

ニュータウンガイド
シドニーの新たな中心地ニュータウン(Newtown)では、自由気ままに何でもありです。
原文:エリー・シュナイダー
ニュータウン(Newtown)のインナー・ウエスト郊外は、シドニーで恐らく最も多趣味なエリアです。昼間には自由気ままな古着屋やカフェ、ギャラリーが幅を利かせ、放課後には多くの学生たちが、インディーズ音楽からアヴァンギャルドな映画やバーまで、様々なナイトライフを満喫します。ニュータウンのちょっと中道左派的な雰囲気が、地元の人々に愛されています。
必ずやっておきたいこと
- キング・ストリート(King Street)沿いのブティックで年代物の服を手に入れる
- ニュータウンにある屋上バーで楽しい夜を過ごす
- 伝統を誇る音楽会場で音楽ライブを観る
行き方
ニュータウンは、シドニー中心部から南西に4kmの場所にあります。タウン・ホール駅(Town Hall station)から電車で行く方法が最短ルートで、約10分。ニュータウン行きのバスもあり、エリザベス・ストリート(Elizabeth Street)のハイド・パーク(Hyde Park)から約30分です。
ニュータウンの人気アクティビティと見どころ

ニュー・サウス・ウェールズ州、シドニー、ニュータウン、ブラック・スター・ペストリー © Nikki To
ニュータウンのベストグルメを堪能する
ニュータウンなら美味しいお店を食べ歩いて丸1日過ごせます。ガッツリとボリュームのある食事なら、メアリズ(Mary’s)へ。この賑やかなバーはハンバーガーとフライドチキンで有名です。または、ハーツヤード(Hartsyard)のカキフライ、プーティン、スモーク・ラム・リブなどのアメリカ風メニューもおすすめです。思い出に残る食事なら、オシレイト・ワイルドリー(Oscillate Wildly)でシェフのカール・フィーラ氏が作り出す8コースのデギュスタシオンを予約しましょう。美味しい飲茶なら、ザ・ドランク・ダンプリング(The Drunk Dumpling)に行きましょう。ミシュラン2つ星シェフがとびきりの餃子とシェア・プレートでもてなしてくれます。エンモア・ロード(Enmore Road)にあるカウ・アンド・ザ・ムーン(Cow and the Moon)も見逃せません。ここのジェラートは、2014年イタリアのリミニ(Rimini)で開催されたジェラート職人世界大会(Gelato World Tour)で一位に輝きました。ブラック・スター・ペイストリー(Black Star Pastry)の特徴的なストロベリー・ウォーターメロン・ケーキを食べてみるのもいいでしょう。

ニュー・サウス・ウェールズ州、シドニー、ニュータウン、ベター・リード・ザン・デッド © James Horan, Destination NSW
キング・ストリート沿いの様々なブティックでショッピング
ニュータウンには幅広い種類のヴィンテージ・ショップ、専門店、ファッション・ブティックがあり、キング・ストリート沿いに集まっていますレトロスペクト(Retrospec’d)は1940年代と50年代の服を専門に扱っており、柄物のワンピースやスカート、シャツなど素晴らしいコレクションを取り揃えています。年代物のブランドTシャツ、革ジャケット、ステートメント・アクセサリーや小物類はクリーム・オン・キング(Cream on King)で探しましょう。ベター・リード・ザン・デッド(Better Read Than Dead)で壁一面の本棚からお気に入りの一冊を探すのもいいでしょう。ちょっと歩けば、多様なスタイルの男性用や女性用ブティックがあります。毎週土曜日午前10時から午後4時まで開催されているニュータウン・マーケット(Newtown Market)で、音楽レコードやCD、本などを収集してみるのもおすすめです。

ニュー・サウス・ウェールズ州、シドニー、エンモア、エンモア・シアター © Destination NSW
ライブ音楽シーンを楽しむ
エンモア・シアター(Enmore Theatre)はシドニーで最も歴史ある、経営しているライブ音楽会場のひとつです。1908年に建てられて、1世紀以上にわたり発展し、アールヌーボーとアール・デコの要素を融合してきました。地元の人々に「ジ・エンモア」として知られ、ライブ音楽、舞台、コメディと多彩なラインナップをそろえています。さらに、ザ・ローリング・ストーンズ、オアシス、コールドプレイなど世界最大のバンドのライブも主催しています。ザ・ヴァンガード(The Vanguard)は新進気鋭のアーティストによるレギュラー・ライブを開催しており、豊富なメニューから食事と飲み物を一緒に楽しめます。

ニュー・サウス・ウェールズ州、ニュータウン、ヤング・ヘンリーズ © Destination NSW
シドニーで最高のバーで飲む
ニュータウンのお酒を楽しめる場所は尽きることがありません。先ずは風味豊かな醸造酒で知られる地酒醸造所、ヤング・ヘンリーズ(Young Henrys)を訪ねてみましょう。ザ・コートハウス・ホテル(The Courthouse Hotel)は地元の人々に「ザ・コーティ」と呼ばれるカジュアルなビアガーデンで、ハンバーガーやパルメザンチーズ・チキンなど、クラシック・パブのお気に入りメニューが楽しめます。キング・ストリートにある肉屋の外観の裏に隠れてた、ルイジアナ・スタイルのアールズ・ジューク・ポイント(Earl’s Juke Joint)もチェック。90年代ヒップホップのサウンドトラックを聴きながら、ネイクト・エイプ(ラム、レモンジュース、シナモン・シロップ、バナナ・リキュール、アンゴスチュラ・ビターズ)などのオーダーメイド・カクテルをゆっくり味わいましょう。爽やかな夏の夜には、コリドー(Corridor)のゆったりくつろげる屋上で、グリルド・ハローミ・チーズや中華まんなどの美味しい軽食と共に、お酒を飲んで過ごすのが最高ですね。