恒久的なバーとフードトラックの停留所は、かつては自動車製造工場でしたが、今ではフードトラックが並ぶ巨大なビアガーデンになっています(フードトラックは毎日入れ替わります)。
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ビクトリア州、メルボルン、フィッツロイ、ブランズウィック・ストリート © Roberto Seba
トラムまたは車での短時間の移動で、メルボルンの市内中心部から北にわずか6kmのブランズウィックにアクセスできます。伝統的にその多文化コミュニティで知られているメルボルンの郊外は、他の都市の郊外と同様に、荒削りな魅力を持つ文化的メッカへと進化しました。シドニーロードに沿って散歩して、この地域に貢献したすべての国をご自身で確認してみてください。ここでは、中東のベーカリーや地中海料理のカフェなど、あらゆる種類の世界的な料理を見つけることができます。2つのブライダルショップの間に隠された目立たない地元の秘密、デジョア・ジーンズ(Dejour Jeans)を通り過ぎてはいけません。店主のナムは、カスタムジーンズのペアを選ぶのを手伝ってくれます。 最初にウォッシュかカットを選び、ナムはその場で(無料で)仕立ててくれます。そして、もし3月にここに来られるなら、シドニー・ロード・ストリート・パーティーが開催されたり、屋台、ライブミュージック、 そしてダンスなどの一日のために交通規制が行われる毎年恒例のブランズウィック・ミュージック・フェスティバルに向かいましょう。
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